飯能林道探索   2006/11/12 飯能市の林道

前日、一日がかりで駆けずり回った予定があったために、今日はツーリングに行く予定を立てていたものの、朝ちゃんと起きれるか正直自信がなかったのだが、目を覚ませば鮮やかに澄み渡った青空が! これを見ちゃ起きないわけにはいかないでしょ!
というわけでで早速支度をして出発!

本日向かった先は、飯能方面の林道郡。
先月の古都ツーリングのときに、みやさんが写真に撮ってきた林道人見入線の標識のすばらしさにノックアウトされ、是非行かねばと思っていたので、せっかくだから今日はその周辺も幾つか合わせて回ろう。

まず向かったのは大名栗線
飯能と言えばやっぱここでしょ、ウォーミングアップがてら起点から上っていく。この天気ならかなりの展望が期待できそう。
先月の大名栗ツーリングで、土砂崩れのために足止めを食らった地点も、何事もなかったかのように修復され、これでもかという青空に迎えられてぐんぐん高度を上げていく。

最高だよ大名栗!
どこまでも続く青空を眺めながらのんびりと進んでいく。この辺りも紅葉が始まっているが、見ごろは来週辺りかな?

大名栗線を走りきり、広河原逆川線を下って県道53号線へ戻りいよいよお目当ての林道郡へと向かう。



まずは炭谷入線

杉林に囲まれた道で、現在開設中の西名栗線に繋がっているのだが、途中工事中の表示でチェーンゲートにより通行止め。

続いて本日のメインエベント、人見入線

・・・最高です。
真新しい逆三角の木製標識の向こうで、奥ゆかしくひっそりと佇む古い標識。この年代の標識、一見すると埼玉県でよく見る逆三角型のグリーンの林道標識と同じデザインだが、表側からボルトで固定し、さらには支柱も円柱ではなく角柱を使用するという現在では見られない特徴を備えており、非常にレアな逸品となっております。 今日は風が強かったのだが、ボルトが緩んでいるのか、風が吹くたびに鉄板がゆらゆらと揺れる様がなんともかわいらしく眺めていても飽きることがない。

新しい標識を立てても、この古い標識を撤去しなかった処置に拍手を送りたい気分だ。
このタイプ、現時点で知る限りでは、現存するものはグリーンライン近くの分水線とここのみなのだが、他にもまだどこかにこのタイプが現存しているのだろうか・・・。
と、標識ばかり眺めているのもアレなんで早速本線を進む。



途中、工事中の看板が出ているものの、ゲートもなく休工中っぽかったので先へ進むと、起点から3.2kmの地点で・・・

あれ、西名栗線に出た・・・もう繋がってたんだここ!
こりゃシメたもんだと、そのまま西名栗線を進もうとしたところ、ダンプカーがやってきてそのままバックで先へと進んでいったので、邪魔しちゃ悪いと思い引き返すことにした。 しかし、西名栗線の工事も徐々に進んでいるようで、完成が非常に楽しみだ!

さらに続いて蕨入線

ここも鬱蒼とした山の中を進むと、すぐに行き止まりとなる。

蕨入線を引き返し県道53号線へ戻ると、すぐに左折する道があったので入ってみると・・・。

道が二股に分かれているが、どちらも林道の標識が出ている。

まずは左手の白岩線へ。



全線舗装で、1.7km程進むとJFEミネラルなる鉱業所に至り行き止まりに。

続いて右手の山中線、こちらも全線舗装。

途中、道沿いにある大きな岩が印象的。
この山中線からは2本の林道が分岐している。
1つは横倉線、全線舗装林道。

あまり交通量がないらしく(そりゃそうだ・・・)、落石や落ち葉に覆われた路面が続く。
起点から1.4kmで行き止まり。

そしてもう1つの焼岩入線、こちらも全線舗装。

舗装路ではあるが、崩れ落ちた土砂や路面に迫り出す植物のせいで廃道っぽい雰囲気。
起点から0.9kmで行き止まり。

このあたりまで来たところで今日は戻ろうかと思ったが、最後に行きに見かけて気になっていた林道を走ることに。

原市場名栗線



起点の雰囲気から絶対全線舗装だとタカをくくり、それは間違ってはいなかったのだが、途中には大名栗にも匹敵しようかという展望が!これは嬉しい誤算!

6.2km程の舗装路を走りきると、そのすぐ脇から八王寺線なる林道が延びている・・・原市場名栗線で終わりにしようと思ってたのに(笑)。



ホントにコレで最後!と思って舗装路を登っていくと、1.6km程で未舗装路に変わり、おおっと思ったのだが、何のことはない、終点にある竹寺なるお寺の駐車場に至るほんの数十メートルだけだった・・・。

今日は本当にコレでお終いにします。 帰り道でも幾つか林道があったのだが、キリがないのでまた今度!
それにしても、こうやって知らない道をウロウロしながら林道を探すってのも久しぶりだったけど、やっぱ楽しいなぁ〜。