越生林道探索   2006/03/05 越生町の林道

気が付けばもう3月、厳しい冬の寒さもようやく和らぐ気配を見せ始めている。今日は久々にBAJAに跨り林道へ行くことにした。今年初の林道だ!
向かった先は越生町。去年12月の毛呂山に続く、埼玉の未踏林道探索第2弾である!

事前に地図などで調べずに、とにかく行けば何とかなるだろ、くらいの軽い気持ちで主要地方道30号を越生方面に向かい、適当な道を山の見える方向にふらふらと左折して進んでみるが、初めは神社や公園に突き当たり、さっぱり林道に出会わなかった。 しかしそんなことを何度かくりかえすうちに遂に発見!







・・・・・・ウルトラマンAを。

な、なんだこれは・・・うーむ、ちょっと不安になってきたぞ・・・。でもまぁ、まだ探索を始めたばかりだし、道もなんとなく林道っぽくなってきたのでこのままもう少し行ってみるか、と先へと進むと。



おおっ、遂に林道発見!楠線です!しかもダート、来た来たッ!入口で停まっていると、突然林道からスーパーシェルパとSL、2台のオフ車が下ってきた。お互いにバイクを停め軽く会釈をし、

「この道ってどのくらい続いているんですか?」

と聞くと、

「この上まであがってぐるっと回って下りていけるよ。ソレだとちょっとあぶないかも。」

ソレってBAJAをさしてるのかと思ったのだが、今日は俺の装備がオフブーツとかじゃなくて、普通のエンジニアブーツで来ちゃったので、そっちのことだったのかも。そんじゃ少し気をつけながら登っていくか。



ゆっくりアクセルを開けて緩やかな勾配のダートを上っていく。砂利が浮き、クレバスのえぐれた路面は、どことなく大名栗線の起点付近を思わせる。BAJAじゃ危ないなんていうからどんな道が待っているのかと思えば、700m程でダートが途切れ綺麗な舗装路に変わり、更にそこから500m程でこの楠線は終わってしまった。だが、終点から右へと折れる道に目をやるとダートが口を開けている。特に林道を示す標識はないようだが・・・行かなきゃ(笑)。



始めはわりとフラットな路面だったが、次第に石がゴツゴツした急勾配の路面に変わる。1Kmほど進むと狭い切り通しを抜けて突然舗装路に出た。





ここからの眺望が何気にいい眺めだが、この時点で既に自分がどこにいるのかまるでわかってません(笑)。

今上って来たダートを出てすぐのところに山入支線の終点の標識が出ていたが、今来た方向とは逆に、ここから続く舗装路の方を向いている。さっきまでのダートは林道ではないのかな?
そのまま少し下ると、今度は妙ヶ沢線の標識を発見。



しかしここは3本の道が交差し、どれがその林道なのかイマイチよくわからない。とりあえず一番林道っぽい道を選んで下っていくと、おおっ!さっきの山入支線の起点を発見!やっぱりさっきのダートは山入支線じゃなかったのか。そういえば、支線ってことは・・・接続する道をそのまま下ってみると・・・。



あった!山入線みっけ!しかしボロい標識だ・・・。

ここで今来た道を引き返し、のどかな越生の景色に目をやり、あじさい街道を上っていく。



途中、ダートの農道を抜けさらに山の方向へ進んでいくと、突然梅本線を示す標識が現れた。



綺麗な渓流に沿う舗装路が600m程続いた後ダートになり、さらに600mほどで再び綺麗に整備された舗装路へ出たが、すぐ脇にダートの梅本支線を発見!早速進入してみたが、500m程で行き止まりに。

本線に戻り先へ進むと、野末張(のすばり)見晴台というところを見つけ、登ってみるとなんともいい景色!



物音一つしない景色の中、ここでコンビニで買ってきたパンでお昼にした。うーん、落ち着くなぁ〜。

快適なワインディングを更に進み、起点から4.7Km程で終点に着いたが、接続する道をみると・・・。



おっと!ここ奥武蔵グリーンラインじゃん!ここはまた今度ゆっくり来ることにして、梅本線を引き返し、更に周辺をうろうろしていると、砂防ダムへと至る脇道を見つけたが・・・。



・・・なぜこんなところに小便小僧が・・・。

更に先へと進み、先ほどの妙ヶ沢線の起点を見つけたりしながら奥へ奥へと進むと、表面がかすれて路線名の判別できない標識へと辿り着いた。



そのまま先へと進むとダートになったのはいいが、すぐに物凄い急勾配に深いクレバスの路面がそびえ立ち(!)、あえなく引き返すことに。

このあたりの道は、こまごました支線や民家へと続く行き止まりなどが複雑にからみあい、非常に道が入り組んでいた。そんな道を何度も行ったり来たりしているうちに、いつの間にかときがわ町に出ていたので、今日の探索は終了!よし、次はときがわ町林道探索だ(笑)!