今年も桜を観に行こう
2023/04/02 埼玉県毛呂山町・鎌北湖周辺〜飯能市・八徳の一本桜
 
 毎年この時期になると、いつも桜を観に行く場所がある。鎌北湖の周辺と八徳の一本桜だが、今年はなかなか上手いことタイミングが合わず、もしかしたら今年は無理かなー、なんても思っていた。今日も天気予報では雨は降らなそうではあったのだが、朝起きると空は一面どんよりとした雲に覆われていた。もうこの時点でテンションだだ下がりで、危うく不貞腐れて二度寝しそうになったのだが、今日を逃したら今年はもう無理だと思い、雨さえ降らなければと思って走りだした。
 
 まずやって来たのは、鎌北湖を少し下ったところにある桜並木。ここは距離はごく短いものの、満開の時にくるととても綺麗なのだが、今日は生憎の空模様のうえ、開花のピークはすでに過ぎてしまっていた。
 
 ここは人通りの少ない点もお気に入りなのだが、今日のこの天気で、一際ひっそりとした印象だった。
 
 そんな桜並木を早々に後にして鎌北湖にやってきた。
 
 さすがにこちらは、こんな天気でもそこそこの人が集まって賑わいを見せていた。
 
 とりあえず人のいない場所に停めて一枚。
 
 本当は、ここへ来ると毎回、このもう1本後の木のところで写真を撮っているのだけど、今日はちょうどその場所でバイク3台のグループがガチ撮影モードに入っていて、しばらく開かなそうな雰囲気がプンプンしていたので、ここも数枚だけ撮って早々に退散。
 
 堰堤上から走りだすと、ふと旅館の廃墟の向こうに斑に咲く桜が見えた。ここから意識してこの景色を見るのは初めてだけど、なかなか悪くない感じじゃない。
 
 そのまま直進して林道権現堂線の起点にやってきた。ここから奥武蔵グリーンラインに入り次の目的地へと向かう。
 
 グリーンラインを走るのもずいぶんと久しぶりな気がするな。
 
 ところどころ道端で咲く桜を見ながらのんびりと進んでいく。
 
 権現堂線が林道奥武蔵2号線に接続する地点までやってきた。ここで一旦奥武蔵2号線を上らずに、写真手前方向へ下って寄り道をしていく。
 ところでこの写真、真ん中に舗装の境目があるせいで、2枚の写真を切り貼りしたみたいに見えて妙な感じがしない(笑)?
 
 奥武蔵2号線から道なりに切り替わる林道風影線を通る。ここは途中で集落を通過するのだが、その道沿いに咲く花がとても綺麗で、ここもこの季節に訪れるのが楽しみなのだ。
 
 あいにくの天気ではあるが、それでもこの場所の雰囲気は伝わるんじゃないかと思う。晴れてる日に来ると本当に綺麗なんだよ・・・。
 
 まあ、「あいにくの天気」なんて言いつつも、しっかりと写真には収めていくんだけれども。
 で、ここの景色を見たら引き返そうとも思ってたんだけど、そういえばもう少し下ればも舗装の林道があることを思い出して、このまま先へ進むことにした。
 
 そのまま下り勾配の道を進み、やって来たのは林道風影東沢線。ここももう何年ぶりになるのか覚えてもいないけど、道の様子に変化はあるだろうか。
 
 起点から100mほどのアスファルトを経てダートに変わるのは以前から変わらず。路面も特に荒れたりしている様子もなさそうだ。
 
少し進むと、道の脇に治山工事の看板が立っている。
 
 この風影東沢線、起点にこそ標識が立っていないが、この看板にしっかりと路線名が記されている(ついでに風影線も)。これは初めて訪れた時に気づいていたものだけど、こういうものを見つけたときって妙に気分が上がるんだよね。
 
 道は過度に荒れることも、かと言って以前よりコンディションを良くする整備などがされていることもなく、本当に以前来た時から全くと言っていいほど変化が無いように見える。
 
 そして、500mほどのダートを上り続けて行き止まりの終点に到着。以前来た時からすでに10年以上は経っていると思うけど、驚くほど道に変化が無いように感じた。ただ、今この写真を見ると、路面がやけに綺麗に見えるのは、もしかして下草が刈り取られていたりするのだろうか。こんな行き止まりの林道、何も手を入れてなければもっと草に覆われていても不思議ではない気もするけど・・・。
 
 風影線を引き返す途中、カーブミラーの支柱に添えられた小さな看板が目についた。何が書いてあるのかとよく見てみると・・・。
 
よく見て通りましよう
 
ってかこのレタリング可愛すぎだろ(笑)!
 
 ここもまた来年晴れた日に来るとしよう。
 
 風影線から奥武蔵2号線に切替わる地点で景色が開けているので停車して遠くの山々を眺めていると・・・。
 
 お、烏帽子型鉄塔だ。これ、もうちょっと周りに斑に桜が咲いてたりしたら最高だったな。
 
 奥武蔵2号線をしばらく走り、林道八徳入線との分岐地点に来た。ここから八徳入線を下っていく。
 
 集落のある区間を抜けて、八徳の一本桜に到着だ。
 ここ数年は、開花の時期ともなると週末は多くの人が訪れるので、まずはここから人の集まり具合をチェックすると、今日は人の数も思ったほどではないようだ。どうやら、昨日の土曜日がとても良い天気だったため、今週末にここに来ようとしていた人たちはあらかた昨日訪れていたのかもしれない(実際昨日はツイッターでも多くの報告を見ていた)。
 
 というわけでさっそくBAJAに跨って桜の木の下まで降りてきた!
 
 開花のピークはやや過ぎてしまったようではあったけど、まだまだ綺麗に咲き誇っていた。
 
 これらの写真を見ると、いまここには俺しかいないようんい見えるかもだけど、実際は周囲にそれなりに人が集まっていて、ここでこうして写真を撮っていたら、たまたまここにいたハイカーのグループの

「バイク乗りは自分のバイクを入れて写真を撮りたいんだよ」

って会話が聞こえてきてちょっと恥ずかしかった(笑)。
 
 で、桜の下で数枚撮ってまたダッシュで引き返してくると、その後から1台のバイクが上がってきた。なんと、ツイッターでお世話になっているKawaiさんでした。BAJAを見て気づいてくれたらしい。俺も下で赤いバイクが見えて、もしかして?とは思ったんだけど、桜の下で人が途切れたタイミングで写真を撮ることに必死になりすぎてしまった(笑)。
 Kawaiさんとは2年前の開花の時期にもここでエンカウントしているのだが、あれ、そういえば昨日もここに来てませんでした(笑)?
 
 で、2人して上から桜を眺めて、やっぱり今日は人が少なくていいですねーなんて言いつつ、もういちど下まで下って写真を撮ることにした。
 
 ちょっと離れたとこで順番待ちをしていたらKawaiさんが撮ってくれました。ありがとうございます!
 
 Kawaiさんを見送った後、俺ももういちどここで数枚写真を撮って引き返すことにした。
 
 朝一の天気でだいぶ気分が萎えての出発だったけど、思ったほどは天気の崩れも無く、ことしもここでこうして一本桜を見ることが出来て良かった。
 
 最後にここからの景色を眺めて帰ろう。桜の木の下もいいけど、少し上から見下ろすここからの景色も良いんだよねえ。
 で、この後、また鎌北湖まで戻るか、国道方面に抜けるか迷ったんだけど、1ヶ所見ていきたい場所があるのでここを下っていくことにした。
 
 八徳入線の起点まで下ってきた。見ていきたい場所はここからもう少し下ったところだけど、ここにも見ておきたいものがある。
 
 それがこれだ。ここからもう一方に伸びる林道八徳線の旧タイプ標識!今年も無事現存を確認しました!
 
 そして、最後に見ていきたかった目的地がここ。林道楢沢線だ。ここは本線自体は300mほどの短い舗装林道なんだけど、終点から先に伸びる作業道が、見るたびに様子が変わるので今年もどんな状態か覗いていってみよう。
 
 舗装の途切れる作業道との切り替わり地点まで来ると、アスファルトの上には作業道から流出した砂利が一面にまき散らされ、急傾斜のこの場所でBAJAを停めるのもちょっと難儀するような状態になっていた。
 
 ここから先の作業道、前回来た時は、それ以前の廃道状態から一転、綺麗に整備された状態に復活していたのだが、今日の状態はというと、その路面には流水痕がえぐれ、またしてもしばらく放置された状態が伺い知れた。もともとここから先に進むのが躊躇されるような道ではあったけど、今日のこの状態では俺には無理だ(笑)。
 というわけで帰りまーす。さて、そろそろあの林道の冬季閉鎖も開ける頃かな?最近週末になると天気がぐずつくことが多いけど、そろそろ晴れの日が続いて欲しいなー。