こんにちは、ナノレカワです。ただいま名栗湖に来ています。そして、今立っているこの場所はダム湖の右岸側道路。
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名栗湖といえば先週、林道広河原逆川線から林道西名栗線を目指して直進していたところ、ダムのすぐ先でバリケードによって閉鎖されていたためにスゴスゴと引き返していたばかり。だが昨日、西名栗の終点側まで車で行っている方のツイートを見た。どうやら広河原逆川線まで到達出来るようになっているようだ。
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確かにダムのところには、迂回路を示す看板が立てられている。もしかして、先週はこの看板を見落としてたのかなあ?まあいい、通れるなら遠慮なく通らせていただきます。そういえば、この右岸の道を通るのって何気に初めてだな。
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そんな右岸道路を進んでくると、左岸沿いに大規模に崩れたコンクリートの法面が見える。あれを復旧させるための通行止めなんだな。
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・・・でも、先週通行止め地点の看板で見た工期は3/31までとなっていたが、みたところ全く手を付けている様子もないようだが・・・。まあ、大雪の影響もあったのだろうが、とてもあと一週間で終わるような状況には見えないな。
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迂回路を通過して、林道広河原逆川線にやってきた。この辺りまで上ってくると、それなりに雪も残っているようだ。っていうか、気温は思っていた以上に肌寒い。やはり山の中は平地とは全く違うな。
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おお!ここは広河原逆川線のなかでもかなり好きなポイントだ。そして、この時期ならではの、冬の間に蓄えた生命力を、木々が今まさに放出せんとしているような、静かに張りつめたこの空気感。1年の中でも特に好きなこの時期の景色だ。いやー、今日ここに来て良かった。
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道沿いの木の枝には、いくつもの蕾がスタンバッてるぜ!あとひと月もした頃にでもまた訪れてみようかな。
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更に標高を上げていくと、路面は綺麗に除雪されているが、路肩にはまだ1m以上の雪が積もっているところもあり、ここなどはちょっとした雪の回廊っぽい雰囲気。っていうか、この道が除雪されていることのほうが意外だったんだけど・・・。
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所々に残る雪を眺めながら、林道西名栗線に到着。さすがにこちら側からの区間は陽辺りもいいため、それほど通行に苦労する場所も無いと思うが。
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終点側から入って程なく、道一面を雪に覆われた場所が。ただ、雪の厚みはそれほどのものではなく、4輪の通行跡もある程度の、問題無く進んで行けるレベル。
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この後も何度か雪が路面を覆う地点があるが、どこも残る雪の量はこの程度。なだらかな斜面に積もっていた雪が少しずつ流れ落ちて来て路面に溜ったのだろうと思うが、むしろこの区間にまだこれだけの残雪があることが意外だった。
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ここでは、雪解けの水が深い水溜りを作っている。うわあ、雪よりもこっちのほうがイヤだよう・・・。
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まあ確かにこの辺りまでは断続的に日陰もあるため、雪が多く残っていてもおかしくは無かったかもしれない。ただ、この先はしばらく陽辺りの良い区間が続くので、路面を覆う程の残雪は出てこないだろう。
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案の定、この先は超が付く程のドライコンディション!やっぱりここは晴れた日に来ると最高に気分がいいねぇ。
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エンジンを止めて、向かいの山々をしばし眺める。斜面に残る雪によって、大名栗線のラインがくっきりと見えている。やっぱ大名栗っていいところを通ってるよなあ。
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そういえば先週通った人見入線では倒木に阻まれてしまったが、こちら側は一本の倒木も見られない程の実に穏やかなコンディションが続いている。
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もしかして、西名栗に繋がっている支線はともかく、西名栗本線はこのまま問題なく通って行けるかも?
なんて思って進んでいくと。
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道が徐々に下り始める区間に差し掛かると、前方で4台程のジムニーが、ちょうど路上で切り返して引き返そうとしているところだった。聞くと、あの切り通しの向こうで雪が残っているため、ここで引き返そうとしているとのことだった。
ジムニーの脇をすり抜け、あの切り通しを越えてみると・・・。
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な、なんだよいきなり!先ほどまでのドライコンディションから一転、路面全体が大量の雪で覆われてしまっている。厚さも軽く4〜50cmはあるだろうか、場所によってはガードレールの高さに迫る程に残っている。いくらなんでも路面状況が変化し過ぎだろ・・・。
とりあえずBAJAを停めて歩いて進んでみる。雪の表面はと言うと、人が乗ってもびくともしないほどガリガリの状態となっていて、こんなところに下手にBAJAで乗り上げて来たら、うっかりツルンコしてそのままガードレールに激突、なんてことにもなりかねないな。
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それにしても気になるのは、この1台の車のタイヤの跡だ。いまのところ、この1台分しか通行の痕跡は見られないが、一体どんなチャレンジャーだよ・・・。
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ちょうど残雪がこんもりと盛り上がった地点でスタックしてしまっているが、聞くと、降りて来たのはいいけど登れなくなってここで止まってしまったのだそうな。
そうこうしていると、先ほどのジムニーの人達が、スコップやステップなどの器具を持って救出に降りて来た。俺も何か手伝おうかと声を掛けたが、これだけいるから大丈夫ですよ、とのことで、先に引き返すことにした。あのジムニーの彼は今頃無事に脱出できただろうか・・・。
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BAJAのところまで戻ってくると、ちょうど4代のオフ車のグループが停まっていたが、彼らもこの雪を見てここで引き返そうとしていたところだった。ここへ来る前に大名栗にも寄ってみたものの、そっちでも雪に阻まれて諦めて来たのだそうだ。やっぱりこの辺りはどこもそうなのね・・・。
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仕方ないな、BAJA君、そろそろ引き上げようか。
未だこれだけの雪が残っているとなると、標高を考えても、通り抜けが出来るほどになるまでには、まだしばらくは時間が掛かりそうな気がする。今週からは本格的に暖かくなるらしいので、ここで一気に雪融けが進むことを期待したいところだけどな。
それにしても、飯能でも未だこれだけの残雪と言うのは、今年の記録的な降雪量では致し方ないかもしれないが、例えばゲリラ豪雨が今では珍しくも無くなってしまったように、あれだけの大雪も、そのうち当たり前のことになったりしなければいいけどな・・・。
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