富士の裾野で、うどんとダート満喫ツーリング! 2009/04/19 山梨県富士吉田ツーリング |
今日はmiyakenさんの案内で山梨県富士吉田市へのツーリング。今年初の埼玉県外ツーだけど、生憎この時期はまだ冬季閉鎖解除前で、この周辺でも走ることができる林道は限られている様子。だが、miyakenさんが言うには、この日は富士の裾野に広がるダートの某エリアに立ち入ることが出来るという。よーっし、名物の吉田うどんをハシゴしつつ、そのダートを満喫してきますか!
8:00AMに中央道の談合坂SAで待ち合わせ。今日もいい天気だぜ!
今日は初っ端からうどんを食うつもりなので朝飯抜きで来たのだが、向かううどん屋は11時すぎからの営業とのこと。ちょっと集合時間を早くし過ぎたかな?でも、miyakenさんがそれまでの時間でまず林道を一本案内してくれるそうだ。
富士吉田ICで下車し、早速お目当ての林道へと向かう・・・が、どうやら林道の入口を間違えたらしく、かなりガレた道を上っていくと、突然行き止まりになった。
自分達が今どこにいるのかよくわからないまま、まだ時間も早いしとりあえずノンビリしていると、下から乗用車が上ってきた。
あ、この車、さっきこの道の入口で見かけた車だ。俺たちが入っていったから、普通に通れると思っちゃったのかな。ギリギリの道幅をなんとか切り替えして戻ってった・・・。
このよくわからない道を引き返し、今度こそ目指していた道、林道大明見線へと向かう。杓子山の山頂へと向かうこの道は、不動湯という温泉宿を過ぎると路面が未舗装へと変わる。
高度を上げていくと、途中で富士山が見え出した。俄然気分が盛り上がってくるね!
市街地を見下ろせる地点で。雲ひとつない青空にクリアな空気がめちゃめちゃ気持ちいい!ここでしばし休憩をしていたが、そろそろうどん屋が開く時間になってきたし、うどんのために朝から何も食っていないのでおなかもグーイング。ここらで一旦町へ降りることに。
途中、ヤマザクラの咲く場所でmiyakenさんに撮ってもらいました。この春らしいのどかな雰囲気、たまんないっすね。
町へと戻り、まず1件目のうどん屋へ。ここは数あるうどん屋の中でも結構老舗とのことだが、なるほどこんな時間から店内はすでに客でいっぱいになっていた。
つけうどん、300円也。手打ちの無骨な不ぞろいの麺は、かなりコシが強く食べ応えも十分!噛めば噛むほど味が出て、これは上手い!ただ、さすがにこの一杯だけでは腹いっぱいにはならないので、続いて2件目へと向かう。miyakenさんが「このあたりの肉うどんは馬肉を使っている」と言うので、ここでは肉うどんを注文したのだが、食い終わってから写真を撮り忘れたことに気付いた・・・。さすがに2杯も食うと腹いっぱいなので、腹ごなしに本日メインの目的地へと向かう。
目的地の入口へ向かう途中の未舗装路で。気分はBAJA1000?
この道を進んでいくと、いよいよ目的のエリアへと入る。
見てよこの景色!富士山までの間に遮るものは何もなく、あるのは富士の裾野に広がる広大なダートの道のみ。
思わずバイクを停めて記念撮影。二人して「スゴイ!」「素晴らしい!」を連発してました(笑)。
雲ひとつない青空の下、ひたすら続く高速フラットダートが超気持ちいい!
miyakenさんに撮ってもらいました。何だか仮面ライダーとかみたいでカッコイイぞ!
ところどころでお互いに写真の撮りっこをしながら富士山に近づいていくと、やがてゲートに閉ざされてそれ以上進めない地点まで来たので、ここでしばらく休憩することに。
ふと見ると、この地点から林の中に伸びる支線があることに気付いた。引き返す前にちょっとだけそこに寄り道することにした。
この支線、入口付近こそ普通の土の道だったのだが、すぐに路面が砂地へと変わった。恐らく富士山の火山灰などが堆積したものなのだろうが、おかげでフロント、リアともタイヤがあっちこっちに振られて普通に走ることすら大変。先へ進むに連れて少しずつ上りになるのだが、それにつれてどんどん砂が深くなり、そのうちリアタイヤが砂に埋もれてスタックしてしまった。何とか両足で踏ん張ってヒーヒーいいながら脱出するが、そのすぐ先でmiyakenさんも同じ目に。
miyakenさんのXLX。スタンドなしで自立してます(笑)。
これ以上この先を進むのはヤバイ、ってことで、この道はここで引き返すことに。
また休憩です。自分、いつものように今日も満タンで来てます。いやー、しんどかった・・・。
戻りは、途中で麓の方向にショートカットできそうな分岐があったのでそちらへ進んでみると、あっけないほど突然に舗装路に出た。さっきまでの、あの広大なダートはどこへ??と思いながらその道をしばらく下っていくと、
あれ。ここって林道だったんだ!杭に書かれた名前を見ると、ここは林道富士山中線というらしい。すぐ脇には、この周辺の地図が書かれた看板があるのだが、その看板には現在地も、肝心のこの林道も書かれていないので、今自分らがどこにいるのか今ひとつ分からず・・・。
なんとか国道まで戻り、続いての目的地、県道113号線へと向かう。
が、入口を間違えて、なにやら怪しい未舗装路へ突入。先へと進むに連れて路面がガレてきたが、そのままいくと最後は沢の手前で突然行き止まりに。対岸を見ると、かつては橋が架かっていたようにも見えなくもないが・・・。
どうやら本当の県道113号線の入口はもっと先だったらしい。走りながら、こんな道を県道指定するなんて山梨も随分と大胆だなぁ、とは思ってたんだけど(笑)。
再び国道へと戻り、今度こそ本当の県道113号線へ。舗装路の上り坂を進んでいくと、やがて路面が未舗装へと変わった。
県道113号・中道往還です。
ダート県道であるこの道、さっきの道ほどではないにしても、走ってみるとやはりこの道も「これを県道と言うか?」という印象。もちろん、悪い意味じゃないけどね(笑)。未舗装路なのはもとより、幅員や整備状況など、どうみても林道クラスの規格だよ。ただ、道としては山肌に沿って伸びる、かなりいい雰囲気の林道で、こういう道は結構好きかも。
右左口峠に着きました。平成の大合併で消えた上九一色村の標識が今でも残ってます。ここからは甲斐の古道のひとつ「中道往還」が伸びているが、かつては交通の要だった道も、今ではトレッキングなんかにはぴったりの道なんだろうな。
そろそろだいぶ陽も傾いてきたが、峠を下ってしばらく進むと、途中で甲府の市街地を望む場所に出た。
見下ろした街が夕陽に霞んでます。ここからの夜景はかなり素晴らしいらしいけど、夜にこの道を通るのは・・・かなり怖そうだぞ(笑)。
この後は一気に中央道へと下り、行きと同じく談合坂ICで最後の休憩。
それにしても、全くと言っていいほど他にオフ車を見かけないのは何故なんだ・・・。
今日は久々の埼玉県外のツーリングだったけど、普段は走らないような道も走れてかなり楽しめた。冬の間は冬季閉鎖なんかもあって、走りに出てもどうしても近場の林道ばかりになってしまうけど、その冬季閉鎖もぼちぼち解除される頃だし、今日行った周辺にもまだまだ行きたい林道もあるし。そろそろあちこち出かける予定を立ててみようかな。こうやって出かける前に色々考えてる考えてるのがまた楽しいんだよね(笑)。miyakenさん、またよろしくです!