2024年 山ラー納め
2024/12/30 東京都西多摩郡檜原村・林道風張線〜あきる野市・林道横沢小机線
 
 気が付けば今年も残りわずかとなった。ついこの間まで夏だった気がするんだけど、季節の変化が急すぎて感覚がおかしくなりそうだ・・・。
 今年も走り納めに行くとしようか。軽く近場で、と思うのだが、最近は近場のほうが良さげな場所が思い当たらないんだよな。一昔前なら、大名栗に西名栗、御岳山やら八日見やら、ちょっと走れば素晴らしいダート林道がいくつもあったんだけど、いまは良さげなダート林道を走ろうと思うとまず埼玉から出ることを考えなければならなくなってしまった。
 まあ、そんな愚痴を言ったところで現状が変わるわけでもないので、とりあえず眺めの良さそうな場所でもないかと頭を巡らせて、今日は東京の桧原村に向かうことにした。
 
 ここは桧原村の藤倉地区。
 
 ここで都道205号線から分岐する村道70号線に入り、目的地へと向かう。
 
 その地図の脇にあった藤倉マップ。野鳥や釣り人などのイラストが添えられた手書きの地図がとても良かった。これ、現地に来たらぜひじっくりと見てみて欲しい。
 
 しかし、谷合の道に入ると一気に体感温度が下がるな。そんな道を進み、やってきたのは林道風張線。ここに来るのは3年ぶりとなるが、今日どこへ行こうかと思った時に、この先の絶景ポイントが思い浮かんだので久しぶりにやってきた。
 
 この風張線は、、エンジンの力を借りても車体の重さを感じるほどの急な登坂が続いている。さすが、ロードバイク乗り達のあいだで激坂のヒルクライムとして名を馳せた林道だけはある。
 
 そんな道をしばらく進むと、民家に突き当たる手前で「ここは風張林道です」と描かれた標識の立つ道が分岐する。恐らくここが風張線の本来の起点で、さっきの村道70号線から分岐したここまでの道も村道なんだろう。
 
 そこからしばらくのあいだは、冬枯れた木々に囲まれた区間が続く。以前来たときもやはりこの季節で、やはりこの景色が印象深かったことをよく覚えている。そして、そんな区間を進んだ先で・・・。
 
 うおおおお!来たあっ!
 
 ここが、今日見たかった景色だ!予報で見た天気もやや不安ではあったが、この時間は薄雲が広がる程度で、しっかりと日差しもあって申し分なしだ!
 ってかさ、この高さでガードレール無しってなかなかの恐怖だよね(笑)。もちろんそのおかげでこれだけの眺望が確保されているわけなんだけど。
 
 年末にこれだけの眺めを見れただけで、今日はもう満足だよ。これでダート林道だったら文句なしだったけど、まあそれは言うまい(笑)。
 
 遠くには都心のビル群も見えている。って、そうか、ここから都心方面まで見えてたんだっけ。記憶ではどこまでも山並みが続いているような覚えだったけど、言うてここも東京都だしな。
 
 さあ、さっそくおっぱじめるぞ!路肩に腰かけて、連なる山々とその上に広がる空を眺めながらお湯が沸くのを待つ。もう、こんなんでじゅうぶんなんすよ。
 
 さて、今日の目的も無事果たしたし(早っ)、あと少し進んで終点まで行っとくか。
 
 あの眺望地点を過ぎると周囲の植生もほぼ落葉した広葉樹に囲まれ、明るい日差しが路上に降り注いでいる。この季節にしか味わえない冬枯れた林道も素晴らしいよね。
 
 そんな区間を経て、奥多摩周遊道路の風張峠に接続する終点に到着。ここは常時ゲートで閉鎖するために、バイクだとこの先に出ることはできない。ロードバイクの人はこの手前で自転車を担いで外に出られるんだけどね。羨ましい・・・。
 
 でも人は出ることができるので、今日も外からゲートに閉じ込められたBAJA君を撮影(笑)。
 
 ってか、周遊のほうは路肩に雪が残ってんじゃん。いつ降ったやつだろう。風張線のほうはここまで一切雪は残っていなかったけど。
 
 さて、そろそろ引き返そう。とりあえず凍結もなくここまで来ることが出来て良かった。あとは戻りがてら適当に寄り道していくか。
 
 続いてやってきたのは林道笹野向線。前回来たときに、途中で路上に置かれた資材に阻まれて、歩いてでしかその時点での終点まで行けなかったので、今日はBAJAと共に終点まで行ってみようと思ってきたのだが・・・。
 
 起点から100もしないうちに、老人ホームの建物の脇でバリケードで閉鎖されてしまっていた。うおぅ、マジかよ。ここが通れなくなると、このエリアに来ることももうめったになくなりそうだな・・・。
 
 それならと、あきる野市まで引き返して林道横沢・小机線にやってきた。
 
 入り口にはツキノワグマに対する注意を促す張り紙がある。なんとなく横沢入の辺りってそれほど山深い感じでもないイメージなんだけど、それでもクマが棲息できるだけの環境はあるってことなんだな。
 
 さっそく走り出すが、序盤は路面の洗堀がますます酷くなっている印象だった。ただ、最近のこの林道は、ハイカーやトレランの人向けに開放されているような印象もあるので、あまり車両の通行に対しての整備などは考慮されていないのかもしれない。
 
 それにしても薄暗いなあ。まだお昼でこんなにライトの灯りがよく見えるとは(笑)。
 
 そんなことを考えていたら、峠に近づくにつれてようやくいい感じの日差しが入ってきた。
 
 ピークを越えて、この林道で最も印象的なヘアピンへ。
 
 ちょうどカーブの内側に、色褪せた紅葉が残っていた。味気ない杉林の中にぽつんとした差し色が印象的だった。
 
 そこを過ぎたこの下りは毎回緊張する・・・。落ち葉で隠れた路上に、結構な大きさの意思がびっしり敷き詰められているうえに、ガードレールもない路肩の外が深い谷になっているので、ハンドルを取られないように速度を落として慎重に下っていく。
 
 だから、そこを越えてこの横沢入りの景色が目に入るとほっとするよね。
 
 林道を抜けて横沢入に到着。冬の横沢入の、この落ち着いた色彩の景色がとても好きだ。
  そして、冬の横沢入といえばひとつ印象的な光景があったのだが、それが今年も見られるのかちょっと歩いて見に行ってみよう。
 
 少し歩いた先の日陰に、休耕田に水が張られて行けのようになっている場所がある。何年か前に来たときに、その水が凍り付いて上に乗ることができた。最近は地球温暖化が叫ばれて、さすがにこの辺りではもう人が乗れるほどの氷はできないのでは、と思っていたんだけど・・・。
 
 氷を観察すると、写真だと分かりづらいかもしれないが、さすがにこの季節は一日中ほぼ日影となる場所だけあって、しっかりと厚みのある氷が出来ているように見えた。
 
 恐る恐る歩を進めると、おお!やったよ!今年も氷の上に乗れた!ただ、端の方からミシミシ・・・という音も聞こえたような気がしたので、あまり先のほうまで踏み込むのはやめておいた(笑)。
 
 氷の上にはいくつもの筋が走っているのが見えたが、あれは野鳥や小動物などが付けたものだろう。いやあ、今年も冬らしいものを観ることが出来て良かった。
 さあ、いつもの場所に戻って本日2回目の山ラーといくか。
 
 って、えええ??いつも飯にしていたベンチが無くなっちゃってる!
 
 じゃあ他に良さげな場所がないかなと、周囲をウロウロしてみる・・・。
 
 近くをくるっと回って戻ってきた・・・。
 
 ええい!もうベンチ跡地で地べたに腰かけて始めてしまうわ!
 
 そして、砂防は見えないけど砂防コーヒーもいただきます。今回はケニアナチュラル。酸味少なめのすっきりとした風味で、これも美味かったなあ。パッケージは餌掛谷第3号砂防堰堤という、セル堰堤だそうだ。
 
 ここにあったベンチの上に横たわって、青空をバックに枝を伸ばす冬枯れた木を見上げるのが好きだったんだけどなあ(笑)。新しいの設置してくれないかな?
 
 そんな、あまりにもユルすぎるツーリングだったけど、これで2024年の林道納めとなります。今年も1年、林道ナノレカワ線にお付き合いいただきありがとうございました。皆様良い年をお迎えくださいませ。