雪の林道を走らせてくれっ!
2024/02/24 群馬県神流町・林道二子山線
 
 前回のレポでも軽く触れたが、今月の頭ごろに、ここ埼玉でも結構な量の積雪があった。その時は降ったのが週の頭だったこともあり、その週末に林道を訪れたところで、仮に雪が残っていたとしても、タイヤで圧雪されてアイスバーンになっているだろうな・・・なんて考えると、ちょっと走りに行く気にはなれなかった。
 そしてつい先日の金曜日に、山の方では再び降雪があったようで、いつもの秩父路面カメラを観ると、大滝方面の画像ではそこそこ積もっている様子が写し出されていた。そして、その翌日となる今日は週末の土曜日!前回と違い、今回は積もった直後の雪の上を走れるとなれば、これはもう出かけるしかあるまい!というわけで、BAJAに跨りさっそく出発だ!
 (まあ、降雪当日の金曜日も祝日ではあったんだけど、さすがに自宅周辺では雨だった環境の中、走りに出る気にはならんかったよね・・・笑)
 
 とりあえず目的地の目星を立てて、秩父方面へ向けて走り出す。まずやって来たのは吉田の林道粟野山線だ。昨日ウェブで積雪を確認したのは大滝地区だったけど、大滝に雪があるならこの辺りにもあるんじゃね?なんて軽い気持ちで来てみたけれど・・・。
 (そういえば、久しぶりに来てみたら、県道から入ってすぐの地点にあった起点標識が無くなっていた。まあ、あれも朽ちやすい木製標識でだいぶボロくなってたしなあ・・・。)
 
 うーん、路面の雪どころか、路肩にも雪のかけらすら無いぞ。そういえばここに至るまでの国道や県道でも、路肩などにもこれっぽっちの雪も見かけなかったしなあ。今日はここはハズレかあ・・・。
 
 こりゃあ、どこまで行っても雪は期待できないなと思いつつ、せめていつもの展望地点まではと思ってやってくると、路肩に伐採された木が横たわり、そのせいか、なんだか前に来たときよりも視界がすっきりしているような印象を受けた。前回の写真と比較すると、実はそんなに変わっていないようなのだが、写真左側の冬枯れた木が少し減っているような感じはするけど、まあ、冬のクリアな空気のせいで、何となくすっきりとした印象を受けたのかもしれない。
 
 粟野山線を早々に引き返し、次の林道へ向かおうと国道299号に入ると、路上に片側1車線を塞ぐバリケードが置かれていた。立て看板には、
 「車両通行止 志賀坂峠 土砂崩れ の為 この先通り抜けできません」
 と書かれている。ええっ、マジかよ?ただ、土砂崩れの正確な地点が書かれてはおらず、この先の住民のためでもあると思うが、この時点で道路自体は完全に封鎖されてはいない。一瞬、この先を諦めて国道140号方面にでも下ってみるかと思ったものの、その前に、とりあえずこの先を完全に通行止めとなる地点までは行ってみようと思い、先へ進むことにした。
 
 しばらく走ると人家も疎らになり、目指す峠方面の稜線が見えてきた。その山肌には、ここからは雪が積もっている様子は全く見えないが・・・。
 
 まあ、今まで雪道を走りに行った時も、県境を越えるまではこんな感じだったっけなあ・・・?
 
 そのままR299を進むと、最初に見たバリケード以降、特に規制もなく県境となる志賀坂峠まで辿り着いてしまった。とりあえずトンネルは越えることは出来そうだが・・・。
 (ちなみに、ここから左手に分岐する林道金山志賀坂線は相変わらず通行止めのままだった。立て看板には、今年の3月14日まで全面通行止とあったが、この「全面通行止」が解除されても、通行が可能になるのは地域住民や工事関係者だけに限られるんだろうな。)
 
 トンネルを抜けてすぐの地点には、車線を半分ほど塞ぐ程度の小さなバリケードと、その手前に立て看板が置かれていた。
 
 そこには先ほどと同様に、この先での土砂崩落のための全面通行止を知らせる内容が書かれているが、やはり土砂崩れの詳細な地点は書かれておらず、この地点から先への進入もまだ制限はされていない。それに、目的の林道はもうこのすぐ先だ。ってことは、林道行けんじゃね?
 
 わお!来れたよ!やっぱり諦めないで良かった・・・!というわけで、本日の本命、林道二子山線に辿り着いた。思った通り、ここまで来ると、路肩にもうっすらと雪が残っていた。ただ、やはり期待したほどは積もっていなそうだが、この先はどんな状況だろうか。
 
 序盤の舗装区間では、やはり路肩や斜面には薄っすらと雪が見られるものの、路上には一切残っていない。うん、まだ序盤だ、この先ではもうちょっと増えてくるだろう・・・。
 
 その先で未舗装区間に入っても、しばらくは路上の雪はほぼ見られないままだった。うーん、昨日の今日で気温もそんなに上がってないから、そんなにすぐ融けたとも思えないし、思ったほど降らなかったのかな?
 
 それでも、やはり先へと進むにつれ、路面の雪も次第に増えてきた。ただ、その雪面には既に4駆のもの思われるタイヤの痕が刻まれていた。早ぇって!
 
 しかも、1台ではなく複数台が通過したような轍となっていて、この辺りでも車両の通過した部分は土がむき出しになっていた。
 
そんな区間を通過して、いつもの展望地点へやって来た。うおお!今日も天気は申し分なし!路上に青白く残る雪が綺麗だぜ!
 
 ただ、当然ここでも轍がガッツリ刻まれ、その踏み痕は既に凍り始めているのか、こうしてBAJAから降りて写真を撮ろうとする足元もやや滑り易くなっていた。
 
 そんなタイヤ痕も、進むにつれて路面の土が見える部分が少なくなっていった。日向に出ると、路上を埋め尽くす雪の白さと空の青さのコントラストが美しいなあ。
 
 これでもう少し積雪量が多ければなあ。やはり二子山線でこの程度ってことは、そんなに多くは降らなかったようだ。もっとふかふかの雪の上を走りてーぜ(笑)。
 
 この日の翌日の日曜日には、再び降雪の予報が出ているが、この轍の上に新雪が積もったら、その下でこの轍がツルンコトラップとなって残りそうな・・・。まあ、その頃は平日なので来れませんけどね。
 
 その先で、路上の雪が途絶えてしまった。あれれ、もう終わり?
 
 ・・・かと思ったが、場所によってはまだ雪が残っていた。ただ、やはりその積雪量の少なさからか、日当たりなどの条件によっては早々に融けてしまった部分も多いのだろう。
 
  それでも、今年もここでこうして雪景色の中を走れているだけで御の字かもしれないけどね。やっぱり日向に出ると雪の白さが映えるねえ。
 
 去年来たときに落ち葉の吹き溜まりになっていた場所は、その落ち葉と雪がタイヤで踏まれてグッショリのグチャグチャになっていた。ツルンコするんじゃないかってヒヤヒヤしたわ・・・。
 
 そんなこんなで、いつもの残土を積んだ見晴らしスポットまで辿り着けたので、今日もここで昼飯にする。この場所の右側にある1段低くなった平場に、先に来ていた2台の4駆グループが停まっていたので少し話をすると、国道でお知らせの出ていた土砂崩れは、志賀坂峠から国道462号方面へだいぶ下った先にあるのだそうだ。実際そちら方面への通り抜けは出来ないのだろうけど、もうちょっと詳細な場所くらい告知しておいて欲しいなあ。とはいえ、通り抜けを想定しない俺みたいなのも少数派だろうけど・・・。
 
 さあ、山ラータイムがやってきました!澄んだ空の下に聳える山々を見ながらのラーメンは一味違うぜ!
 この日、平地での最高気温は10度ほどの予報だったが、その予報から思っていたほどには気温も上がらず、刺すような冷気の中、ジャケットを脱ぐことなく過ごしていた。
 
 それでも今年の冬は全般的に暖かかったせいか、前方に見える御荷鉾方面の山々も思ったほど積雪は無く、山頂付近に薄っすらと雪化粧を施しているだけだったが、これはこれでとても美しい景色だ。
 
 おおっ!?その雪化粧した山肌の中に、送電鉄塔が連なっているのが見えている!こ、これはたまらん!実に素晴らしい(笑)!
 
 先に来ていた4駆のグループも去り、ここでひとり、だいぶのんびりとしたランチタイムを過ごしたが、そろそろ発つとしようか。さっき、その4駆の人に聞いたところ、この先の高荻線方面にはもうほとんど雪は無いそうで、ここからでも、この先に下っていく路面はすっかりドライになっている様子が見えた。
 
 ここは去年の秋にも走ったばかりだし、今日は雪を踏めれば満足だったので、これで引き返そう。ちなみにその4駆の人曰く、ここから高荻線方面も、現時点で問題なく抜けているそうだ。
 
 今日は終始タイヤ痕の残る雪面だったが、無理やりにでも新雪部分を踏む(笑)。
 
 これを書いている25日の日曜は、秩父路面カメラを見ると大滝方面は金曜よりも多く雪が積もっているように見える。その後で走りに来たかったぜ・・・。
 
 ここですっかり雪融けしている斜面も、今頃はこの轍もろとも真っ白になっているんだろうなあ。
 
 展望地点まで戻ってきた。いつかまたここに、自分の轍だけを残すようなタイミングで来てみたいものだ。
 
 ・・・名残惜しくてUターンしてきちゃった(笑)。
 
 そんなわけで、思ったよりも積雪量は少なかったけれど、今年もなんとか雪の上を走れて、とりあえずここまで来た甲斐があったとは言えるかな。前述の通り、これを書いている今、秩父方面では結構な積雪があるようだけど、明日からまた仕事なのでその新雪を踏むことはできません(笑)。あとは、今年もまた春になったころ、3月の下旬か4月の頭ごろにでもどさっと降ってくれるのを楽しみにしていよう。次は一番乗りしてーなあ(笑)。
 
 
----------2024/03/07 追記----------
 
 この翌週の木曜夜から金曜夜にかけて、自宅周辺でも積もるほどの降雪があった。ただ、走りに行くとしても、次に行けるのは土曜日。間に挟まる金曜日はそこそこ良い天気だったと記憶している。果たして土曜まで雪が残っててくれるだろうか。そんな心配をしつつ、2週続けてとなる3月2日、再び二子山線へと向かった。
 
 小鹿野の市街地を抜けて、次第に志賀坂峠へと近づいていくと、道の周囲に、先週は見られなかった残雪が現れ始めた。これは林道の雪も期待できるかもしれない・・・そう思いながら走っていると、志賀坂峠まであと5kmほどと思われる辺りで日陰に入った。そこに・・・。
 
 
\(^o^)/
 
 う、うわあ!!この可能性をすっかり忘れていた・・・!
 路上に残る雪が、おそらく昨日1日で車に踏み固められて、ガチガチに凍り付いてしまっている。先週来たときに、林道へと至るまでに路上に一切の雪を見なかったので、完全に油断していた・・・。
 
 それでも氷の区間に入るまでは、もしかしたらシャーベット状になっているだけかもしれないと思い、念のため路肩にBAJAを停めて歩いて進むと、そんな淡い期待を打ち砕くテカテカの路面が待っておりました・・・。
 
 表面がわりとデコボコしてるから、言ってもそんなに滑らなくね?なんて思うかもしれないけど、こうして立って、ちょっと足を動かすだけでツルツル滑るのよ。こんなとこ怖くて重たいBAJAで進んでこれんわ!
 
 峠まで本当にあとちょっとなんだけどなあ。そうは言っても、仮にいま見えているこの区間を越えられたとしても、この先でもっと酷くなることは想像に難くない。これはもう諦めるしかないな・・・。ああ、XR用のタイヤチェーン欲しい(笑)。
 
 今日は大人しく引き返すとするかあ。BAJA君、帰ろうぜ。
 
 これを書いている日の夜から再び、山間では積雪の可能性があるそうで、これでしばらくは峠越えは無理かなー。この路面の氷が融けた後、また春の雪に期待だな。