みなさまこんにちは。ナノレカワです。
今回のレポは、実走からだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやく今年最初の更新です。それでは本年もよろしくお付き合いください。
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去年の秋ごろ、東京都檜原村の林道板東沢丹田線がついに全線繋がったという話を耳にした。
板東沢丹田線といえば過去に一度だけ走ったことがあり、その頃はまだ当然繋がっていない行き止まりの林道として存在し、その時点で開削中の末端地点で引き返してきていたが、あの時は、この先いつ全線走れるようになるだろう、などとぼんやりと考えるしかなかった。
ちなみにそれが2014年の年末のこと。埼玉県内の林道のことならともかく、他県の林道ということもあり、いちどは頭からほぼ消えかけていた林道が、あれから実に11年もの歳月を経た今になって、ついに通り抜けができるようになったなどと聞いてしまったものだから、すぐにでも行きたくてたまらなくなってしまった!さーて、俺はいつ行けるんだい!?
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今日は2026年1月12日。板東沢丹田線貫通のニュースを知ってからタイミングを図っているうちにだいぶ経ってしまったが、やっと今日来ることができたぞ!
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今日は、11年前に訪れた時と同じく、笛吹(うずしき)の集落側の起点へとやって来た。
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※ここでひとつ、これを読んでいる方にお伝えすべき点があります。
こちら側の起点から入ると、ここから数百m先にゲートが存在します。この林道を走る際は、後ほど登場する反対側の入り口となる都道33号上野原あきる野線側からのアプローチを推奨します。
なお、この板東沢丹田線の通行に際して管理者の見解を掲載したブログがありますので、まずはそちらを一読したうえでこの先を読み進めてください。
➡「林道板東沢丹田線に行って来た」 -四季彩ペダル-
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・・・などと言いつつ、今回俺はこちら側から進んでしまったわけだが・・・。なので今回は実際に現地で走ったそのままの形で掲載していくけれど、これから行ってみようという人はできればこちら側からのアプローチは避けてくださいね・・・。
起点から100mほども進むと路面が砂利道へと変わるが、その地点から見える、上の写真の赤丸地点にそのゲートがある。
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先へと進んでいくと、この時点でそこそこの標高を稼いでいるため、周囲の稜線も目線に近いところに連なっている。道のすぐ外で山々がギュッと押し寄せるようなこの辺りの景色は、以前来た時の記憶そのままだな。
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そんな道も、日向に出るとそれだけで開放感が段違いだ!
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眼下には、山肌を拓いた集落が見えている。この距離から眺めると、何とも言えない長閑な光景だ。
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ちなみに当初、ここ板東沢丹田線には年明け早々の2日か3日には来ようと思っていたものの、その2日に、埼玉の秩父地方でかなりの量の降雪があり、そこからほど近い檜原村方面でも同様の積雪があるのではと警戒し、結局今日へと日程をずらすことにしたのだが、実際に来てみると、ここへ至る道沿いでも残雪などは全くと言っていいほど見られず、どうもこの地域ではあの日の積雪はほぼ無かったようで、日陰でもこの一か所で薄っすらと路上の残雪が見られただけだった。
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道は一旦、緩やかな下り勾配となり先へと延びていく。正直言うと、今日は多少であれば路面の残雪も期待していたところもあるんだけど、それが拍子抜けするくらい、以降はドライなコンディションが続いていた。
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そしてその路面はというと、終始これと言って荒れたところの見られないフラットダートが続いている。
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場所によっては杉の枝などが散らばるところもあるが、それも特に走行に支障のあるものでもない。この辺りの区間は11年前にも走っているし、開削から考えればそれなりの歳月がたっているはずだが、それでこのコンディションを保っているのは、これまでは行き止まりの林道だったために訪れるバイクなども少なかったこともあるのかもしれない、なんてちょっと思った(実際、俺もいちどしか来なかったわけだし・・・)。
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再び緩やかな上りとなった道を進んでいくと、目の前に迫る稜線の上から目を眩ませるような太陽が顔をのぞかせている。ここを回り込めばこの林道のピークとなりそうだが・・・。
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うおおおおーーーーーーーっ!
す、すっげえーーーーーーっ!
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な、なんだこの開放感は!突然現れた視界の広さに、一気にテンションも爆上がりだ!この林道に
、まさかこんなに開けた場所があったなんて!
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そしてやはりこの地点がこの林道の最高所となるようで、この先は下りに転じている。
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この周囲の山々も、ほぼこの標高で揃っているため、ここから見える空が格段に広い!思わずここで写真を撮りまくりたい衝動に駆られたが、落ち着け俺!まずは一旦この道を最後まで辿るのが先!撮影タイムはその後だ!
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そして、この開けた景色を作っている要因の一つが、この最近になって伐採されたらしい斜面だ。少し下った地点から振り返ると、先ほどまでいたピークの地点までもがよく見晴らせる。距離的にはそれほど長い区間ではないのだが、これがあるとないとでは、ここで見られる景色と、それが生み出す感動は段違いだと思う。
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その伐採区間を過ぎると、再び木々に囲まれた景色となり、その中をアップダウンしつつさらに先へと進む。
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日陰の中に入り、青白さの中で冬枯れた木々によって冬の寒々しさが強調された景色を眺めながら進んでいくと・・・。
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あれ、この上りカーブ、なんだか見覚えがあるぞ・・・?
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あ、やっぱりそうだ!
上の写真は、前回2014年に来た時のもので、まだ開削中の末端付近で撮ったものだが、ここで写真を撮ったことはよく覚えていた。それで、路面こそ恐らく勾配の関係でコンクリ舗装がなされているが、法面の削られ具合やそこを通過する線形などで、すぐにあの時のここだと気づけたんだと思う。
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そのカーブを超えると道は下りになり、さらに先へと続いているが、2014年時点では、このすぐ先で道が終わっていた。
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↑これがその時の写真。実はこの時は、ここまでバイクでは入れなくて、少し手前から歩いて道の末端を見に来ていたんだけど、あの時のこの場所が、もうちゃんと車道として出来上がったんだと思うと感慨深いなあ・・・。
そして、いまここに至って気づいたが、先ほどの道のピークとなるあの開けた地点、前回来た時はあんな景色は見た覚えがなかったので、やはりつい最近伐採されたばかりなんだろう。
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この地点には、簡易的なキロポストで4.8kmと書かれている。全線でトータル何キロになるのかは終点に行くまで分からないが、ここまでで5km近くあるだけでそこそこ走りごたえのある林道なんじゃないかとは思う。
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そしてこの先は、大部分でコンクリート舗装の区間となる。いまいるこの区間だけでも、BAJAのメーター計測で5.9kmほどの長さがあった。
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そんな区間ではあるが、俺にとっては、先ほど見た過去の末端地点からこちらは初めて走る区間となるので、新鮮な気持ちで走れることに変わりはない。
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真新しいコンクリ舗装の道が、谷をぐるっと回り込むように下って行く。思わずシャッターを切ってしまうくらいには印象的な光景だ。
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そしてもうひとつ印象的だったのがここ。恐らくこの道の中で最後に施工された区間で、まだ真新しい路面とガードレール、そしてコンクリ吹付の法面が、周囲から浮くほどにひときわ白さを放ち、なんだか現実感の無い不思議な景色として目に飛び込んできた。あと数年もすればなじんでくるだろうけど、逆にこの景色の違和感を味わえるのは今だけだろうな・・・。
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その真っ白な道を下って行くと、明らかにそれより古い路面との境界がはっきりと分かる地点に着いた。
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その地点の脇には、令和六年度施工起点と書かれた杭が立っていた。そこから2年ほどをかけてこの道の貫通に至ったというわけか。ちゃんと完成されて、いまやっとこうして通り抜けができるようになったことが本当に嬉しい・・・。
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ただ、ここに残る未舗装区間は、オフローダーが期待するほどのものではなく、こちら側はほぼ舗装区間が占めると思っていた方がいいと思う。
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それでも、こんな感じで谷に沿ってうねる道を走っていくのはそれなりに楽しいものではある。もっともそれは、俺がこの区間を初めて走るということに因るのかもしれないけど。
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そんな谷へと向かう道を一気に下ると、またしても道が上向きになるが・・・。
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最後のコンクリ舗装区間を上り切ると、目の前を横切る都道33号線に行きついて板東沢丹田線が終わった。笛吹側の起点からここまで、約6.9kmの道のりだった。
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都道側から林道入り口を見るとこんな景色。
初めてこの板東沢丹田林道に訪れてから11年、ついに貫通した全区間を確認できた!それに、途中で見たあの開けた景色!あれがあるだけでこの林道を走る価値がグッと上がったと思う。とりあえず全線の走破は出来たことだし、あの開けた場所まで戻って飯にでもするか。
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(ちなみにこの地点は、Googleマップで「板東沢丹田林道起点」と検索すると表示されるので、冒頭で述べた通り、この林道に来るときはこの都道側からのアプローチを推奨する。ただし、曜日によってはこの門が閉じている日もあるとの情報もあるので、各自確認の上訪れてほしい。)
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②へ続く。
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