宮益御嶽神社
 
 
 宮益坂に面した、宮益御嶽神社の参道入り口。
 
 宮益御嶽神社の社殿。
 渋谷のど真ん中とは思えない程の静寂な空気に包まれています。
 ここに1対のお犬さまがいます。
 
 こちらが阿形。
 この宮益御嶽神社の狛犬はブロンズ製です。
 元々は延宝年間に奉納された石像だったとのことですが、損傷が激しいために現在は社務所内に安置され、その石像をモデルに製作されたのがこの像とのことです。
 (参考:宮益御嶽神社 - 宮益商店街振興組合
 
 阿形の頭部。
 ニホンオオカミというよりは、タイリクオオカミのような精悍さを感じさせる造形です。
 
 台座込みの側面。
 全体的にモダンさを感じる造形で、延宝年間の石像をモデルにしたと言われていますが、制作にあたってだいぶアレンジが加えられたのではないかと、そんな気もするスタイルに思えます。
 
 阿形を斜め後方から。
 肩甲骨や脊椎の造形など、生物として非常にリアルな造形ですが、埼玉のお犬さまによく見られる、脇腹のあばらの造形などは見られません。
 
 こちらは吽形。
 阿形同様、非常に精悍さを感じさせる姿をしています。
 
 吽形の頭部。
 元々のシャープな造形に加え、閉じた口によってどこか知的な印象さえ受けます。
 
 吽形を台座込みで側面から。
 
 吽形を斜め後方から。
 
 足元の爪の造形などもとても細やかに形作られています。