横瀬〜飯能林道巡り
2008/10/18 横瀬町〜飯能市の林道

先日、飯能市HPの「熊出没注意」のページをぼんやりと眺めていると、9月に目撃情報が1件増えているのに気がついた。
どこで出たのかと場所を見てみると・・・。

林道大倉谷線

大倉谷線?聞いたことないぞ!?早速ググってみたが、飯能市の大倉谷線として引っ掛かるのは、この熊出没注意のページのみ。むむ、気になる。地図を見ると、なんと武蔵横手駅のすぐ近くらしいが・・・。そんな近場に知らない林道があるなんて聞いちゃ、行かないわけには行くまい!

というわけで早速やって来ました。武蔵横手駅脇の踏み切りを渡り、左手に伸びる道を進むと大倉谷線らしいが。

ちょっと進むと、しっかりと注意を促す張り紙が張られている。

っていうか、こんな人里近くまで熊が下りてきてるのか・・・大名栗辺りならまだ分かるけど、ちょっと怖いな。
なんて思いながら進んでいると、すぐに道が未舗装に変わった。

おお、いかにもな雰囲気になってきましたよ。ここまで標識などのものは見当たらなかったが、どうやらここで間違いないな。早速進んで行きますか。

この辺りの行き止まり林道にありがちな鬱蒼とした雰囲気の道を上っていく。いつものように所々で停まって写真を撮るのだが、ここで熊が目撃されているということを考えると気分も落ち着かなく、いつもよりも急ぎ足でBAJAに戻って走り出す。

ダート開始から約1km程進んだ地点で行き止まりに。ちょうど今現在、木材の伐採が行われている最中の林道のようで、途中まではハイキングコースにもなっているようだが、、恐らく熊はここで作業している人に目撃されたんだろう。とりあえず終点まで辿り着いて用は済んだし、さっさと引き返すぞ!さっきからホントに落ち着かないんだよね・・・だったらわざわざこんなとこ来るなよってハナシだけど。

まぁこうやって見ると、いくら人里に近いとはいえ、確かにいつ熊が出てもおかしくないような雰囲気ではあるが。

R299に戻り正丸トンネルを抜けて、今日は続いて横瀬方面の林道を目指す。久しぶりに焼山線や牛喰線辺りを回ってみるか、と思い県道53号に入ってすぐに・・・。

あ、こんなとこに林道が!ひっそりと林道南沢線という標識が立っているが、うわー、ここ今までまったく気付かなかったよ。民家に囲まれた急な下り坂を進んでいくと、いきなり巨木が出迎えてくれた。

この木1本だけ、周囲から浮いているんだけど、何か謂れのある木なのだろうか。
その周囲はといえば、植林された杉林に囲まれてはいるのだが、頭上から射す朝日がなかなかいい感じ。

しばらく進むと、道が未舗装に変わる地点に辿り着いたが、その先はかなり廃道っぽい雰囲気に。

うーん、まぁコレ位なら進めなくもなさそうだし、行けるトコまで行ってみるか。と思い300m程進んだ地点で行き止まりになったのだが。

うお!こんなところに終点標識が立ってるよ!すげえ!こんな山の奥にひっそりと立つ標識、う〜ん、イイ!ここまで来てよかった!

続いて最初の目的地だった林道焼山線へ。

この焼山線沿いの沢、「マサイ沢」っていうんだ・・・。

途中の採掘場を越えて、橋を渡った地点から次第に道がガレてくるあぁそうそう、こんな道だったっけなぁー、なんて思いながら進んでいくと、起点から1.6kmほどの地点で作業道の焼山線へと変わる。

この先を進むと、次に向かう牛喰線に繋がっているらしいが、今日は大した装備も無く、もしものことを考えて今日のところはパスして引き返す。

続いて林道牛喰線へ。

以前来たときには塗りつぶされていた標識が新しくなっているが、なんだか安っぽくなっちゃったなぁ。文字の塗料が溶けて垂れちゃってるよ・・・。

200m程の舗装路を経て路面は未舗装に。沢沿いに伸びる雰囲気のいい道を上っていく。

一瞬だけ視界が開ける地点もある。ここだけちょっと高原っぽい雰囲気。

で、この牛喰線、途中で道が沢を跨いで二股に分かれるのだが、その両方の道が終点でまた合流しているので、行き止まり林道ではあるが行きと帰りで違ったルートが楽しめるというちょっと得した気分。

こちらも起点から1.6km程で行き止まりに。以前来たときはかなり鬱蒼としていたのだが、今回は斜面の木が綺麗に伐採され、開放的な雰囲気に。っていうか今日も上のほうでチェーンソー回して作業してる方がいました。おじゃましました、すぐ帰ります・・・。

終点から先は作業道の牛喰線へと変わる。ここが先ほどの焼山線と繋がっているらしい。いずれ走ってみたいもんだ。

帰りはもう一方の道を通って引き返す。ほら、元の道に戻ってきたでしょ?(わかんねぇって。)

その後、今日は天気もいいし、大名栗でも走って行こうかと思い53号を下っていくと、いつもはチェーンで閉ざされている林道菖蒲ヶ入線が開いている!

ラッキー!こりゃ行くしか無いっしょ!



舗装された道を300mほど進むと行き止まりとなったのだが、その先の開けた地点では学生さん達が野外活動の真っ最中でした。だから開いてたのね、お邪魔しました・・・。

その後、コンビニで買ってきた昼飯を食べようと思い、林道大名栗線へと向かう。

また法面が崩れてたのか。でも綺麗に直してるな。これも地元の間伐材を使ってるのかな。

やっぱ晴れた日の大名栗は最高だな。これから寒くなると空気もどんどん澄んでくるし、また空が綺麗な季節がやってくるのが楽しみだ。

昼飯を済ませ、広河原逆川線を下って次なるエリアを目指す。散々走り回った飯能の中でも、まだ行ったことの無いエリア、そう!(何が?)県道221号沿いの林道である。
とはいえ、県道沿いには直接林道の入口は見当たらず、地図を見て怪しそうな行き止まりのある脇道へと入っていく。すると・・・。

うおっ!出た、旧タイプ標識!林道三つ久保線です。

林道、っていうか、畦道?
まぁ、入口にはチェーンが張られ、もう何年、いや、何十年も車両は通ってないんだろうなぁと思わせる路面が延びている。きっともう、すぐ先に見える畑を使ってる人しか通ってないんだろうな。

続いて、林道正木入線

起点から100m程でチェーンゲート。すぐ先に未舗装路が見えてはいるのだが・・・。

次に林道石ざく線

こちらは起点からチェーンゲート。すぐ奥が木々に囲まれ薄暗くなっていてよく見えない。うーん、先が気になる・・・。

更に、この道の一番奥で林道細田線に突き当たった。

初めは鬱蒼とした中を進む道で、まぁ普通の行き止まり林道だろうなと思っていたのだが、少し進むと視界が開ける地点に出た。

しかも、道沿いには民家が何件も立ち並び、進むにつれて林道っぽさが薄れてくる。この先はどうなっているのかと思ったら。

結局一番奥も民家で終わってた。さっさと引き返すよ。
で、これでもう帰ろうかと思ったのだが、途中に林道の標識は出ていないが、ちょっと気になる道が分かれていたので入ってみた。すると・・・。

おお!こんなところにも林道が!標識を見ると林道内台支線と書かれている。ってことは、今来た道は内台線ってことになるんだな。とりあえず、まずはこの内台支線を進む。こんなひっそりとした道の、更に支線なんてすぐに終わるんだろうな、と思っていると、途中で「子供飛び出し注意」の看板が。これはもしや・・・と思ったが、やっぱり民家で行き止まりに。ちょっと予想外・・・。

支線を引き返し、続いて内台線の本線を進むことに。こちらは、支線との分岐点から先が未舗装になっているのだが、すぐに作業道レベルの道へ変わり、しかもかなり廃道っぽい雰囲気に・・・。

これは・・・どこまで続いているのかは分からないが、勾配もかなりきつくなってきたし、ちょっとこのまま進むのは危険と判断し、途中で引き返すことに。この写真では分からないが、左側がかなり高い谷になっていて、しかも道幅も狭く、切り返すのにかなり苦労した・・・。

さて、このあたりもかなり探索したし、そろそろ帰るとするか。と、県道へ向けて走っていると、さっき三つ久保線の入口の橋の上にに停まっていた車がいなくなってる!

よし!改めて記念撮影だ!って、なにやってんだか。