雪の林道が見たくて・・・
2008/02/17 林道日原線

今年は都心部でも思いのほか降雪が多いですね。
平地では積もった雪もすっかり溶けてなくなったけど、山に行けばまだふかふかの雪が残ってたりするのかなぁ・・・雪の上を走りたいなぁ・・・。
とはいえ、寒さは今がまさにピーク。あまり遠くまでは行きたくないし、更にはソロなのであまり勾配の多いような場所も避けたい。どこか良さげな所は・・・よし、奥多摩だ!

というわけでやって来たのは、日原街道の最奥にある林道日原線。もうちょっと近かったような気がしたんだけど、寒さに身を縮めながら走ってきたら、なんだかんだで2時間近く掛かってしまった。家を出るときは雲ひとつ無い快晴だったのに、山に入る辺りからだいぶ雲が増えてきて、空はすっかり灰色に・・・うー、寒ぃー。

起点にあった温度計。1度を指してます。こんな場所でも、マイナスまでは行ってないのか。さすが東京都。
辺りを見回せば、山肌は白い雪で覆われ、ここまでの道のりは、幸いどこも凍結路は無かったものの、林道に入ったとたん、舗装区間から路面に凍った雪が残っている。滑らないように気をつけながらゆっくりと進んでいくと、やがて橋を渡って未舗装区間に出た。

路肩には積もったままの雪が残り、路面も一見ただの土のように見えるが、よくみるとあちこちで土に身を隠した氷が埋まっている。そんな中をゆっくりと進みながら、ところどころで写真を撮っていると・・・。

おっと、車が来ちゃったよ!あわててバイクまで駆け寄って、路肩の空いたスペースに移動。まさかこんなところに普通に車が来るなんて思わなかったけど、実は何気に交通量が多いんだよね。何しに来てる人だろう・・・って、向こうにしてみればこっちが何物だよ、って感じだろうけど。

空は生憎雲に覆われてしまったけれど、それでも沢を覆う白い雪と、刺さるような澄んだ空気がとても気持ちいい。
ものすごく寒いはずなのに、雪景色に囲まれていると、体が「それであたりまえ」とでも思うのか、不思議と凍えるような感覚にはならない。



次第に路面を覆う氷も少しずつ増えてくるので、アクセルワークに気をつけながらゆっくりと進んで行くと、上り坂になっているところで、路面全体を氷で覆われてしまっている地点に出た。

少し先の様子を見てみようと、BAJAを置き去りにして歩いて先を進んでみるが、道幅いっぱいにガチガチの氷が広がり、普通に歩いているだけでつるつると足元を取られる始末。コーナーを越えた先を覗いてみても、この先はずっとこんな様子が続いているようだ。

このまま先へ進むのは危険だな・・・と判断し、バイクのところまで引き返そうとしていると、今度は道の奥から、さっき追い越して言った車と、別の車の2台が降りてきた。BAJAを路上に停めっぱなしなので、転ばないように小走りで戻り道を空けて車をやり過ごす。

何をしに来ているのかは分からないけど(って、登山か?)、このように車が頻繁に通行するおかげで、路上の雪は圧雪されて、つるつるのアイスバーンとなってしまっているようだ。 もっとこう、ふかふかの雪の林道を走りたかったんだけど、この様子ではこの先もずっとこんな感じだろう。

とりあえず雪景色は見ることが出来たし、ここは引き返すとするか。



白い山肌の見える日原街道を戻りながら、でも、日原線がダメでも、もしかしてあっちなら・・・と思い、戻り際に林道倉沢線に寄り道。

こっちなら車もそんなに通ってねぇんじゃねーの?と思って進んでみるが・・・。

こっちは起点のコーナーを向けてすぐにこんな感じ。未舗装区間まで到達すら出来ませんでした・・・。
くっそー、どこもこんなガチガチになってるとは・・・。飯能辺りのマイナー林道に行ったほうが、ひょっとしたら雪は残っていたのかも・・・。

以上、冬のヘタレ林道ツーリングでした(笑)!