小鹿野町の旧タイプ標識を求めて
2010/01/30 小鹿野町の林道

今日は小鹿野町方面の林道探索。
前日にTKさんにお誘いの連絡を入れたところ、昼頃に出られるかどうか、といった感じだったので、もし出られそうなら連絡くださいとのことを告げておいた。どのみち今日はそんなに早朝から出発するつもりもなかったのでちょうどいい。
昼頃に目的地に着くくらいの時間に自宅を出発。R299を走行中、ちょうど道の駅あしがくぼの辺りでTKさんから携帯に連絡が入り、バイクの森おがので待ち合わせをすることになった。

バイクの森に着いてみると、今日はKYさんと蝋人形さんも同行してくださるとのこと。
左より、VTR@KYさん、CB1300SB@蝋人形さん、CB250RS-ZR@TKさん、ナノレカワ。蝋人形さんとは、オートバイで会うのは初めてですね・・・って、オフ車俺だけか!実は、前日にTKさんに今日まわる予定のエリアを伝えていたのだが、その周辺はほぼ舗装林道らしく、このラインナップとなったらしい。それじゃあ、早速出発しますか!

■林道津谷木柿の久保線

まず向かったのが、県道209号線から少し入ったところに起点のある、津谷木柿の久保線。丁度今舗装工事期間の最中らしく、真新しいアスファルトに覆われた起点から進んで行く。

1.5km程の舗装路を抜け、終点に到着。ここは通り抜けることが出来るので、そのまま次の林道へ向かう。

■林道北の入線

横瀬町にも北ノ入線という路線がありますが、こちらは北「の」入です。

それにしても、まるで人ん家にでも入っていくかのような起点だ。
って、ここ未舗装路じゃないッスか!サクッと一人で往復してきますんで、ちょっと待っててください。

そこそこ斜度のある未舗装路を進んで行くと、途中別荘のような建物の並ぶ100m程の舗装区間を経て、起点から600m程で行き止まりに。
ここで写真を通っていたら、TKさんがCBで追い抜いていったTKさん曰く、CBは林道探索2号らしいが・・・さすがです。

■林道高指線

北の入線の起点のすぐ脇からもう一本分岐するのがこの高指線。

道自体は300mほどで行き止まりだが、凸凹なうえにチュルチュルな路面で、短い割には結構疲れる・・・。

その高指線の脇を流れる小さな沢は、真っ白に凍り付いていた。今日はいつもより暖かく感じるけど、やっぱり真冬だもんね。

■林道釜の沢伊豆沢線

高指線を引き返し、続いて釜の沢伊豆沢線へ。

みんなして代わる代わる標識をカメラに収めていきます(笑)。

起点から民家が立ち並び、全く林道らしくない風景が続いていたが、しばらく進むといかにもな景色に変わってきた。路面に射す木漏れ日がいい感じです。

冬枯れた景色の中を進んで行く。

途中、視界が開ける地点に出たので思わず撮影。やはり冬の空は1年のうちで最も綺麗だ。蒼く澄み渡った空に武甲山が映えます。

約5.9kmの舗装路を抜けて終点に来ると、そのすぐ脇に今度は沢浦線の起点がある。

■林道沢浦線

起点から400mほどの舗装路を経て、その先は未舗装に変わる。

起点から800mほどの地点で行き止まりに。

沢浦線を引き返し、先ほどの釜の沢伊豆沢線を引き返していく。

蝋人形さん、CBでこんな道につき合わせちゃってスイマセン・・・。

行きで見た景色のいい地点で、再び撮影タイム。
続いて、ナノレカワ的な本日のメインイベントへ。

■林道布沢線

出ました!旧タイプ標識!
以前からここに旧タイプがあることは分かっていたのだが、ようやくやって来ることが出来て感無量。表面の地の緑と錆色のコントラストが、ホントいい味出してます。

しかも、訪れて初めて知ったのだが、この布沢線は、秩父の大山沢線や飯能の人見入線と同様、新旧2本体勢なのだ。新しい標識を立てつつも、古い標識を残す。つまりこれは、管理者がこの古い標識を歴史的遺産として認識していることに他ならない(ホントか?)。
ともかくこうして旧タイプが残されていることに感動を禁じえないナノレカワなのである。

それはそうと、県内で確認できる旧タイプ標識も、そろそろ出尽くしたかもしれないな。先日の釜戸谷線みたいな例もあるからまだ油断は出来ないけど。

ちなみに裏面はこんな感じである。って、もういいって?それじゃ早速進んでみるとしますか。

起点からしばらくはコンクリート舗装の急坂を進み、1.4km程で民家に行き着いた。終点を確認して引き返そうとすると、道の先に何匹もの猿の姿が。

立ち並ぶ民家の庭先を、何食わぬ顔で歩いているどころか、家によじ登ったりもしている。自分にとっては物珍しい光景だけど、ここに住んでいる人にしてみれば、野良猫なんかと同じ感覚なんだろうな。

■林道旗居入線

東都埼玉CCに向かう道で、約1.6kmで行き止まり。

■林道大仁田線

起点にバイクを停めて離しをしていると、すぐ脇の民家のおじさんが話し掛けてきた。
「ここが林道大仁田線ですよね?」と聞くと、
「そう。去年の台風でだいぶ荒れたけど、こないだ綺麗にしといたから。何か目的があるの?」というので、
「目的っていうか・・・走ることが目的なんです」というと、
「途中のU字溝で蓋を掛けてないところがあるから気を付けて行っておいで」と、非常ににこやかに応対してくれた。バイクでこんなところに入っていくなんて、もっと煙たがられるかと思ったんだけど、こうやって話しが出来ると、こちらとしてもなるべく迷惑を掛けないようにと思えます。それじゃここはTKさんと2人、サクッと行って来ます。

100m程の舗装路を過ぎて、道は未舗装へと変わる。

まだそんなに時間が遅いわけではないけれど、冬は陽が傾くのも早く、木々の間から射す西日の中を気持ちよく進んでいく。

バイクを停めて写真を撮っていると、何とKYさんもVTRで上がってきた。ここ、結構滑るところもあるのに、やるなぁKYさん。

3台とも終点まで走ってきちゃいました。結局のところ、オフロード用に作られたバイクがオフ車なのではなく、オフロードを走ってくるバイクがオフ車なのです(笑)。
さすがにCB1300の蝋人形さんは起点で留守番なので、お待たせしないように早めに引き上げます。

大仁田線を走り終えたところで、TKさんとKYさんのタイムリミットになったので本日は解散することに。なんと今日まわろうと思っていた林道は、狙ったかのようにきっかりまわりきることが出来てしまった。みなさん、すっかりお世話になりました。今日は短時間ながら結構な数の林道をまわれてホクホクでした。今度はオフ車で遊びましょう!

さぁ、ここから帰路に着きますが、帰りにちょろっとソロで寄り道。
 

■林道二子線

横瀬町に入り、R299から武甲山へ向かう道を進むと起点がある。

幅員の広いフラットな走りやすいダートが続くが、この日は起点から1.4kmほどの地点で工事車両がいたために引き返すことにした。
ここはいずれR299沿いの起点と繋がる予定なので、いまからその日が楽しみだ。

■林道生川線

二子線から分岐。標識を見ると、緑色に塗られた菱形の標識に書かれた「林道」の文字は、オレンジの菱形タイプのものを模しているようだ。このデザインは他に見たことがないが、簡易的な作りを見ても、恐らく他の標識かなにかの再利用なのだろう。

300m程の舗装路を進むと民家に行き着いて林道は終了。

こんなところでも出るのか・・・。猿や鹿ならともかく、庭先に熊でも出られたらたまったもんじゃないな。

これで本日の林道探索は終了。うー、さすがにこの時間になると日影は寒ぃなぁ。早く帰って暖まろうっと。
もうちょい暖かくなったら、今年は秩父方面を重点的に攻めるぞ!