霧の大名栗線   2005/08/15 林道大名栗線

今日の天気予報は午後から雨、ということだったので午前中で近場でサクッと行ってこれそうな林道ということで林道大名栗線をチョイス。朝5:00に自宅を出発し川越日高線をまっすぐ飯能へと向かった。
R299から大名栗線方面へと向かう途中、平坂飛村線なる林道を見つけた。特に急ぐわけでもないのでちょっと寄り道してみようと進んでみると、入り口からかなり綺麗に整備された舗装路で、思ったとおり全線完全舗装路のようだった(まぁダート林道であればマップルに記載があるだろうが)。それでも道脇にはいくつかのダートの支線があり、中には藪に覆いつくされた廃線のようなところもあったのだが、比較的すんなり入っていけそうなのを選んで走ってみた。まず1本選んで入ってみると、かなり急な坂を登る、雨水でえぐられた深いクレバスのある荒れた路面で、1km程進んだところで行き止まりとなった。



バイクを降りてその先にある沢におりてみると、つい最近だれかが歩いたような形跡があるが、この先になにかあるのだろうか?登山道というわけでもなさそうだったが・・・。この支線を出て、もう少し先にある別の支線に入ってみるも、ここもまた先ほどと同じく急な坂のクレバスの深い荒れ荒れの道だった。



やはり1km程で行き止まりとなったので引き返し、これ以上この林道を進むのをやめて引き返し目的の大名栗線へと向かった。

目印の大松閣を抜けて大名栗線へと入る。初の走行となる大名栗線、何かで読んだのだが、この林道は林道なんたらコンクールで賞を受賞したとかで、さぞかし整備が行き届いて走りやすい道なんだろうなぁ、と勝手な想像をしていたのだが、林道に入ってすぐ、クレバスのえぐれた荒れ気味の路面が出迎えてくれた。



そんな状態がしばらく続き、本当にここが大名栗線なのかと疑問を抱きつつ走っていたのだが、どうやら林道木材使用コンクールの優秀賞とやらで、路面の状態には直接関係ないらしい。フラットなところもあるのだが、荒れた部分の合間にフラットな部分がある、といった感じで、さらに全線を通してアップダウンの多い林道なのだ。



しばらく走っていくと、盛り土がしてあり、4輪車は通れないようになっている場所がある。ここを越えた先も法面が崩れているところなどが多数あり、当初想像していた林道の状況とは全然ちがう行程だった。

それにしても、今日は何故かいつもの林道走行で感じる高揚感というものが沸いてこない、確かにクレバス状の路面が走りづらい、というのもあるのかもしれないが、一番の理由は、こいつだ。



木漏れ日も鳥のさえずりも無い薄暗い中を走るのは俺の好きな林道走行とは違う、やはり林道は晴れた日に限るなぁと実感した。近いうちに要リベンジ。



起点から1時間程かけて大名栗線の終点に抜けたのだが、ちょうど終点に付く頃には先ほどの天気が嘘のように空が晴れ渡ってきた。こんなことなら変に気合を入れずにあと1時間も遅く出発すりゃよかったよ。帰り道も名栗の川沿いを通ってきたのだが、水面に朝日が反射して非常に美しい。



やっぱこうでなくっちゃなぁ、と思いなが家路に着いたのでした。