久々の県内未踏林道探索
2009/09/13 埼玉県嵐山町〜小川町の林道

現在、ナノレカワがヒマを見つけては進めている、埼玉県内の林道探索。最近いろいろと調べていると、嵐山町にもいくつかの林道があることがわかった。今までは日高市あたりが、県内に存在する林道の一番東側かと思っていたんだけど。
とにかく、そこに林道があるとわかっちゃ行くしかないでしょ!というわけで、今日は嵐山町の林道の制覇を目標に、周辺の林道も合わせて回ってみることにしよう。

R254を進み、嵐山に入って間もなく、目的の林道がある主要地方道69号線を目指す。が、そっち方面は今まで行ったこともなく、県69も国道と直接交わっていないので、しばらくあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、ようやく県道を見つけ
林道の点在する越畑地区へと北上して行く。それにしてもホント、R254の北東側に林道があるなんて思いもしなかったな。県道に入ってすぐの頃は、ほんとにこんな道沿いに林道なんてあるのか?というようなごく普通の市街地だったが、しばらく進んで行くと、徐々に木々が増え始め、確かに林道があってもおかしくはないような景色に変わってくる。

地図と睨めっこしながら、何度か県道を行ったり来たりする。歩道の掃除をしている自治会か何かのおじさんたちの視線をあびながら、ようやく最初の林道があると思わしき道を見つける。どうやらこの奥に林道があるらしい。地図で見た感じでは、この奥は行き止まりかと思っていたのだが、少し上った地点で道が枝分かれしている・・・んー、どっちだコレ?とりあえず左に折れる道を進んでみるが、その先でも二股に分かれる地点があったり、どっちへ行ったらいいのか分からずにウロウロしているうちに、元の県道まで下ってしまった。もう一度さっき上った道を進み、今度は分岐を直進すると。

あっ、あった。

林道吉田鶴巻線です。
おお、しっかり標識まで立ってるとは思わなかった。しかもこんなに綺麗なのが。ほんとに嵐山に林道があったんだなー、ちょっと感激。で、その標識を見ると、ここが起点と書かれてる。ってことは、さっきの分岐点が終点ってことだな?改めてその地点まで戻ると、その延長、わずか約200m。それにしても、こんな入り組んだ道の中で、何故この区間だけ林道になっているんだろう?この起点の脇には、嵐山町上水道第三配水場があるんだけど、それに関係してたりすんのかな?

続いて県道まで戻り、今度は県道を挟んで反対側の田んぼの中に延びる道を進んで行く。こっちも特に目印もなく、地図上の線形と照らし合わせながら走ってみるがなかなか目的の林道が見つからず、あっちこっちウロウロしていると・・・。

ようやく発見。林道越畑大月線です。ここもしっかり標識が立っているが、路面を見るとやけに綺麗な舗装だな。つい最近舗装されたばかりなのかな?

早速走り出すと、すぐに峠を越える地点に至る。お、ちょっといい景色。で、そこを超えるとすぐに終点に。こちらも延長、約200m。終点にもしっかり標識が立ってます。こんな短い道にまぁ贅沢なこと(?)。
ふと、その終点の脇を見ると、田んぼへ続く畦道なのか、未舗装路が口を開けている。どうせさっきの方向へ戻るつもりだし。こりゃ通らなきゃソンでしょ。

おお、さっきの越畑大月線より全然いい感じじゃない。林道とはまた違う雰囲気だけど、やっぱ未舗装路はいいね。

続いての林道は、関越道のすぐ脇を通っているらしい。それらしい地点まで行ってみるが、すぐ上を高速が通っているこんな場所に、ほんとに林道なんてあるのか?と思いながら怪しい道を進んで行くと。

ホントにあった!林道大木入線です。
しかも標識は、埼玉では珍しい菱形タイプだ。

早速進んでみると、道がすぐに道がカーブして、関越道に沿うようになる。この画像の道のすぐ左側に関越道があるんだけど、分かるかな?なんでこんなところを林道にしたんだろう?で、ここも200m程であっさり終了。どっちが起点なのか判別がつかないけれど、こっち側にもしっかり標識が立っている。古びた菱形標識、なかなか素敵です。

続いて関越道を越えて、林道越畑第2線にやってきました。ここは標識が立っていないけど、線形から見てここで間違いなさそう。早速走ってみるが、取り立てて特徴のない舗装林道・・・。

強いて言えば、1回関越の下を潜ることくらいか。起点から800m程で、終点と思わしき地点に到着。言われなきゃ林道だなんて分からないよ、こんな道・・・。

続いては、杉山城跡近くにあるという林道へ。それらしい道を見つけ上って行くと。

出た!林道杉山明神前線です。この地点のすぐ右には八宮神社という神社があり、それ故のこの路線名なのかな?こんな上り坂の途中に突然起点標識が立っているのも変わってるな。それにしてもここ、何かクサイ・・・。見ると、すぐ左脇にファームセンターだったか、家畜を飼っている施設がある。は、はやくここから立ち去らねば・・・。BAJAに跨りそそくさと走り出すと、何とここも200m程であっさり終了。ここも終点は関越道沿いの道に突き当たっている。こんな場所のすぐ脇を高速が走っているなんて、何だか妙な気分・・・。

続いて、恐らく嵐山町内の最後の1つの林道へ。R254まで戻り、今度は県172を南西に下って行く。途中、笛吹峠へと向かう道を左手に折れ進んで行くと。

うお、いきなり出た。林道将軍沢線です。標識のデザインが他と違うけど、たぶん管轄が他の林道と違うんだろうな。嵐山町の直轄だったりするのかな?

進んでみると、意外と幅員も広く、ひっきりなしに車が通行している。町なかの道からそのまま続いているだけあって、普通に生活道路として機能しているようだ。

起点標識から1km程進んだ地点で、笛吹峠に到着。その標高、80m。拍子抜けするくらい低いけど、は駐車場や東屋、トイレなども整備され、それなりに人も訪れているようだ。そして、この峠がそのまま将軍沢線の終点となっている。

これで嵐山町の林道探索は終了。見事なまでのオール舗装路でした。それにしても林道っぽさの薄い道ばかりだったな・・・。

この後は、周辺の未踏林道をいくつか回ることにしよう。
まずは、ときがわ町にある林道小倉線。嵐山町と小川町に挟まれた細いエリアに位置します。

延長約1.4km、全線舗装の行き止まり林道。

続いて小川町に入り最初に現れる、林道割谷線

起点から300m程の舗装路を進んだ地点で、「崩落の危険性がある」とかで通行止めに。

次に、林道仙元山線
起点から約1.5km地点にある仙元山見晴らしの丘公園まで舗装路が続くが、そこから先に未舗装路が続いている。

やったぜ!今日初めての未舗装林道!
・・・と喜んだのも束の間、そこからわずか300m程で行き止まりに
ショボーン。

続いて、再びR254を超えて、県274沿いにある林道高谷角山線へ。
どうやらこちらが終点のようだ。

それにしても、今日はほんとにいい天気だなぁ。9月ともなると、日中はまだまだ暑いけど、空の青さは夏のそれとはもう違って見えるな。

途中、小さめな湖がある。たくさんの釣り人が竿を垂らしていたので、邪魔しないよう、さっさと写真を撮って立ち去りますよ。
県道沿いの終点から入って2km程で起点に到着。ここ、場所を示そうとしても回りにコレといった特徴がないので結構難しいかも・・・。

続いて、R254の旧道からJR八高線の線路沿いに延びる道に起点のある林道梨子ノ木線

この起点の右手には未舗装路が延びているんだけど、林道である梨子ノ木線は残念ながら全線舗装。

だけど、道の途中では今日走ってきた中でも、なかなかの景色を見ることが出来た。
起点から1km程走ると、寄居町側の起点に到着。この梨子ノ木線は途中で小川町と寄居町を跨いでいるため、両側とも起点との表記になっているようだ。

その起点の脇から、面白そうな未舗装路が。線路のすぐ脇に沿って延びているみたいだけど、どこかに抜けてるのかな?

うお、踏み切りだ!

ちょっと渡ってみたけど、すぐに「通行止め」の看板が。

更に、踏み切りのすぐ脇にはこんな看板も。いや、どうあがいても車は無理だろ・・・。

続いてこの近くにある林道勝呂・木呂子線へ。

しばらく舗装路が続いていたが、起点から1.8km程で未舗装路に。ここでようやく本日2本目の未舗装林道です・・・。

徐々に傾いてきた日差しの中、夏を惜しむように鳴く蝉の声を聞きながら鬱蒼とした道を下って行く。未舗装に切り替わってから600mほど進むと、唐突に終点標識の立つ地点に出たが、そこから先もしばらくは未舗装路が続いているようだ。

ああ、見てこの景色。まさに日本の里山って感じで、何だか凄く落ち着くなぁ。

この道をそのまま進んで行き、突き当たる道の右手に、林道勝呂入山線がある。
そういやここって、調べてきたところによると勝呂線って名前だったと思うんだけど、名前が変わったのかな?

起点から300m程で未舗装路に切り替わり、約1.6km地点で延長工事中だった。その先を少し歩いて進んでみたが、着実に工事は進んでいるようだ。この先はどこかに抜ける予定なのかな?
勝呂入山線の舗装区間から分岐する林道神出線に立ち寄った後、本日最後の目的地、林道入山線へ。

県11からそれらしい道を探して進んで行くと、途中に入山線の看板が立っている。ただ、これって起点標識じゃないんだよな、途中で見落として着ちゃったかな、など思いながら進んでいると、そこからほんの数十m先、道が未舗装に切り替わる地点に標識が立っていた。

お、あったあった。早速写真に・・・と思ってよく見ると、

勝呂入山線!?しかも終点??・・・そういえば、勝呂入山線ってさっき走ってきたとこじゃん!
そうか、もともとピストン林道として存在していた勝呂線と入山線を繋いで完抜けさせるためにこの名前になったんだな。地図を見た感じだと、総延長も2〜3kmくらいのようだし、未通区間も1kmもないくらいに見えるから、そう遠くないうちに全線開通するだろうな。
ここからどのくらいまで進めるのかと思い走り出すと、終点標識から200m程進んだ地点で通行止めになっていた。

BAJAを降りて少し歩いて上ってみたが、なかなかオイシそうな道が延びていた。何年先になるかは分からないけれど、全線開通したらまた走りに来るか。うーん、楽しみだ!