オオナグリベンジ!   2005/09/19 林道大名栗線〜林道西名栗線

この日は、予定していた他の予定が延期になったため、その予定に参加予定だったみわみわさんと急遽林道大名栗線へ行くことにした。

俺としては先月訪れたときに霧のためまるで景色が見えずに終わったこと、みわみわさん的には以前来た時に土砂崩れのため途中で引き返したことに対する、2人ともリベンジの意味合いを含んだ今回のツーリング、天気のほうはといえば文句なしの快晴で、稜線を走る大名栗線からの展望が楽しみだ。

大松閣の脇を抜けて大名栗線の起点へと向かう。林道入り口からしばらくは荒れた状態が続くのだが、なんだか先月来たときよりも荒れ具合に拍車がかかっているような・・・縦横無尽に走る溝をよけて走るため、ライン取りもへったくれもあったもんじゃない。
そんな路面を走り徐々に高度を上げていくと、木々の間から視界の開けた場所へと出た。奥武蔵の山々や飯能の町、林道終点近くの名栗湖まで、あぁ、大名栗線は晴れていればこんなにも素晴らしい景色が見られるのだなぁと実感。途中、瓜の一種と思わしき実を見つけ、もぎ取って割ってみたが、青臭いニオイでとても食べられそうにはなかった。って食う気マンマンかよ俺!



しばらく走り続けると、対面に見える山の稜線近くにガードレールが見えた。あそこもこの先に続く大名栗線かと思ったのだが、その正体は後ほど判明するのであった。



前回来た時に盛り土がしてあったポイントまで来ると、以前の盛り土は綺麗に取り除かれ、問題なく通れるようになっていて、その先にあった土砂崩れもその痕跡すら分からないほど綺麗に整備されていた。ここまで整地されてもなお通行止めの標識が立っているのは何か他に理由があるのだろうか?

残暑も終わりを告げそうな空の下を走り、林道も中ほどまで来ると、起点近くの荒れた感じも薄れ、フラットで走りやすい路面に変わってくる。そんな路面を走っていると、突然左手の斜面を駆け下りてくる物体が。鹿だ!サイズからするとまだ幼い個体のようだが、あっ!と思うのもつかの間、そのまま目の前をかすめ右手の斜面を軽やかなステップで駆け下りて行った。バイクを停めて今降りて行った斜面を覗き込むと、微かに木々を掻き分ける音が聞こえるも、鹿の姿を見つけることはもうできなかった。このエリアには、他にカモシカなども生息しているそうだが、こんな近場でもまだ野生動物が生息する自然が残されていることを実感し少し感動した。一瞬のことだったが、お尻に生えたふわふわの白い毛がとても可愛いかったぞ!

やがて大名栗線の終点へと辿りつき、接続する全線舗装の広河原逆川林道を通っていると、途中でマップルには載っていない林道が口を開けていた。ここは確か前回通ったときには鎖で封鎖されていたはずだが・・・標識を見ると、「林道西名栗線」とある。そういえば、大名栗線のすぐ近くに建設中の林道があると聞いたことがあったような。とりあえず行ける所まで行ってみようということで西名栗線に進入。



林道に入ると、驚くほど綺麗に整備されたフラットダートで、穏やかなワインディングに広い道幅と相まって非常に気持ちよく走ることができる。先ほど大名栗線から見えた道は、実はこの西名栗線だったのだ。



入り口から5km程進んだコーナーで、パワーショベルによって道を封鎖されているところに来た。この先がどうなっているのかとバイクを降りてコーナーの出口を覗くと、作業中につき完全に通行不能な状態になっていたため、ここで引き返した。それにしても、まだ新しい為だろうがこの林道は本当に走りやすく、今から全線開通が非常に楽しみだ

西名栗線を出た後は、昼食を食べに大盛りで有名な入間の「古都」へと向かった。かねてから御高名は伺っておりましたが、いざ注文した親子丼が届くとちょっと笑ってしまった。



しかし、みわみわさんのカツ定食が来たときには笑うことすらできませんでしたよ俺・・・。



とりあえず俺は完食したが、みわみわさんも肉こそ残ったものの、この山盛りの白米は完食。すごいよ!
目の前の料理との格闘をひとしきり済ませ、今日はここで解散。ちょっとした路面のギャップでも食ったものを戻しそうな勢いだったので、なるべくゆっくりと帰路に着いたのでした。