夏の林道
2012/08/18 埼玉県小川町 林道勝呂入山線
 
 今日は仕事をお休みしました・・・。
 今年の夏は久々に忙しくなってしまった。まったく、せっかくの夏だっていうのに、毎日毎日僕らは鉄板の・・・じゃなかった、こう毎日仕事ばかりしてたら頭も身体もおかしくなっちまうっつーの。
 前日の予報では、今日は雨が降るらしかったので、だったらゆっくりと身体を休めようと家でのんびりするつもりで昼過ぎまで寝ていたのだが、起きてみたら結構ないい天気。ホント、最近の天気予報はあてにならねーな。
 そんなわけで、このままダラダラしてるのは勿体無い!ってことで、昼飯を食って急遽BAJAに跨って山へ向かうことにした。
 
 
 はい、やってきました。小川町の林道勝呂入山線です。家を出たのが14:30頃で、15時過ぎに起点に到着。林道に行くのにこの時間ってずいぶん遅い気もするが、まあ近場をサクッと走る分にはじゅうぶんだろう。
 
 
 
 勝呂入山線には、去年全線の開通後に三回程訪れているが、実は今年になってまだ一度も走りに来ていなかった。ずっとあの展望区間の夏の景色が見たかったのだが、夏になってからというもの、あまりの忙しさにこんな近場ですら来ることが出来なかった。どんな景色が待っているのか、すっげー楽しみだ。
 
 
 
 集落を過ぎると、辺りの景色は濃い緑に覆い尽くされる。この景色を見ているだけで、溜まりに溜まったストレスが和らいでいくようだ。
 噂に聞いていたチェーンゲートの設置も、今のところはその気配もないようで一安心。
 
 
 
 むせ返るような夏の緑に包まれた道を潜り抜けていく。やっぱり夏の林道っていいよな。今年も夏の間にもっといろんな林道に行きたかったんだけどなー。
 
 
 
 そういえばここ最近、色々なブログでこの林道の記事を見ていると、結構路面がガレてきているとの記述を見かけるようになっていた。勝呂入山線のそんな姿がちょっと想像が付かなかったのだが、未舗装になってから少しすると、路面に深い雨裂が掘られてしまっていた。しかも、この先しばらくはこの状態が続いていた。ここ、こんなにライン取りに気を使う道じゃなかったんだけどな。
 
 
 
 この辺りまで来てようやく路面も穏やかさを取り戻した。それにしても、家を出るときはかなり青空も見えていたんだが、林道に着く少し前辺りで、太陽が大きな雲に遮られがちになってきていた。もっと夏らしい強い陽射しを期待してきたんだけど、あの雲どっか行かねーかな・・・。
 
 
 
 霞んだ空から木々の上をかすめる光も、それはそれで夏らし行っちゃあらしいが。
 と思いながら先へと上って行くと、路面に陽の光が射して来た。おおっ!こ、これは早くあそこまで行かないと!
 
 
 
おっ、おおおーっ!!
 
 
 
 イヤッホウ!これこれ、これだよ!この景色が見たかったんだよ!
 
 
 
 去年ここを訪れたのは秋から冬にかけてで、その時期にはこの区間は常に日陰となっていた。夏の明るい陽射しに照らされたこの道の姿をずっと見たかったのだ。空に浮かぶ雲が少々多い気もするが、それもまた夏らしくって、これはこれで悪くないよな。
 
 
 
 ともかく、なんとか夏の間に訪れる事が出来て本当に良かった。これで今年の夏はもう思い残すことはない・・・とはさすがに言えないが(笑)、この景色を見れたことでだいぶ満足は出来たぞ。
 
 
 
 いやー、たまらんぜ夏の空!こうして停まって写真を撮っているあいだも、あまりの暑さで全身から汗がだらだらと流れ落ちていくが、それもまた気持ち良くて、夏を実感している感じが嬉しくてたまらない。
 
 
 
 あの展望区間を見たことでだいぶ満足しちゃったけど、ここまで来たので、せっかくだから東秩父村側にも下って行くか。
 
 
 
 遠くの山が見える地点があったので、斜面の竹やぶの中に潜って撮影してみたけど、ちょっと無理があったかな(笑)。
 
 
 
 以前昼飯を食った平場は、雑草に覆い尽くされて、とても立ち入れる状態では無くなっていた。そりゃこうなるよな・・・。
 
 
 
 以前は土が剥き出しだった伐採箇所の斜面も、すっかり緑に覆われている。草木の生命力の強さを感じさせる景色だ。
 
 
 
 その区間を越えて更に下って行くと、作業中を告げる看板が立てられていた。そのまま下って行くと、重機が作業をする音が聞こえていたので、作業の邪魔をしても仕方ないのでそこで引き返すことにした。どのみちそのすぐ先の終点まで行っても、再び起点まで引き返すつもりだったしね。
 
 
 
 やっぱり山から見る夏の空は最高だぜ。本当はもっとあちこち走りまわりたいところだけど、今日は出発も遅かったし、勝呂入山線を抜けたら帰るとしよう。でも、その前にちょっとだけ休憩していくか。
 
 
 
 以前もよじ登った切り通しの岩の上で、冷たいアイスコーヒーを淹れてしばしクールダウン。あー、ホンット美味い。
 
 
 
 切り通しの上から見える景色をぼんやりと眺める。右上のほうに見えている銀色の丸い屋根は、小川げんきプラザのプラネタリウムのようだ。ずっと天文台かと思ってたけど、違ったのか・・・(笑)。
 
 
 
 だいぶ汗も引いてきたし、そろそろ引き返すとするか。本当に小一時間のプチツーリングだったけど、念願だった夏の勝呂入山線の景色も見ることが出来て、それなりに満足出来たかな。さーて、次に走りに行けるのはいつになるかな(笑)。