2006年林道走り納め   2006/12/30 林道大名栗線・他

いよいよ今年も明日を残すのみとなった30日、走り納めをすべく、今年最後の林道へと向かうことにした。

まずは大名栗線へ。もしやとは思ったが、起点側のダート手前の部分では既に凍結が始まっていた。これからこの氷もどんどん厚くなっていくんだろうなぁ。
雲ひとつ無い空の下、澄みきった空気を味わいながら高度を上げていく。

先日交換したばかりのT63も、普段タイヤの性能を引き出すほどの走りなんてしていないような俺にも心なしか走りやすいような感触を与えてくれる。



ところどころで凍結した路面やツララなどを脇目に先へと進む。薄氷の張った水溜りをバリバリと音を立てて乗り越えていくのが何だか妙に楽しい。

見晴らしの良いいつものお気に入りポイントまで上って、ちょっと早めのおやつタイム!
物音一つしない中、遠くの平野をながめていると、ときたま谷間から吹き上げる風に乗って、おびただしい数の落ち葉が空へと舞い上がる・・・あぁ、なんだかいつまででもここにいてもいいような気分だ。


大名栗線を抜け、今日は広河原逆川線を秩父方面へ登ることに。 以前地図で見つけて気になっていたある林道へ行くためだ。 広河原逆川線を秩父側へ抜けるのは初めてだが、全線舗装林道ながらなかなか味わいのある景色を見せてくれる。新緑の季節にはさぞ素晴らしい風景になるのだろうな、春になったらまた訪れてみよう。

広河原逆川線沿いのショートピストンの広河原線などに寄り道した後、いよいよ目的の天目山林道へ。
この林道、国有林の専用林道で、ゲートにて通年通行止めということは分かっているのだが、地図上で目測しただけでも10km以上はあろうかというゲートで閉鎖されたダート林道、という状態になぜか惹かれて、起点だけでも確認したくてここまで来たのだ。
県道沿いの入口に気付かずに一度通り過ぎてしまったのだが、戻ってきてよく見ればこんな幟が立っている。



恐らくここだろうと思い進んでいくと、1km程で路面がダートになり、ここに間違いないと確信しそのまま進むと、やがて沢を渡る橋の先でチェーンゲートに阻まれた。

天目山林道」という名を示す標識のようなものは一切見当たらないが、おそらくこの地点が起点なのだろう。
バイクを降りてゲートを越えてみると、数十メートル先でカーブして先は見えなくなっている。



あぁ、この先はどんな道が待っているんだろう・・・ここから先をバイクで走ることが出来ないのがもどかしいが、こうやってまだ見ぬ道に思いを馳せているのも、それはそれで楽しいのかもしれないな。



・・・さ、さっさと引き上げようか・・・。



目的を果たせてすっかり満足し、帰りはR144からR299経由で帰ったのだが、そのR299沿いで最後に未踏の林道に寄り道。

林道久ノ本線

この久ノ本線、以前に一度標識を見かけて気にはなっていたのだが、その後通るたびに見落としてしまい今まで走りそびれていた。 今日はしっかり標識を発見できたので早速入ってみることに。
起点すぐの地点にある注意書きによると200mで行き止まりとのことだが、進んでみると200mで舗装は終わったものの、その後も、もう長いこと誰も通っていないのだろうと思わしき未舗装路が続いている。



1km程進んだ地点で終点らしき地点に着いたが、よく見るとその後もさらに険しい急勾配の廃道のような道が続いていたが、危険なニオイがしたので進むのはここまでにしておいた。

さぁ、今度こそ本当に帰ろう。今年最後に走った林道がこんな道なのも、まぁ自分らしいといえばいえるのかな。
来年も、まだ見ぬ林道やお気に入りの林道など、時間の許す限りぼちぼちと出掛けられればいいな。
来年もよろしくな、林道!