12月10日から御荷鉾スーパー林道が冬季閉鎖に入るということで、今年最後の御荷鉾ツーリングに行くことにした。
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前回御荷鉾に行ったときの帰り道で見つけたジンセンアップの看板。その時は撮れず仕舞いだったんだけど、今日は往きにしっかり撮ってきたぜ!朝から元気グングンだぜ!
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ダートの入り口まであと少しの塩沢峠にて。今日も最高の天気だ!林道への期待が高まるぜ!
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さあ、御荷鉾の入り口までやって来た。前回来たときは「これで今年最後になるかも」なんて思ってたけど、結局また来ちゃった(笑)。明後日からは冬季閉鎖になるこの道、次は来年の春までお預けだ、噛み締めるように走って行こう。
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前回来たのは先月の8日、ちょうど1ヶ月前だった。あのときは林道三ッ丸大平線を走った後の午後から訪れたので、復路では結構陽も傾いてしまっていたが、今日はずっと明るい日差しの中で走れるだろう。
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空の青さも、前回来たときよりも深みを増しているように見える。気温も思っていたほど寒くも無く、この快晴とも相まってとても爽快な気分だ。
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道の外に枝を広げる木々の向こうに、冬のクリアな青空が広がり、そこに浮かぶ真っ白な雲が景色にいいアクセントを加えている。この季節でしか味わえない景色に思わず見惚れてしまう。
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初夏には新緑のトンネルとなるこの地点も、この時期には路上に覆い被さるのは冬枯れた幹だ。この木々たちもひと冬を乗り越え、来年の春に再び芽吹くための生命力を蓄えていくのだ。
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森林公園管理棟の地点までやって来た。前回来たときはまだカラマツの紅葉が残っていたが、今日はほぼその色彩を失い、この季節に相応しい景色へと変わっていた。
ここでふと足元に落ちる看板の影を見ると、その影の内側だけ路面が白くなっている。
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霜だ。そう、既にそういう季節になっているんだよなあ。当たり前なんだけど、今年はずっと暖かかったせいか、この光景を見てやっと、ああ、今はその季節なんだと腑に落ちた。ここまでしこたま寒い道を走ってきてるのに(笑)。
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空が晴れ渡った日は、日影ですら美しく感じる。木々が葉を全て落としきったこの季節だからこその清々しい景色だ。
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この木々のシルエットとその向こうに広がる青空のコントラストの美しさよ・・・。
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視界の開けた場所から見える山々も、この季節だからこその、遥か遠くまで続く青白いグラデーションをくっきりと描き出す。雄大な空間が、その広がりをより強く感じさせる、本当に爽快な景色だ。
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そして、御荷鉾といえば何と言ってもこの稜線上を走る区間!ただでさえ楽しい区間なのに、木々が葉を落としきっているおかげで、360度ぐるりと広がる青空が、「ああ、俺、山のてっぺんを走っているなー」と実感させてくれる。関東近郊でこのロケーションのある林道って、本当に貴重だと思う。
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その先の日影に入った区間で、路肩に霜が下りている地点があった(路面もこの区間だけ白くなっていたけど、少し歩いて見た感触だと、もしかしたら路面は融雪剤だったかも知れない)。
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そういえば、去年この時期に来たときはもっと大きい霜も見たんだよなあ。今日見た霜は、こことさっきの管理棟のところのほんの僅かなものだけだったし、やっぱり今年は暖かいんだなあ。
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一瞬舗装になるこの区間から見える山々も、折り重なる淡い青のグラデーションがまるで絵画のような情景を描き出している。
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山肌のカラマツ林も、先月はまだ鮮やかな橙を見せていたが、ひと月ですっかり冬の景色へと様変わりしていた。
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これは事あるごとに言ってるんだけど、この季節の林道で見られる、冬枯れた木々が路面に描き出す影のストライプと、網目のような枝の向こうに透けて見える真っ青な空の情景が本当に好きで、冬の林道の良さがこれでもかと詰まっている景色のひとつだと思っている。
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その情景を、こんな稜線上のフラットダートで味わえるなんて、もう最高じゃないか!
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緩やかに蛇行する道を、明るい日差しの中で木々の影に撫でられながら走っていく。緑の季節の木漏れ日とはまた違った感動だ。
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御荷鉾、本当に良い林道だなあ。ここが通行可能でいてくれて本当に嬉しい。
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そうして12kmほどのダートを走りぬけ、いつもの八倉峠の展望スポットへ。さすがに12月ともなると、空気もエグいほどにクリアだ。
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浅間山も、この空気の中にその姿をはっきりと現していた。本当にここからの景色が素晴らしすぎて、一旦ここに停車してしまうと、なかなか離れ難いものがある。
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ま、そうも言ってられないので、このまま展望台まで行ってみよう。
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というわけで、御荷鉾スーパー林道展望台までやって来た。
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今日は、展望台の奥のこの地点が空いていれば、初めてこの展望台で昼飯にしようと思っていたところ、幸いにして先客がいなかった。
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誰もいない展望台に移動し、叶山鉱山を眺めながらの山ラーってのもなかなかオツであります。いやあ、最高だ。
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展望台からの景色をパノラマにしてみた(写真をタップするとちょっと大きい写真が開きます)。
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展望台からダート区間へ戻りがてら、八倉峠に誰もいなかったので再び立ち寄ってまたも写真撮影(笑)。
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そりゃあこんな絶景が眺められるんだから、人さえいなけりゃ立ち寄るでしょ!
と、さっきも撮ったばかりなのにまたしても何枚もシャッターを切っていると突然、「もしかしてナノレカワさんですか?」と声を掛けられた。
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その声の主は、ツイッターでフォローしていただいている、さーふぃんばーどさんでした。俺に会ったことを、こっちが恐縮するくらい喜んでくれて、ここでさーふぃんばーどさんのDR250SとBAJAを2台を並べて記念撮影。しかも、「林道ナノレカワ線」に影響されて林道を走るようになった、とまで仰ってくれた。このサイトをやっていて、言われてこんなに嬉しい言葉はないよ・・・。
ここで少し話をして、またどこかで、と言葉を交わし、さーふぃんばーどさんはここから下る林道七久保橋倉線へ、俺は御荷鉾のダートの復路へそれぞれ向かうことにした。
この日のナノレカワも登場している(笑)、さーふぃんばーどさんのブログはこちら。
『you talkin' to me』
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八倉峠を後にして、ダートを引き返していく。天気もいいし、嬉しい出会いもあったし、今日はいい日だ(笑)。
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進行方向から光を放つ太陽が、道を囲う木々のシルエットを真っ青な背景に浮かび上らせる。
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道の外には、常に遥か遠くまで続く山々が立ち並び、木々の切れ間からその景色を眺めながら走るのも、この季節ならではの楽しみだ。
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この開放感ある空間と、その中に蛇行して延びる道が美しくて、さっさと通り抜けてしまうのが何だか勿体無くて、写真を撮りながらゆっくりと進んで行く。
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何度も言っているとおり、この御荷鉾は山の稜線近くを延びているおかげで、周囲が開けている区間が多く、そのうえこの季節は葉を落とした白い幹が空の青さを引き立てる。
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青白い色彩に染まる日影の区間。本当に美しい光景だ。
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この御荷鉾スーパー林道も、現在のように舗装区間が増える以前は何十キロもダートが続いていたという。その頃に走れていた人が本当に羨ましい。現在のこの区間の約12kmのダートでもこれだけ楽しめるのだから、こんな道を何十キロと走ったら、楽しすぎて途中で気を失ってブッ倒れるんじゃないか(笑)?
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おおお・・・どうだこの展望は!前回来たときよりも視界は更にクリアになっている!そのうえ、市街地に落ちる雲の影がなんとも良いアクセントになっているじゃないか!本当に美しい景色だ・・・。
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ここでもパノラマで撮ってみた(↑タップで大きい写真を開きます。)
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前回、「やっぱりこっちでおやつにすれば良かった」なんて思ったので、今日はその通りここでおやつにするぜ。この景色を眺めながら飲むコーヒーが美味すぎる・・・。
ここで、柵の隙間から足を外に向かって投げ出し、柵の上に顎を乗せてしばらくぼーっと景色を眺めて過ごした。なんて贅沢な時間だ・・・。
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ただ、今日は気温も高めだとはいえ、そろそろ引き上げないとこの時期はもう日が落ちるのが早いので、少し早めに引き返そうか。
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今年の冬季閉鎖前最後の御荷鉾スーパー林道、じゅうぶん堪能したよ。
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実はこの日、帰り道ではだいぶ雲が増えてきてしまったのだけれど、俺が御荷鉾にいる間はずっと青空が広がっていてくれた。この翌日からもしばらく雲が多い天気が続いて気温も下がってきたし、この日は本当に最高のタイミングで訪れることができたんじゃないかと思う。ありがとう御荷鉾、また来年の冬季閉鎖明けに走りに来るよ。
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