寒いヨー・・・
2009/02/26 長瀞町の林道

せっかくまとまった休みが取れたっていうのに、ここのところ連日の雨続き・・・。だけど予報によると、とりあえず今日は雨は降らないようだ。よし、いっちょ行ったるか!とはいえ、降らないとは言っても大して天気もよくなさそうだし、またサクッと近場を回ることにするか。

R254を北上し、一気に長瀞町を目指す。今日は、長瀞町〜寄居町〜皆野町あたりの林道をぐるっと回るつもりだ。
空を見上げると、雨こそ降っていないものの、いつ降り出してもおかしくないような重苦しい雲に覆いつくされている。大丈夫なんだろうなぁ?
R140から寄居橋を渡り県道へと入るが、このあたりで小粒の雨が落ちてきた。幸いにして、走りながら乾いてしまう程度なのでそのまま走り続けるが、陽が出ないこともあって、気温が全く上がらずに物凄く寒い。目的の林道も、事前に調べているとはいえ、このあたりの地理はまだそんなに詳しいわけでもなく、見落とすまいと脇道に気をつけながら走るが、寒く薄暗いなかをトロトロと走っていると、(こんな日に何やってんだろう、俺・・・)なんて気分になってくる。

しばらく県道を進んだ後、県立自然公園の看板が立つ脇道を見つけ、ここかなと思いしばらく進んでいくと、

あった!林道葉原線です。さっきまでの気分はどこへやら、林道標識を見つけるとテンション上がってきます(笑)。
沢を超えて始まる道を進んでいくと、ときたま沢沿いの斜面には、岩畳でみられるような岩が露出している。この辺りの岩は、太古の海底に堆積した砂や泥などでつくられた結晶片岩なのだそうだ。さすが長瀞!(?)

徐々に高度を上げていく道を進むと、途中で支線が分岐している。

林道葉原支線と書かれた標識の先からすぐに未舗装路が見えているが、残念ながらチェーンで閉鎖されている。
そのまま本線を進み、起点から3.8km程来たところで峠に着いた。

と、ここで今までの葉原線が終わり、別な林道へ接続しているようだ。

ふれあい林道葉原峠線です。お、ここから寄居町に入るのか。っていうか、このあたりで「ふれあい林道」みたいな名称のついた林道ってちょっとめずらしいな。

つい最近舗装されたばかりかのような綺麗なアスファルトを下っていく。このあたりも、晴れていればかなり見晴らしが良さそうなんだが・・・。
そのまま進んでいくと、わずか600m弱で林道が終わった。このまま下り続けても市街地へ抜けられるようだが、最初の県道沿いで他に探したいところがあるので、今来た道を引き返す。

しっかし寒ぃなぁ今日は。普段ならなんとも思わないような峠道も、こんなに寒いとただ走ることがおっくうになってくるよ・・・。

一度県道まで戻り、続いての林道を探す。一度通り過ぎた脇道に入りしばらく進んでいくと、やがて未舗装路が始まった。

林道谷津線です。この写真の場所のすぐ左脇には民家があって、バイクを停めて写真を撮ってたりするところなんて見られたら絶対怪しまれるんじゃないかと思い、さっさと走り出す。ってまぁ、こんなのはいつものことなんだけどね・・・。

やや鬱蒼とした道を上る。このところの悪天続きで、路面が非常に滑りやすくなっているので、慎重に進んでいく。

しばらく進んでいくと、周囲がやや開けてきたが、程なく終点と思わしき場所に至った。脇を見ると作業道らしい荒れた道が続いている。バイクを下り、歩いて進んでいくとすぐに行き止まりとなったのだが、すこし開けたその場所に重機が置き去りにされていた。

おお、なんだかかっこいいぞ!

反対側から。調べてみたら、コマツの「ペイローダー」という機種で、このタイプは1960年代中ごろのモデルっぽい。そんな昔のものが置きっぱなしなんて、これってもう捨ててある、ってことだよな?

パラついていた雨もいまはおさまっていて、この辺りで買ってきたパンでも食おうかとも思ったが、落ち着いて腰掛けられる場所も見当たらないし、またいつ雨が落ちてきても不思議ではない天気なので、さっさと次の目的地へ進むことに。ペイローダーの運転席に腰掛けてパン食ってたら・・・アホだよなやっぱり。

さて、またしても一旦県道に戻り、続いての林道を探す。目的の林道へと向かう道は、途中で枝分かれする道がたくさんあり、何度か民家に行き着いたりとハズレを繰り返し、ようやくお目当ての林道を発見!

林道植平線というこの林道、山と高原地図でこの道の線形を確認すると、どうやらループして元の道へ戻ってくるようだが?
初めのうちは鬱蒼とした雰囲気だが、突然道が綺麗になり開けた場所に出た。

ここってまだ林道が続いているのかなぁ?と思いながら少し下っていくと、突然舗装が途切れる地点に出た。

おっと意外な展開。このまま下って元の道に出られるのかと思いながらしばらく走っていくと、突然この砂利道が途切れ、車一台通るのがやっとくらいの狭いコンクリ舗装の急坂に突き当たった。道は左右に伸びていて、右が上り、左が下りだ。とりあえず上りの右手に進んで行くと、すぐに道脇に民家が。こんなところにも家が・・・と思ってそのまま進むと、すぐに別の家に行き着いて行き止まりに。引き返して急坂を下っていくと、やはり元の道へとでることが出来たが、この区間はあまりに狭く急勾配だったため写真がまったくありません。あの道はひっそりと僕の心の中だけにしまっておこう(?)。

先ほどの林道へと進む道を少し引き返すと、寄居町の県道へと抜けられる峠を越えるのだが、このあたりで再び雨が振り出してきた。本当はこの後、そっちの県道沿いの林道も探索しようと思っていたんだけれど、ただでさえこんな天気でクソ寒いのに、雨まで降ってきてかなりテンションが落ちてきた。もう今日は引き返そうと思い、とりあえずこのまま峠を目指す。

道沿いには、ところどころでもう梅が咲いていた。天気が良ければこんな場所もかなりいい景色に見えるんだろうなぁ。

塞神峠を越えて釜伏峠へと至る。

もう帰ろうかと思っていたけど、このすぐ近くにも林道があるらしいので、ちょっと探しに行こう・・・と思ったら、お目当ての道はサッパリ見つけられずに空振り。ホントにもう帰るよ!
釜伏峠から寄居の市街地へと抜ける道を下っていくと、途中で林道標識を見つけた。

林道大平線というらしいが、今日はもうダメ、気力が尽きました・・・。まぁこの辺りはそんなに遠くもないし、寄居側の林道についてはまた近いうちのリベンジ確定である。

・・・もうちょっと暖かくなってからね。