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今日は見ての通り自転車での林道散策だ。自転車を林道に持ち出すのも久しぶりだが、やっぱり1年にいちどくらいは身体を動かして林道を走っておきたいんだよね。
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既に11月も下旬、紅葉もほぼ終わり頃かと思って来てみたが、場所によってはまだ鮮やかな色彩を残しているようだ。
さて、本日やって来たのは・・・。
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秩父林道だ。ここへ来るのは2年ぶりとなる。前回来たときも紅葉のシーズンだったのだが、その時は生憎の曇り空で、改めて晴れた日に紅葉のリベンジをしたいと思っていた。ただ、日付け的には前回よりも遅い日程で、時期的にこの先でどれだけ紅葉が見られるかは分からないが、何より今日は雲ひとつ無い快晴!林道を走る上でこれ以上嬉しいことはない!さっそく進んで行こう!
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林道の標識からしばらくは舗装区間が続くが、その道を明るい日差しに照らされた木々が覆っている。もうこれだけで本当に満ち足りた気持ちになる。
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道の脇には沢が流れ、静かな空間に水の音だけが響いている。
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その小屋を過ぎると、道はようやく未舗装路に変わる。やっぱり未舗装になるとテンションが一段上るよね。
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それで道のすぐ脇にはこの景色。岩の間を透明度の高い水が流れ落ち、黄金色の葉が周囲を覆っている。最高だ・・・。
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荒々しく堆積した岩の中を流れる水と、その周りを囲む紅葉の木々。うわー、めちゃめちゃ綺麗だなあ。
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のんびりと道を上り続け、ようやく中川林業専用道との分岐に到着(今日は行かないけど)。ここで銘板の上に腰掛けて少し休憩・・・。
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ちょっと日影の写真が続いてる気がする?もちろん、まだ時間が早いから陽が谷間まで届いていないということもあるんだけど、本当はちゃんと日向の区間もあるにはあった。ただ、日向に出るとちょうど進行方向真正面に太陽があって、眩しくてまともに目も開けられないくらいで、その区間の写真が無かったんだよね・・・。
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そんな感じでのっそりと坂道を上り続け、小さな橋に到着。そう、ここは・・・。
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秩父橋だ。「秩父橋」といえば国道299号で荒川を渡るあの橋が有名だが、こちらも歴とした秩父市の秩父林道に掛かる秩父橋である!どうだ、まいったか!(何が?)
そして、この橋の上から見る沢の景色も実に美しいのだが、それは復路の景色として後程見ていただこうと思う。
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フラットな路面には一面に落ち葉が覆い被さり、この景色の静けさをより一層引き立てているかのようだ。
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その先を進むと、ようやく向かいの山が見渡せる地点に出た。
そして、あの山肌の中央付近に見えているのが・・・。
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先ほど起点を通過した中川林業専用道だ。目視した感じでは、以前終点を確認した地点からはもう延伸はされていないようだったが、道自体もそんなに頻繁には使われてはいないんだろうな、という印象だ。
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徐々に標高を上げてきたおかげで、ようやく太陽を背にできる区間まで辿り着いたぞ(笑)。やっぱり日向は気持ちが良い。
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とはいえ、道自他はこんな感じで常に蛇行していくので、やはり頻繁に日向と日影を繰り返しながら登って行くことになる。
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お、ここは以前一度だけ入っていったことのある「なぞの道」だ。結局そのときも何のために造ったのか分からず仕舞いだったが、結局あれから再び使われることも無く廃道化してしまったように見える。だってこれ、「道があった」と言われなければ最早そのことに気づかないでしょ・・・。
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さあ、モリモリ進んで行こう。ここは背後にこれから進む区間のガードレールが見えているのだが、あれを見ると、あんなペースで標高を挙げ続けている事実に気づかされるよね・・・。
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そしてここ!この秩父林道で一番好きな地点!この先に進む道と、左手に見える山の稜線が繋がって見えるのが最高なんだよ!しかも、この雲ひとつ無い青空!最高!最高!
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先ほど見た中川林業専用道も、だいぶ標高を上げたところから見ていることが良く分かる。
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気温もちょっと涼しさを感じる程度のちょうどいい感じで、日向に出るとこの快晴ということもあって、本当に今日来て良かったと思える。
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さっき見上げたガードレールのある辺りの区間まで上って来たぞ。下を見れば、山肌の中に今通ってきた道が蛇行して延びているのが見える。
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こういう、ヘアピンカーブで折り返す区間が見渡せるところも楽しいよね。
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ここは前回紅葉の景色が綺麗でよく憶えてる地点だけど、今日は既に道の外の木々は葉を落とし切っていた。
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いやー、しかし久々に自分の足で林道を登って行くのは結構シンドいねぇ。前回来たときよりも時間が掛かっているような気がするな・・・。
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ちょうど谷をまたぐ地点、ふと道の脇に、かなり大きめなU字溝が置かれていた。見たところ新品と言うわけでは無さそうだけど、どこから持ってきたものなんだろう?
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と、その先がなにやら不穏な感じになっているのが見えるんだけど・・・。もしかして、あそこにあったものか??
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これも昨年の台風19号による被害なのだろうか。谷に沿って続く様子を動画で撮ってみたけど、元がどんな感じだったのか、もうよく分からないな・・・。
今日の秩父林道、つい最近路面の整備が行われた様子はそこかしこで感じられたんだけど、さすがにこういったところまではまだ手が回っていないのかも知れない。
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幸い、路盤までは持っていかれてはいなかったので無事に通過。それはそれとしてここからの景色も抜群だな。だいぶ標高を上げてきた感じがする。
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この巨大な切通しも迫力があってめちゃめちゃカッコイイが、これだけ深いと、隧道でも良かったんじゃないかって気もするけど、こっちのほうが造り易いとかあるのかな?こんな山岳林道に素掘りの隧道とかあったらかなりアツいと思うけどな(笑)。
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日影の冬枯れた木々の向こうに透けて見える青空。この季節ならではの景色だ。
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突然、路面に近い視点の写真だけど、これは途中で疲れちゃって地べたに座り込んで撮った一枚。誰も来ないのが分かってるからこそこんなことが出来る(笑)。もうそろそろ終点だったっけなー、なんて思いながら休んでたんだけど・・・。
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おお!そうだ、ここを忘れてた!ここ、道の外がかなり深い谷になっていて、その割りにガードレールも設置されてなくてかなりヒヤッとする地点なのだ。
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この写真は少しズームして撮っているので深さが分からないかもだけど。その谷底には、連続した砂防施設が続いている。こんなに山深い場所に、林道だけでなくこんな工事まで行われているなんて、どれだけの年月をかけたんだろう・・・。
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そして、そのすぐ先でヘアピンカーブで折り返していくこの地点!右の斜面と、左の奥に見える山の景色の対比が面白くてここもすごく好きなんだ。
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高い空に向かって枝を伸ばす冬枯れた木。冬空の深い青と白い幹のコントラストが実に綺麗だ。
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ちいさな切通しの脇で、その奥に見える景色がちょっと良くて撮ってみたんだけど、何故か自転車が合成っぽく見える1枚(笑)。
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さっきのU字溝のところも結構な被害だったけど、ここも大概だな。どうやったらこんな状態になるんだ・・・?
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この辺りで、そろそろ終点かな、と思って向井側の斜面を見てみたんだけど、ちょうどそっち方向に太陽があったために眩しくてよく見えない・・・。でも、微かに見える景色は、見覚えのあるこの秩父林道の終点のよう見える。あと少しだ(多分)・・・。
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そう思って進んでくると、印象的な終点手前のコンクリートの路面で沢を渡る地点に着いた。おお、ついに来たぞ!
・・・って、あれ?ここって洗い越しだったよな??
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この場所、以前はこんな築堤っぽくはなかったはずだし、この下に見えるコルゲートパイプで水を通す構造も見た覚えがない。でも、コンクリートの痛み具合やパイプの錆具合を見ても、これらはつい最近になって造り変えられたというわけでも無さそうだ。
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反対側もこんなにしっかりと暗渠の穴が開いているが、築堤の側面を見ると、恐らく重機で引っ掻いたような痕が残っていた。痕はまだ真新しく、つい最近整備されたのだろう。これを見て、元々築堤として造られていた場所に土砂が堆積して、洗い越しのような状態になっていたのだろうということに気づいた。
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ちなみに↑これが2年前に撮った同地点の写真。これを見れば、洗い越しだと思っても不思議ではないでしょ?
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そして、ここの土砂を撤去した重機のものと思われる路面の走行痕は、この奥にも続いていた。この先はもうすぐに終点になるんだけど・・・。
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そして、あの洗い越し(と思っていた場所)の先に進むと、まだコンクリートの路面が続いていた。以前はこの辺りはもう土の路面になっていたと思うんだけど、実際はここまでコンクリ路盤が続いていたけど、いままで土砂に隠れていたということか。その土砂を撤去するためにここまで銃器が入ってきたのだろう。そのおかげで、ここを境にこの奥の終点に行くためにかなりの急斜面になってしまっているが・・・。
そして、こここそ本当の洗い越しなのだろう、斜面からの流れ込みの水を路上に通して谷へと渡していた。
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その流れ込みを動画で撮ってみた。
さあ、いよいよラストだ。自転車を担ぎ上げて終点に行こう。
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よっしゃ、終点に来たぞ!なんだか、林道を進んでいる最中も、以前来たときより所要時間が多く掛かっていたような気がしていたけど、時間を見たら確かに前回よりだいぶ時間を食っていた。いかん、ここしばらくテレワーク続きだったせいか、確実に体力が落ちてるな(笑)。
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まあでも、のんびり自分の足で林道を散策するという目的は果たせたし。ちょっと散策程度に走るにはここはちょうど良いんだよね。さあ、そろそろ引き返そうか。
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さあ、ここからは楽しい下り走行タイムだ!自分の足で稼いだ標高を重力に任せて下っていくのは本当に気持ちが良いぜ!
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やはり人の気配のない山の中で食べるラーメンは最高っすね。あまりに人の気配が無さ過ぎて、匂いにつられて熊さんが出て来ないことだけ祈っておこう(笑)。
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さあ、腹ごしらえも済んだし、あとは一気に下っていくだけだ。
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・・・と思ったんだけど、時間も経ってだいぶ陽も高くなり、道に日差しが入ってくるようになったので、登りのときとまた景色が違って見えるので、やっぱりついついシャッターを切りながら下ってしまうのであった(笑)。
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秋から冬へと移り変わるこの季節に、こんな快晴の日にくることが出来て本当に良かった。紅葉は・・・また改めてリベンジかな(笑)。
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そうそう、復路で見せるといっていた、秩父橋からの沢の景色。少しだけだけどここも動画で撮ってみた。
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この辺りまで標高を下げてくると、場所によってはまだまだ紅葉も残っていて、明るい日差しを受けて眩しく輝く木々の葉と、日影の岩肌の中を流れ落ちる沢との対比がとても美しい。
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往きのときよりもだいぶ日向の区間も増えて、むしろこの時期はこのくらいの時間から走り始めるのも良かったりするのかな、なんてちょっと思ったりもしたけど、そうすると今度は戻りのときに陽が傾き始めて日陰になりそうだし、多分そっちのほうが寒くなりそう(笑)。
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起点標識の地点まで戻って来た。まだこの先もちょっと登りになる区間も残ってるんだけど、とりあえず秋の秩父林道、これ以上無い晴天の中で堪能することが出来た。たいぶ体力が落ちてるっぽいのは実感したけど(笑)、久しぶりに自分の身体を使って林道を走れて楽しかったよ。
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