今年もシーズンイン(何の?)
2009/11/23 埼玉県小川町〜ときがわ町の林道

皆様こんにちは。最近めっきり寒くなりましたね。
こう寒くなってくると、いよいよこの時期恒例の、近場のマイナー林道探索のシーズンが始まります。
あ、「いつもと同じじゃん」ってのは言わない約束ね。

今週末の天気はあまり良くないと思い込んでいたのだが、土曜の気象情報を見ると、日曜は結構いい天気に恵まれそうだとのこと。ちょうど予定もまっさらだったので、急遽林道ツーリングに出かけることに。今回の目的地は、小川町〜ときがわ町の境に散らばる未踏の林道群。さほど広い範囲でもないので、そんなに時間もかからないだろうし、のんびり出かけるとするか。

朝10時に自宅を出発し、まず最初にやってきたのは小川町、県道273号線の上古寺地区で分岐する道の奥にある、林道古寺線

起点と思われる地点から300mの舗装区間の後、1.6km程の未舗装区間を上って終点に。

古寺線を引き返す途中、沢沿いのモミジが綺麗な場所でBAJAを停めて写真を撮っていると、同じくモミジにカメラを向けていたおじさんに「ツーリング?」と話しかけられた。もう少しで山の頭から陽が出そうなので、それまでシャッターチャンスを待っているとのことだった。確かにまだモミジも日影に隠れたままで、写真に撮ってもイマイチな見栄えだった。なのでそこで撮った写真はボツなのです。

古寺線を引き返し、次の目的地へ向かうために、林道赤木慈光線を経由します。

県道273から分岐する起点付近にて光る葉と日影のコントラストって結構好きです。

それにしても今日はホントにいい天気だ。気温もかなり暖かいし、こんな日に未舗装林道を走っていると訳も無く気分が上がってくるね。
久々に走る赤木慈光線も、舗装区間も以前から延びていることもなく一安心。

続いて、ついでのつもりで林道栗山七重線へ。

起点に「工事のため通行止め」との看板が出ていたのだが、念のためと思って進んでくると、1kmちょいの地点で、やはりガッチリとゲートで閉じられていた。舗装工事だって・・・。ここは以前はそこそこ距離のあるダート林道で、この辺りでも結構貴重な存在だったのに、もう全線舗装化も間近なのかな・・・。この先がどうなっているのか気になったので、歩いてゲートを越えて進んでみると、すぐ先で祝日にもかかわらず工事の真っ最中だった。ごくろうさまです、あーあ・・・。

栗山七重線を引き返し、続いて舗装の赤木七重線を進み、その赤木七重線が接続する林道大日向線へ。

しかし、起点から300m程で通行止めに。まぁ、この先も2〜300mも進めば終点だとは思うけど。

大日向線を引き返し、県11方面へ向かう道を進んでいくと、ところどころで陽を浴びた葉が鮮やかに色付いている。

この辺りは、林道の中よりも民家の庭先に生えている木々のほうが色鮮やかに紅葉してるんだよね。林道じゃないけど思わずBAJAを降りてシャッターを切ってしまう。

続いて同じ道沿いで分岐する、林道赤谷線へ。

起点標識の脇には、こんな立派な石碑まで建っているんだけど、何か理由があるのかな?終点まで走った感じだと、この辺りにありがちな、何の変哲も無いピストン林道って印象しか受けないけど・・・。

起点から1km程の終点を引き返し、途中、支線が分岐していたので入ってみたが、すぐにシングルトラックになり、路面もシダに覆われて見えなくなっていたのでこれ以上進まずに引き返す。

赤谷線の起点付近の舗装区間にて。もう紅葉の時期は終わったかと思ったが、この辺りではまだギリギリ間に合ったみたい。なんとものどかな景色の中を、細かい林道を行ったり来たりしている、ただそれだけのことがなんだか凄く楽しい。

続いて、赤谷線を起点まで戻り、先ほどの道を1km程進んだ地点で分岐する林道天久線へ。

何となく舗装で終わりそうな雰囲気だったが、予想に反して400m程で舗装が途切れ、そこから約1.5km先の終点まで未舗装に。

続いて先ほど通った県273をもう一度通過し、県172に入り、宿の信号から慈光寺方面へ延びる林道都幾山線へ。

この道を一番奥まで進んでいくと、国有林林道の都幾川林道へと至るのだが、ここ自体も林道だったとは思わなかったな。

都幾山線の終点であり、都幾川林道の起点である地点にて。ここを引き返すとき、この地点のすぐ下にある霊山院の駐車場からチャリに乗った人が上がってきた。きっとこのまま都幾川林道を走りに行くんだろう。俺も近いうちに車にチャリ積んで来ようっと。

続いて、県172まで戻り、今度は正法寺方面に分岐する林道正法寺線へ。

起点から600m程の舗装路を上りきった地点で小さな橋が架かっているが、そのすぐ先で路面が陥没している。その先はどうなっているのか確かめるためにBAJAを降りて進んでみたが、どのみちこの先で道は消えていた。恐らく、以前は作業道はあったのだろうが、今では草に覆われて、既にそれと判別できる状態ではなくなっていた。

続いて、更に県172を進み、林道久保向線へ。ここへは以前に2度程来ているのだが、1度目はキャンプ場の奥が有料と勘違いし引き返し、2度目は未舗装区間が工事のため終点まで到達できずに引き返している。果たして3度目の正直となるか、早速進んでみよう。

前回の工事は、もしかして舗装工事ではと思っていたのだが、特に舗装区間が延びていることは無く、前回走れなかった先へと進んでいくと、起点から1.8kmで終点に到達。お、ちゃんと終点標識も建ってるよ!あー、ずっと心残りだった久保向線をようやく終点まで来ることが出来て、ようやくスッキリしました(笑)。

続いて先ほどの宿の交差点まで戻り、そこから南へ折れる道を進み、全長寺方面へと延びる道の先にある林道馬生線へ。

ここ、地図で見た感じだと行き止まり林道かと思っていたのだが、起点から約2.5km先にある終点より先にも道が伸び、通り抜けが出来ていた。
その終点の先をそのまま進み、突き当たった道を下っていくと、次に向かう予定だった林道への分岐があったのでそのまま進んでみよう。

「椚平入口」バス停脇の分岐を進んだ先にある、林道泉川線です。

ここでエンジンを掛けっぱなしにして起点の写真を撮っていたのだが、すぐ脇にある、廃屋かと思っていた建物から誰かがこっちを・・・。

ひ、ひぃぃぃぃぃ!!あ、怪しいモンじゃこざいませんっ!すぐに移動します!

あ〜、ビックリした・・・。

気を取り直して先を進むと、約2.3kmの舗装区間を過ぎ、路面は未舗装になり、起点から約3.1kmで終点に到達。

終点標識の脇にあった保安林の看板によると、あと少しの距離でグリーンラインの奥武蔵2号線に至るようだが、ここで車道は終わり、この先は歩道が続いている。その筋の人なら、バイクでもこの先を上ってっちゃうんだろうなぁ。実際タイヤの跡があったし・・・。

まぁ、自分には到底無理なハナシなので大人しく引き返します・・・が、行きに気になっていた、終点の少し手前で分岐する名称不明の作業道を覗いてみると。

こう書いてある割には、作業道にありがちなチェーンも張られていないし・・・ごめんなさい、ちょっとだけ入らせてね。

やや急勾配な起点を上り先を進んでいくと、作業道という割には、路面もいたってフラットだし、林道としても十分通用するような道が続いている。
そんな道をしばらく進んでいくと、やがて左右に道が延びる突き当たりに行き着いた。

左手には「ブナ峠方面」の文字・・・あ、もしかしてここってブナ峠から分岐するあの作業道に繋がってるのか!?この道標の脇には、「砥石のヒノキ」の案内もあるし、間違いない、あの作業道砥石線だ!

まだXLに乗っていた頃、何の気なしに砥石線に入ったとき、たまたま居合わせた林業関係者と思わしき人に、「この先は抜けられる」と聞いたことがあったのだが、なるほど、こういう具合に通じていたのか。こうなりゃ今日はこのままグリーンラインに抜けて帰るとしよう。ちなみにブナ峠と反対に進むと先ほどの椚平方面に抜けるらしい。

これが「砥石のヒノキ」か。看板が立つほどだからどんなもんかと思ったけど、それほど大きいもんでもないんだな。

泉川線から作業道に入り、約3.1km程でブナ峠の作業道砥石線起点に到着。昔はここもチェーンで施錠されていることが多かったけど、最近はずっとチェーンは掛けられてないみたいだな。今度はここから椚平方面に抜けてみようかな。

帰りは奥武蔵2号線から梅本線に入り、野末張見晴台から関東平野を眺めて帰路に着いた。
最近真冬のように寒い日が続いていたけど、今日は久々に暖かい陽気で、実にツーリング日和な一日だったな。まぁこれからは本格的に寒さが厳しくなるし、しばらくは近場のマイナー林道に篭る日々が続くことになると思うけれど、皆様には是非、呆れずにお付き合い頂けますようお願い申し上げます(笑)。