えっ・・・前回林道に行ってから、もう2か月近く経ってんの??
ここ最近もずっと、林道に行く他移民後を見計らってはいたものの、どうしても外せない用事があったり、天気にそっぽ向かれたりで、なかなか走りに行くことができなかった。今日はようやく林道に行くことが出来そうだ。とりあえず近場でいいから俺に山ラーをさせてくれッ!
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そんなわけで、本日まずやって来たのは、山梨県丹波山村の林道後山線。以前もこの先のゲート手前の沢で山ラーをしたことがあるのだが、そのロケーションがなかなか良かったので、今日もここに行ってみよう。
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看板には、「三条の湯へ10km」と書かれている。昔、まだ林道の終点までバイクで行けた頃は、そこから30分程度歩けば辿り着けたんだが、ずいぶんと遠くなってしまったなあ。
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その看板の下にはこんな張り紙も。いまはシカの捕獲にもドローンを使うのか。
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国道からの分岐を進みだすと、下り勾配の国道との高低差を一気に広げていく。ここからの眺めが好きなんだよねえ。
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こんな何て事のない景色なんだけど、その中を進んでいくだけで、もうすでに楽しくて仕方ない!久しぶりの林道だってこともあるけど、思いの外ウキウキした気分になっていることに自分でも少々驚いた。やっぱり林道っていいよなあ。
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それにしても、今日はずいぶんと涼しくて、ここへ来るまでもだいぶ快適に走ってくることができた。それはそれでいいんだけど、先日まであれだけ酷暑に苦しめられた夏だったのに、急に去られるとそれはそれで寂しさを感じてしまうのはなぜだろう・・・。
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今朝、家を出た頃は青空が広がっていたのに、奥多摩に近付くにつれて雲が広がってきてしまっていた。そんな薄曇りの空からの光を受けた緑が、その色彩を鈍く拡散し景色を満たしている。
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それでも時折雲の切れ間からの日差しがあると、やっぱり嬉しくなるよ。
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道沿いの木々が途切れ、遠くの山が見える地点があった。
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うおっ、薄曇りどころか、ガッツリ曇り空になって来たなあ。まあ、さすがに雨は振らないとは思うが・・・。
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国道分岐から2km少々を進むと、現在ゲートで閉鎖された地点に着く。
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このゲートもいつ頃できたのか覚えてもいないが、もう何年も閉鎖されたままだ。ゲートの手前には「崩落した斜面を復旧しています」と、来年8月末までの工期の看板が置かれているが、この工事が終わったところでゲートが解放されるわけではないからなあ・・・。
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まあそれはいいとして、BAJA君、ちょっとそこで待っててね。
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さあ!おっ始めんでー!本日1食目の山ラーじゃあっ!
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この、清涼な水が流れ落ちていく景色の中での山ラーが最高なんですよねー。日々の疲れがスーッと抜けていくようですわ。
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さあ、目的だった山ラーも出来たし、あとは周辺をのんびり走りながら戻っていくとするか。
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林道麦山線も、通れなくなって久しいよな。ここもフラットダートの続く走りやすい林道で好きだったんだけどなー。
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奥多摩湖を過ぎて、そうだ、と思って久しぶりに奥多摩むかし道の、水根貨物線跡に上がってきた。
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苔生した土に埋もれたレールがトンネルに吸い込まれていくここの景色、好きなんだよねえ。
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続いて日原街道を進み、いつものように林道川乗線から林道日向沢線に進んでいこう・・・と思ったんだけど、そうだ、今日はここはやめて別の林道へ行ってみるか。
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というわけで、もうちょっとだけ日原街道を進んで、廃道区間で写真だけ撮って引き返そう(笑)。
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日原街道から国道411号を戻り、やって来たのは林道西川線。
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前回ここへ来たのは4年半ほど前で、その時は一番奥の地点で林道の延伸工事が進められていた。その後、その工事がどうなったのか見に行ってみよう。
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序盤は砂利道とアスファルトを断続的に繰り返していくが、ふと道の外の木々が途切れ、向かいの山が見える地点があった。この西川線の中では珍しいポイントだが、この景色、同じ奥多摩の真名井線にそっくりだな(笑)。
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それ以降は、杉林に囲まれた代り映えのしない(笑)景色が続いていく。
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路面は林道全般を通じて概ねフラットだが、下り勾配の地点では若干の洗堀の出来始めのような場所もある。ただ、それらもこれ以上の進行が起こるような放置はされることはないだろう。なぜなら・・・。
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そう、現在もこの先の林道の開削のために車両の往来があるからだ。
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・・・ってか、この地点って、前回来た時に通行止めとなっていた場所と同じじゃないか?
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もしかしてあれ以降、工事が進んでない?なんて一瞬思ったけど、あくまでもこの地点で一般の人を足止めするための措置のようだ。
そして、路上にコーンが置かれてはいるが、看板を読む限り、あくまでもこの先の「通行困難」な状態を知らせているだけであり、ここから先に進むことも制限はされてはいないように読み取れる。
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・・・とはいえ、さすがにこの先をバイクで進んでいくことも気が引けるので、歩いてこの先を覗いてみよう。
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道沿いのガードレールは、表面が苔に覆われて開削時からの時間を感じさせるが、前回来た時は、この辺りで道が終わっていたはずだ。
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路肩には「令和二年度」の標柱が立っている。やはり前回来た時には完成していた区間のようだ。
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ただ、あれから5年近い年月を経て、道はこの先にもだいぶ延びているようだ。
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続いて、令和三年度の標柱が現れた。
そして、先ほどからずっと、斜面の上のほうからチェーンソーの駆動音が聞こえてきている。この先で工事をしている人と鉢合わせるんじゃないかと思いながら恐る恐る進む・・・。
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その先にも、おおよそ100m間隔(だいたいの感覚なので不正確ではあるが・・・)で令和四年度、五年度、六年度と標柱が設置されている。
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六年度の標柱からしばらく進むと、7年度のものはまだ設置されてはいないようだが、今現在開削の真っ最中の地点が見えてきた。
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そして、ここへ来て初めて、この先の立ち入りを制限する看板が置かれていた。
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なのでここからは、ズームで見るだけに留めておこう。
・・・って、何かいる・・・。
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奥多摩町イメージキャラクター、「わさぴー」・・・こんなのいたんだ、知らんかった・・・。
・・・あ、いかん、わさぴーが気になりすぎて、うっかり看板の先に立ち入ってしまった。ちょっとだけ許してくだサイ・・・。
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そんじゃ引き返すか。500mほど歩いてきてしまったと思うけど、進むときは先が気になってどんどん歩けてしまうんだけど、戻りは単純にメンドクサイんだよなあ(笑)。
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R411をさらに引き返し、やって来たのは林道入川線。この林道の奥に洗い越しがあるということを以前から聞いていて、だいぶ前にも行こうと思ってこの道をすすんできたことがあったのだが、その時はこの手前にある鉱業所の稼働日で、係員に途中で止められてしまって断念していたが、今日はやっとこの先に進めるぞ!
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路線名が表すように、道は川に沿って延びていて、見下ろすその川はゴルジュになっていてとても雰囲気が良い。
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程なく路面は未舗装となる。国道を引き返してきたからか、先ほどまでどんよりしていた空から、日差しが注ぐようになってきた。
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林道起点から400mほどで、その先に川が横断している地点に来た。おお!あれが例の洗い越しか!
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ゲェーッ!こ、これは洗い越しじゃねえッ!単なる沢渡りだッ!
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・・・いや、過去の情報を見ると、以前は確かに洗い越しだったようなのだが、近年の豪雨災害で抉られたのか、はたまた人為的に削られたのか、とにかく現状は「洗い越し」と呼べる状態ではなくなっていた。
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こう見えて水深は意外と深そうで、しかも川底には大きめの石がごろごろしているので、BAJAでここを渡ることは断念してしまった。少しずれた地点に、歩いて渡れるように石が積まれたところがあったので、ここから向こう側へ渡ってみよう。
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なるほど、こんな平場になっているのか。ただ、どのみち林道はここで終わりになっているので、洗い越しがなくなっている以上、やはり無理して渡ってくる意味もないなあ・・・。
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まあ、ちょうどこの手前が砂防堰堤になっているので、ここで休憩にするか。
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というわけで、本日2食目の山ラーでござんす!買い溜めたカプヌをどんどん消費せねば(笑)!
それにしても沢の音ってやはり癒し効果抜群だなあ。本当はもっと真夏の間に沢で涼みながら、なんて考えてたんだけど、この涼しい空気の中、沢の音を聞きながらっていうのもなかなか良かった。
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ここから沢渡りの地点を見ると、なんだかBAJAでも簡単に渡れてしまえそうに見えるんだけど、あの前に立つと全然違って見えるんだよねえ・・・。まあ、ソロで無理をするのはやめておこう・・・。
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それじゃ今日はそろそろ帰るとしようか。期待していた洗い越しは無かったけれど、山ラーも2回できたしワタクシは満足ですよ。
さて、次に林道へ行けるのは紅葉の時期かな。今年はこんな状態が続いているけど、紅葉だけは逃すわけには行かねーんですわ!どこへ行こうかなあ。
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