紅葉プチツーリング   2006/11/03 中津川林道〜林道相木川上線

紅葉が見たい・・・。

というわけで、昨日は中津川林道へツーリングへ行くことにした。8月に引き続き今年2度目の中津川。前回は雨の中のツーリングで、それはそれで楽しかったのだが、紅葉狩りがてら冬季閉鎖の前にもう一度行っておきたかったのだ。

前日に急遽みやさんが参加することになり、中津川で紅葉を見て引き返そうか、くらいのプチツーリング気分で出かけることになった。
当日の早朝、R299沿いのコンビニで合流し、一気に中津峡へと向かう。どこまでも澄んだ青空が広がり、これはかなり期待が持てそうだ。

しばらく走り続け中津峡に到着、向かう先には既に紅葉の始まった山々が広がっている。
ダートに差し掛かるとすぐに鮮やかに色付いた木々に包まれ、フラットで非常に走りやすい路面を快調に進んでいく。

なんと素晴らしい・・・非常にいいタイミングで来ることが出来た喜びを噛み締めながらのんびりと高度を上げていく。

途中、分岐する大山沢線の前で停車。ここはバイクでは入ることが出来ないので、歩いて少しだけ入って先を覗いてみた。





トンネルを抜けると、柔らかな日差しに包まれた、深い落ち葉に覆われた路面が待っていた。本線の中津川と違い、あまりにも静寂な雰囲気・・・あぁ、一度走ってみたいなぁ・・・。



道はやがて中津川沿いを逸れ、一気に高度を上げていく。澄み渡った空の下、眼下に広がる色付いた山々を眺めながら走り続ける。
更に道を上っていくと、葉が落ちきって落ち葉のじゅうたんのようなところも。

この時期にしては暖かさを感じる空気のなか、紅葉に染まる景色を堪能しつつ三国峠に到着。
切り通しを抜けて長野側の舗装路へ出ると、景色はがらっと植生が変わり、橙色に染まるカラマツが一面に広がっている。



この時点で結構お腹が空いていたのだが、交通量の多い中津川林道では落ち着いて食事のとれそうなところが無い・・・ので、少し先にある相木川上線まで足を伸ばし、そこでお昼にすることにした。
しばらく舗装路を下り相木川上線に着くと、路面は針葉樹の落ち葉で埋め尽くされている。これは素晴らしい!期待に胸を膨らませて先へと進むと、そこには中津川での景色とは全く異なる、一面のカラマツに囲まれた橙色一色の景色が広がっていた。

バイクを停めて写真を撮っていると、物音一つしない空気の中を、針葉樹の落ち葉が雪のように風に舞って降り注ぐ。なんて幻想的な・・・。



終点間際まで走り、谷間の集落を見下ろす広場で食事にし、今日はここで引き返すことにした。帰りのルートは、今日走ってきた道をそのまま戻ることに。



起点へと向かい来た道を戻ると、行きにはわからなかった景色に気付く。
おお・・・。

素晴らしい・・・やはりここまで足を伸ばしてよかった!
一人で来てたら中津川で引き返してたかも知れなかったからなぁ、ここまで行こうって言ってくれたみやさんに感謝!

相木川上線を走り終えると、いつの間にか結構な時間になっていたので帰りは一気に走りきる・・・つもりが、途中見かけた横道にちょっと寄り道。

この白い筒のようなものは、木の苗を養生するためのものだろうか。すぐに行き止まりになったが、なかなか不思議な景色。

空には徐々に雲が覆い、肌寒さを感じさせる中津川林道を下り今度こそ一気に帰ることに。



今月末にはこの中津川林道も冬季閉鎖となり、長い冬が始まる。 その冬を乗り越え、次の新緑の季節にはまたここを訪れよう。
帰りのR299ではすっかり陽も暮れ、真っ暗な谷間の中を走り抜けて家路へと着いた。

それにしても、出かける前はプチツーリングのつもりが、結局ほぼ丸一日走りっぱなしとなっていたのはなぜだろう? 楽しかったからノー問題だけどね(笑)。みやさん、お疲れ様でした!