今年は、夏頃からずっと行こうと思っていた林道があったのだが、時間的な都合が付きそうなときに限って、天気に恵まれないということが続いていた。この週末も、行きたかった方面は傘マークの付くような予報となっていたため、結局ツーリングはやめようと思っていたのだが、自宅周辺はそこそこ天気は持ちそうな気配・・・。
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だったらもう近場でいいからどこかへ出かけてラーメンでも食ってくるかと思い、午後になってからノコノコ出発してきた次第であります。
本日まずやって来たのは、あきる野市の林道横沢・小机線。ここに来るのはだいだい冬場が多いのだけど、こんな季節に来たのは初めてかもしれない。
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林道に入って早々、路上を横たわる倒木がお出迎え。ただ、すでに端の方でカットされていたおかげで倒木を乗り越えることなく通過できた。
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それにしても・・・暗い!天気が持ちそうとはいえ、薄っすらと雲が広がった空から差す光はあまりにも鈍く、鬱蒼とした植林帯の中では、まだ正午を僅かばかり過ぎただけとは思えないほどの重苦しい薄暗さに包まれている。
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路面はというと、この林道は以前からそうだが、所々で路面がえぐれたりガレた状態の場所が現れる。
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そういう路面状況を伝えようと思っても、写真に撮ると超絶フラットダートになってしまうの何なんすかね??
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お、路肩を土嚢で補強した箇所が。そんなに新しいものでもなさそうに見えるけど、こんなの前からあったかな?俺が気にしてなかっただけかもしれないけど。
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その先で現れるこの場所。ここ、恐らくこの林道中で一番荒れてる箇所だと思うんだけど、さすがにここは荒れ具合が伝わるかな?え?伝わんない?そ、そうか・・・。
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このS字カーブも毎回写真に撮る場所なんだけど、さすがにワンパターンが過ぎるな(笑)。
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ハイキングコースの分岐するピークを越えて、道は下りへと転じる。
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ここも毎回撮る場所だけど、見返したら前回来た時と全く同じアングルで撮ってんの・・・。元々延長の短い林道だから、印象的な場所を取ろうとするともうどうやったってそうなるのよ・・・。
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その印象的なヘアピンをぐるっと回って、道はさらに下っていく。
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その先は、ガードレールもない砂利深い直線の下りが続く。ここは道を踏み外したら谷底に一直線なので注意が必要だッ!
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その下りを過ぎて木々の途切れた区間へ出ると・・・。
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うへっ!ねこじゃらし的な下草が路面を覆い尽くしている!陽の当たる区間ということに加え、4輪なんてほとんど通らないってこともあってこうなっちゃうんだろうなあ。
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もっとも、その区間は数十mで途切れる。その薮区間の入口にはバリケードが置かれていて、何やら貼紙がしてある。あれ、もしかして車両通行止め的な?都道側の入り口には何も書かれていなかったけど・・・?
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そう思ったら、何のことはない、この地域の生き物や植物の採取の禁止を伝えるものだった。
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そしてまたしても毎度ワンパターンな場所で1枚、と思ってカメラを構えると、その奥になにやらいつもと違うものが見えている・・・。
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起点前の広場まで来ると、その手前に広がる水田から刈り取った稲が、稲架掛けにして干してあった。それにしてもこの掛け方は初めて見た気がするけど、屋根のように広げている形がなんだか竪穴式住居みたいだな。
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林道起点にもバリケードが置かれていて、こちらにも貼紙が。
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ううむ、こんな人里近くでも出るんだなあ。特に今年は各地でクマの出没が相次いでいるし、これからの季節は林道ツーリングでも注意が必要だな。
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さて、それじゃあBAJAを停めて少しのんびりしますか。
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奥の方の田んぼはまだこれから稲を刈り取るようで、このさらに奥では、今日もこの稲を育てた人たちが稲刈りの作業をしていた。
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ここでラーメンにすることも考えたけど、空は相変わらず薄曇りだし、稲刈りの人たちの気配もあるので、だったら次の林道へ行ってからにしよう。
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横沢入を出ると、道端の電柱にレトロな飛び出し注意の看板を見つけた。「みなさまの増戸農協」の文言が泣かせる。
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続いてやってきたのは、横沢小机とはほぼセット扱いの林道勝峰山線。
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道端には黄色い花を咲かせた背の高い草が生い茂っていた。
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ずっとこの黄色い花に見守られ、山頂へ向かってひたすら上り続ける道を進んでいく。
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それにしてもやっぱり薄暗い!これ、近場だからまあいいかってなるけど、遠出してこの天気だと泣いちゃうよ俺(笑)。
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そしてあっという間に終点の広場に島着。総延長は1,729mとのことなので、まあ短いですわ。
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空は薄曇りとはいえ、景色はそこそこ見晴らせている。
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都心の高層ビル群も意外としっかり見えていた。ここも同じ東京都ではあるけれど、都心部とは全く雰囲気は違うよね。
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というわけで、今日はここからの景色を見ながらラーメンタイムにしよう。
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ふと、作の外側の茂みの中からゴソゴソと音が聞こえてきた。
「なんだろう・・・熊とかじゃないよな・・・?」
それがナノレカワの最後の言葉であった
- 完 -
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と、そんなことをしていると、風に乗って流れてきた雲によってだいぶ陽が遮られるようになってしまった。そろそろ帰るとするか。
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そんな、午後から急に思い立ってのラーメン消費行動でした。さて、行きたい林道にはいつになったら行けるのでしょうかボクは。
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