みなさまこんにちは、ナノレカワです。
前回のツーリングから早一ヶ月、あれ以降PCが不調だったり、そのタイミングで引いた風邪を長引かせてしまったりと、まさに泣きっ面に蜂状態だったワケですが、PCのほうは完全復帰とまではいかないものの、体調のほうはようやく復活し、今日は久しぶりのツーリングです。
本日向かった先は東京都檜原村。ここにはずっと気になっていた林道があるのだが、思えば今年最初のツーリングの目的地が檜原村で、今年の走り納めとなる今日の目的地を、その檜原村で締めくくるのも悪くないかな、と思い今日の目的地に選んでみた。
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R16から都道7〜33〜206号線と走り継ぎ、「檜原窯」の看板を目印に分岐する道の先に、本日の目的地、林道上平(かみだいら)線がある。この上平線、以前696さんのブログで紹介されていて知ったのだが、ちょうどその頃から仕事が忙しくなってタイミングを逃してしまっていた。その後、タマチャリンさんも訪れたこともあってこの林道のことを思い出したのだが、結局こんな真冬の時期となってしまった。ただ、今日は気温も比較的暖かく、しこたま厚着をしてきたこともあって、
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少しも寒くないわ!! |
(↑アナ雪風ではなく、こんな口調で読んでください。)
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と、分岐に入り上平線を目指すべく、上平の集落を抜ける上り坂を進んでいくと、道の脇に結構大きめな石碑が立っている。
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その石碑には、「上平林道竣功記念之碑」と記されている。そしてその脇には、「昭和四十七年度」との記述があるが、これが林道の竣功年なのか、単に石碑を立てた年なのかはわからない。まあ、竣工記念碑であれば、道が出来てから何年も経って立てるということもないだろうから、恐らくは竣功年なのだろうが、そうすると思ったよりも新しい林道ってことなんだな。それに、この石碑が立つこの区間は、今では集落の生活道路として既に村道にでもなってそうだけど、実際今現在の林道の起点はどこになるんだろう?
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それにしても、陽辺りも良くて気持ちの良い道だ。昨日の雨で、山にほど近いこのエリアでは積雪も心配だったが、この付近のライブカメラで確認したところ、積雪の様子は無かったので安心してやってきた。だって、こんな急坂で雪が積もってたら登っていくのなんて無理じゃんよー(笑)。
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その集落を越えた先で、道の脇に一枚の看板が立っている。
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ここが上平線であることを知らせる看板だが、ここが林道の起点ということでいいのかな?それはともかく、BAJAを停めたこの場所も鬼のような勾配で、再発進するのにも一苦労した。こんなところで停車したことをほんのちょっとだけ後悔・・・。
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更に進むと、一旦視界が開けた場所に出る。左手の斜面は大規模に伐採された区画があり、その中にはこの道の続きと思われる筋も見えている。この先が実に楽しみだぜ!
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先ほどの看板から300m程進んでくると、路面がダートに変わる。道の脇に立つ杭によれば、ここからの区間は平成十三年の施工だそうだ。僅か13年前、まだまだ新しい林道のようだ。
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さっき見上げた山肌も結構な急斜面だけあって、周囲の視界もだいぶ開けるようになってきた。
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おおっ、さっき見えていた伐採された地点に入って来たのか!?だいぶ眺めが良くなってきたぞ!
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と思ったら、道は更に斜度を上げ、目の前には一面の青空が!こ、これはテンション上がる!!
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その坂を登りきると、一気に周囲が見渡せる場所に出た。何という爽快な景色!
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眼下には、先ほど通って来た都道と、その周囲に点在する家屋が見えている。ときおり都道を通る車も見えるが、さすがにその音はここまで届いてこない。
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さて、この先はあとどれくらい続いているのだろう。再びBAJAに跨り先へと進む。
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ンが、そのすぐ先で道が少し広くなった場所で終点となった。先ほどの看板(が起点かはわからないが)から約800m、道がダートになってから約500mの地点だ。
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その終点の先にも細い歩道が続いているが、なんだこれ、伐採斜面に向かう作業道か?まあ、今日のところはここまででいいです(笑)。
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・・・ありゃ、BAJA君のバルブが片っぽ切れちゃってら。年明けたら注文しておかないとな。
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さて、終点も確認したので、先ほどの眺めのいい地点まで戻って来た。
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今日はここで昼飯だ。実は、着いたらすぐに飯に出来るように、朝飯を抜いて来たのだ(笑)。
お湯を沸かしてカップラーメンを作り、食べ始めたところでちょうど、集落に設置されたスピーカーから12時を告げる音楽が流れ始めた。どこか懐かしさを感じるゆったりとしたその曲を聴きながら、僕は腹の底から声を振り絞り、眼下の集落に向かってこう叫んだ。
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檜原村のみなさーん!
お昼の時間ですよー! |
嘘だよ!そんなことしねぇよ!
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振り返ると、稜線の上に真っ白な雲が流れていく。昨日の雨が雪になるかもしれないと思って、もう今年の走り納めは無理かなあ、なんて気もしてたんだけど、こんなに良い天気に恵まれて本当に良かった。
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ここ、路肩が盛り上がっていて、腰掛けて飯にするのに丁度良いんだよね。
今日はもともと暖かかったこともあって、ラーメンを食べてコーヒーも飲んでたら、いつのまにが身体にびっしりと汗をかいてしまった。せっかく風邪も直ったばかりだというのに、これではまた風邪を引いてしまうと思い、慌ててタオルで汗を拭きとる。
それにしても、ここからの景色を眺めながら、ずいぶんとのんびりしちゃったな。総延長こそ小振りなものの、上平線、実に良い林道だった。さて、それじゃここを引き返して、もう少しだけ林道を走っていこう。
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都道206号線をあと1km程西へ進むと、左手に笛吹(うずしき)の集落へと分岐する道がある。ここでいいんだよな・・・。
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集落の中を延びる道を進むと、更に左手に分岐する道が現れる。
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林道板東沢丹田線だ。ちなみにこのグリーンの逆三角形の林道標識、アズサズ線などと同じ形の、埼玉では割と目にするタイプたが、都内では珍しいような気もするが、どうなんだろ?
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不動橋を越えると、起点から僅か100mちょっとで道はダートに変わる。
ちなみにこの板東沢丹田線、この時点ではほとんど事前情報を入れていないので、それなりに距離が延びていそうだということ以外、どこまで延びているのか、どんな景色があるのかなどはほぼ分かっていない。一体どんな風景が待っているのか、楽しみだぜ!
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道が日陰に入ると、路面の水溜りの表面は薄く凍りついている。ただ、やはり今日は暖かい所為か、その氷も溶けかけてはいたが。なので、わざわざ泥だらけになるのも嫌だったので氷に突っ込むのは止めておいた(笑)。
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昨日の雨で濡れた路面が、陽の光を眩しく反射している。日陰から出ていきなりのこの眩しさなので、目がおかしくなりそう・・・。
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ふと、路肩の木の途切れた場所から、これから向かう道の続きが見えた。
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逆光でかなり見辛いが、結構先まで延びてるんだな。しかも、これだけ斜面が伐採されているのなら、あそこからはそこそこの眺めが期待出来るかも。
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それにしても実にフラットで走りやすい路面だ。濡れて光る路面が、凍っているのかどうか判別が付きにくいのがやや怖いが(笑)。
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その先で、道が二股に分かれる地点に出た。とはいえ、そのすぐ20m程先でまた合流するんだけど、それでもこういうのって何か楽しい。とりあえず左手の道を進んでみよう。
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その左手の道沿いの斜面は伐採され、谷側の景色が開けている。そうか、ここがさっき見えていた斜面だな。
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キンと冷えた青空に浮かぶ白い雲。この冬ならではの空気感、やはり最高だよ!これがあるから寒くてもへっちゃらなんだよな(へっちゃらでは無いだろ)。
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起点から1.7kmを越えた辺りで、道が下りに転じた。そこそこ走って来たけど、しっかりと整備の行きとどいた道は、いまだ途切れる様な気配を感じない。
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この辺りは日陰ということもあり、ぱっと見では分かり辛いのだが、路面はガチガチに凍りつき、まるでコンクリートのように硬くなっている。砂利混じりなので、ツルッといくことはまず無いとは思うが・・・。
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そんな薄暗い日陰の区間を抜けると、道は再び上りに転じ、明るい日向へと出た。お、この景色、笹野向線を思い出すぞ!
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この広々とした景色、実に素晴らしい!雲一つない空もいいけど、今日はあの山の上に浮かぶ雲が実に良いアクセントになっている。こんな天気の良い日に来ることが出来てホント最高だぜ!
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あ、あの伐採された斜面に見える傷のような筋、あれはさっき行ってきた上平線だな。ってことは、さっきは気付かなかったけど、あっちからもこの道が見えるってことなんだな。
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それにしても、まさかここまでの景色が見られるとは思わなかった。これは嬉しい驚きだった。いやホント、ここって何気に凄くいい林道じゃない?
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この冬枯れた木々が描き出す荒涼とした景色も実に良い。
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道は更に奥へ奥へと伸び続ける。これって・・・明らかにどこかへ抜けさせる気マンマンだろ?
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やがて、なにやら道の脇に看板が立っている場所に着いた。メーターを見ると、起点から約4.1kmの地点だ。そうか、いつのまにかそんなに進んで来たのか。
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ただ、そのカーブの先で道を塞ぐ重機は、バイクなら通れるようにと、僅かにアームの隙間を開けておいてくれているようだ。
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ではご厚意に甘えまして先へと進ませていただきます。
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道の脇には詰所もあるが、さすがに今日は無人のようだ。
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やがて、看板から約600m、起点から約4.6kmで、路面に土砂を盛った工事中の地点に着いた。この土砂の上が、現在作業中の仮の路面になっているようだが、さすがにBAJAではこの先は進めないな・・・。
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というわけで、BAJA君、ちょっとそこで待っててね。
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開削されたばかりと思わしき道筋は、尾根を回り込んで更に先へと延びているようだ。
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その尾根筋の向こうには、これまた素晴らしい青空が。白い岩肌とのコントラストが素晴らしい。
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カーブを越えると道は下りとなり、あともう少しだけ続いているようだ。
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やがて、歩き始めて100m程だろうか、とうとう行き止まりが見えた。
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斜面を削り取って形作られただけの路面がぷっつりと途切れる、ここが現時点での終点だ。開削の様子を見る限り、やはりこのまま何処かへ抜けさせようとしているのは確実だろう。いずれ来るその日が楽しみだ。
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この板東沢丹田線、特に期待もせずに入って来たけど、実に素晴らしい林道だった。
で、帰ってから調べてみたら、やはり過去にタマチャリンさんが走られていて、2012年のその記事では、この道の今後の計画についてなども書かれていた。さすがタマチャリンさんだ!そして、今年の7月には696さんも訪れていたようなのだが、その頃はちょうど忙しくてブログとか全く見て無かった頃だったんだよなあ。とにかく、また一つ今後の進捗に期待の持てる林道を開拓出来て、ほくほくの走り納めになったかな。
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それでは都道を引き返し、最後にもう一か所寄り道をして行こう。林道笹野向線、そう、ここは今年一番最初に走った林道だ。この一年でどれだけ進展があったのか確認していこう。
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ンが、ダートに入ってすぐに、重機で道を塞がれてしまっていた。右側に僅かに隙間があるように見えるが、そこを越えるには斜面のふかふかの土を乗り越えて行かねばならない。何とも絶妙な位置に停めてるなあ・・・。まあ、無理をしてもしょうがないので、ここは大人しく引き返すとしよう。
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というわけで、今年の走り初めと全く同じ地点での走り納めと相成りました(笑)。今年も途中で忙しかったりと色々あったけど、それなりにマイペースで楽しめた一年ではあったかな。来年も無理することなく、のんびりと行きますよ。
今年も一年、林道ナノレカワ線にお付き合いいただき、ありがとうございました。また来年もマイペースでやっていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
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