奥多摩 極寒の林道へ   2005/11/19 奥多摩の林道

この日は、秋の林道を堪能すべく奥多摩〜塩山方面へツーリングに出かけた。

本日同行するみわみわさん&つばりんさんとは、朝9時に古里のセブンイレブンで待ち合わせ。自宅から古里までがちょうど1時間なのだが、少し余裕を持って家を出るも、途中で財布を忘れた事に気付き、サザエさんの主題歌を口ずさみながらUターンしたら余裕の分の時間がすべてチャラに!結局9時を2〜3分まわった頃に現地に到着すると、既に駐車場にはつばりんさんが到着していた。おっと、miyakenさんも無事定刻に到着してるし。

え!?miyakenさん!?

え?え?え?XLXは?と思ったが、なんとCB1300で登場!miyakenさん曰く「お見送りにきました」との事。わ〜もう、こんな朝のモーニングからビックリなサプライズだよ〜!!この後温泉にでも行こうかな、と言っていましたが、堪能されましたでしょうか?いやーでも、久々にお会いできて嬉しかったっすよ!春になったらまた林道行きましょう!
3人で談笑していると程なくしてみわみわさんも到着。4人でしばしお話しして、ここでmiyakenさんとお別れし、いよいよ林道へと出発することに。

今日は、普段からなんとSPADAでダートを走り回っているつばりんさんとのツーリングなので、あらかじめこの近辺でも比較的走りやすそうな林道を選んでみた。
まずは古里から少々東に向かい、県道204号沿いにある林道蝉沢線へ。ややウェッティな路面を進むと、1kmと経たないうちに終点へと到着。



先に付いて待っていると、後から来た2人とも「これで終わり?」という顔。ふふふ、その顔が見たくてここに連れて来たのだよ。

続いては204号をさらに進み、真名井線へ。以前一人で来たときにそこそこ走りやすかったと思っていたのでここを選び、自分が先頭になり進んでいくと、あれ?思ったより結構路面が荒れてるなぁ・・・。「比較的走りやすそうな林道を選んでみた」つもりだったのだが、う〜ん、一人で走っていると如何に何も考えずに走っているかがわかるな〜。ごめんよ、つばりんさん・・・。
ともかく、つばりんさんは大丈夫だろうかと思い、後から上ってきたつばりんさんに聞くと「大丈夫っす!」と笑顔で答えてきた。うーん、素晴らしいぞそのガッツ!
しかしそんなガッツに水を差すようにこんなものが・・・。



とにかく行ける所まで行ってみようと先へ進むが、上から土砂を積んだダンプが下ってくるのを見て、あー、こりゃだめかな?と思ったが、案の定その先で土砂を取り除く作業の真っ最中だったのでここで引き返すことにした。

次に向かったのは鳩ノ巣にある西川線。初めのうちは路面から顔をだしだ石でガレた部分やウェッティな部分があるも、途中で舗装部分を挟んだあと比較的フラットな路面を抜けて、終点の登山道へと繋がる広場へ到着。



バイクを停めてつばりんさんのSPADA君を見ると、リアまわりが泥だらけですごい事に(笑)。
ここでみわみわさんから「お茶にします?」とのお言葉が。おっ!と思い、みわみわさんの支度の様子をみていると、出てきたものはなんとコレ!



がはははは!みわみわさん、スゲエ!
しかもコーヒー、紅茶、お茶にお菓子にハチミツまで何でも揃う!四次元ポケットか!すげえ!出発前にmiyakenさんが気にしていた荷物の中身は、実はコレがはいっていたのでした(笑)。
静寂に包まれた林道でいただくコーヒーはやはり格別。あー、俺も早くコンロ買いに行かなきゃ!

西川線を戻り、鳩ノ巣駅の隣にある「そば処 鳩美」で昼食をとる。が、「そば処」だってのに頼んだものは3人ともかつ丼という暴挙!だってツーマプに「そば、かつ丼が美味い」ってかいてあったんだもん・・・(笑)。

腹ごしらえをし、体も温まってきた後は、日原街道へと入り、途中で吊り橋などで遊んだ後、その先にある小川谷線へ。



ここは去年の紅葉が印象的で、ぜひとも2人にも見せたかったのだが・・・どうも今日は最初から感じていたのだが、やはり今年は紅葉の色づきが遅いようだ。ところどころ赤くなった部分もあるものの、見ごろにはもう少々時間がかかりそうだ。
しばらく進むと、なんとここも工事によって途中までしか進めなかったので引き返すことに。今日はなんだか工事が多いなぁ・・・。
戻る時に動画を撮ったんだけど・・・やっぱり車載はぶれるなぁ〜。ステーをもうチョイ改良して、それでもダメならメット固定を考えてみようかな。

その後、奥多摩湖でしばし休憩した後、山梨に入り大菩薩ライン沿いにある大ダル線へと向かうことにした。山梨に入って最初の頃は紅葉の色づきもいい感じで増してきていたのだが、先へ先へと進むうちに次第に紅葉が見られなくなり、葉の全て落ちきった木々が姿を現し始めた。それに、気温もだいぶ下がってきたようだ。むむ、何かがおかしい・・・。



この大ダル線、だいぶ昔に一度だけ人に連れられてきたことがあっただけで、どんな路面だったかほとんど憶えていなかったのだが、いざ進入してみると、起点近くは締まった路面に埋まった石がゴツゴツ顔をのぞかせた路面が続く。



さっきからやけに寒いと感じていたのだが、路肩を見ると・・・霜が降りている。水溜りなんて氷が張って、午後だというのに全く溶けていない。ってことは、ここはずっとこんな気温なのか?



あまりに寒いので、途中で再びコーヒーブレイク。バイクを停めた先へと分け入ってみると、地面からはこんな野太い霜柱が・・・。
いったい標高はどんくらいなんだよと地図を開いて確認すると、いつのまにか1500m弱まで上ってきてたのね・・・納得。



おいしくコーヒーをいただいて、そろそろ時間も押し迫ってきていたので、今日はこれで引き上げることに。

更に標高を上げ柳沢峠を経て勝沼方面へと向かう。途中、柳沢峠を少し越えたところで、富士山を望む絶景に出会った。



す、素晴らしい・・・一瞬マジで寒さが吹っ飛んだ。そして、夕日を受けて黄金色に輝く紅葉を眺めながらワインディングを下っていった。すごく綺麗だったなぁ〜。

中央道の勝沼ICに着き、ここでつばりんさんとお別れすることに。名残を惜しみながらそれぞれ別方面へと走っていった。その後、談合坂で晩飯を食べた後、ここでみわみわさんと解散。二人とも、今日は寒い中お疲れ様でした!

家に着くと、ここ数日で急に冷え込んできたと思っていた夜の外気が、少しだけ暖かく感じたような気がした。