悪路のパリダカタンカーズ   2005/08/06 八ヶ岳の林道

今日は、某SNSを通じて知り合ったXLX250のmiyakenさんと、長野は八ヶ岳方面の林道群へと行ってきた。

今までネット上で何度もやりとりしてはいたが、実際にお会いするのは初めてだったので、緊張しつつ(嘘、全然してないじゃん俺)、6:30AMに待ち合わせ場所の中央道談合坂SAへ向かうと、すでに駐輪場にはmiyakenさんが。このXLXも、自分のBAJA同様パリダカタンクを搭載したカスタムが施してあり、見るとやっぱり一発でわかる。こうしてパリダカ同士で並ぶのって初めてなのだが、なんだか眺めてるだけで楽しくなってきちゃうなぁ〜。名付けて、我らパリダカタンカーズ!(す、すいません・・・。)

諏訪ICまで向かいそこからメルヘン街道を経てまず最初の目的地、林道白石線へ。この林道の先には牧場があるとのことなのだが、分かりづらい入り口から入る林道は、砂利の浮いた林の中の道を抜けるところどころ荒れたところもあるものの、高原らしい雰囲気はバツグン。



それでもホントにこの先に牧場なんてあるのかよ、と半信半疑のまま進んでいったら、ありましたよ牧場が。牧場の中ほどまで進んでいくと、鉄格子のすぐ近くに牛君たちの姿があった。とりあえずここは牧場のゲートで行き止まりなので、今来た道を戻ることに。

続いて白石線のすぐ向こうに入り口のある、林道八ヶ岳線へ。さっきの白石林道もそこそこ荒れてるなあ、と思ってたが甘かった。八ヶ岳線に入ってすぐ、デカい瓦礫がゴロゴロした、まさに悪路と呼ぶにふさわしいガレガレの路面が出迎えてくれた。



確かにツーリングマップルには「石がゴロゴロしている」と書かれてはいるが、これはちょっと想像付かないよ(笑)。しかも約6km続くほぼ全ての路面においてこの状態が続いていた。所々で綺麗な川ダムに寄り道し、一旦八ヶ岳線を抜けた頃にはすでにお昼になっていた。

林道を抜け、八千穂駅前のレストランで昼食をとりつつ、この後のルートについて検討。ここまでのルートで思いのほか時間をくったので、当初予定していたルートを飛ばし、先ほど通った八ヶ岳線の北側部分に点在する八ヶ岳林道へ向かうことに。この林道は大基幹林道となっているらしく、このエリア一帯に八ヶ岳林道と名の付く道が広がっているようだ。R141を経て目的の八ヶ岳林道へ向かうも、ダートに入り程なくした地点で林業専用林道のため通年通行止めとなっていて、ゲートでガッチリ閉じられていた。分岐する舗装路も、土砂崩落のため通行止となっていたが別にそんなところはなかったので無事通過(笑)。この一帯はいかにも高原といった白樺などが生い茂る風景が続き、非常に気分がよいところだった。

八ヶ岳林道を通過後、このまま南下すれば韮崎ICへと向かうのだが、最後にもう一本林道を走ろうということで、県境を越えて山梨に入ったところにある樫山小森川林道へと向かった。この林道へと向かう最中に少々雨に降られ、林道の状況が心配ではあったが、いざ林道に入ると先ほどの雨のせいなのかはたまた常にこういう状態なのか、路面は川になってるわ、深い水溜りがいくつもできてるわ、しかもここでもデカい瓦礫だらけな上に雨水の流れた後が深いわだちとなっていて、最後まで悪路の連続となったのであった。



しかし、雨上がりの直後なだけに、山中にはうっすらとモヤが立ち込めて、非常に幻想的な雰囲気を醸し出していた。雨の林道ってなかなか通る機会も無いけれど、これはこれでなかなかいいモンですなー。



途中、川の綺麗な場所にバイクを停めてしばし休憩。Miyakenさんがコーヒーを淹れてくれたのだが、これがバツグンに美味かった。Miyakenさんは安い豆だと言っていたが、大事なのはこのシチュエーションなんだねー。あー、本気でキャンプがしたくなってきた!



まぁそれにしても今日の林道もホンット分かりづらかったなぁ。何度バイクを停めて地図を開いたことか。そのせいなのか、はたまたあまりの荒れ具合に敬遠されているのか、今日は1台も他のオフ車と出会うことなく終わったのでした。

中央道方面の林道ってどうも遠いというイメージがあって、行きたいはと思いつつ今まで行くことが無かったのだが、今回miyakenさんと走りに行くことができて、新たに開拓ができてとても楽しめた一日だった。miyakenさん、お疲れ様でした!