マニアック林道標識   2006/10/15 皆野町の林道

今日は早朝の僅かな時間だけ空きがあるので、さて、この限られた時間でどこへ行こう・・・って、実は行き先はもう決めてあるのだ。

7:00AM少し前に出発し、R299を秩父へ向けて一気に走りぬける。 この時期ともなるとさすがに谷合の朝の体感温度は真冬並みに寒く、冬装備にもかかわらず歯をガチガチと鳴らしてしまう。
奥武蔵の山々を抜け秩父でR140に入り、目的の林道のある皆野町へと至る。 とある交差点を右折すると、突如その林道が現れる。その林道とは・・・。

林道蓑山線

以前ここを通りかかったときに、どうみても全線舗装のニオイがプンプンしていたので、路線そのものにはたいして期待はしていないのだが、じゃあなぜわざわざ舗装林道のためにこんなところまで来たかというと。

見てください、このロケーション!
通常林道標識といえば山の中ないしは入口に存在するのが常ですが、ここ、普通に民家の前ですよ!
もっとも林道とは、山の中の道に限らず林業等に関わる路線であれば林道足り得るので、こういったシチュエーションも確かに存在しうるのですが、それにしてもここまで違和感のある設置場所もそうは無いのではないかと。
この起点を見ただけでかなりおなかいっぱい気味ですが、さすがにそのまま帰るわけにもいかないので蓑山線の本線を走ってみるが、これがまぁ想像通りの取り立てて特徴の無い舗装林道

途中見晴らしのよい場所もあったりするが、6km程進んだ地点で美の山公園という場所に至り終点となった。
地図を見れば、この道をそのまま行くと再びR140に出られそうだったので、そこから下り坂となる道を進んでいくと程なくして、あ、林道標識が・・・。

林道新美の山線

おおっ、しかも未舗装路だよ!やった!



早速進入すると、起点付近こそフラットな路面だったものの、その先はひたすら下り坂が続き、そのせいで終始雨水の流水痕が深くえぐれた路面が続いていた。こんな路面がいつまで続くのかと思ったが、起点から1.1km先であっさり終点となった。
やはりこの辺は、ちょっと山の中に入ればまだまだ未舗装路が潜んでいそうだな。

そういえばこの林道の名前は「新美の山線」、ということは、この近くには「美の山線」ないし「旧美の山線」なる路線が存在しているのだろうか?と思ったが、要するに「蓑山(みのやま)線」に対する「新美の山(しんみのやま)線」なのかな。

新美の山線を通ったために予定のルートを外れてしまい、この先はどこへ出るのかと思いながら坂を下るとやがて県道82号へ出た。
稲刈りを終えたのどかな風景のなか、長瀞経由で川越までR254を一気に走り、予定の10時少し前に帰宅したのでした。



それにしてもやはり早起きすると1日が長いな。
林道を走ってきたのが既に今日のことではないような、そんな気さえしながらこの日記を書き上げたのでした。