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武野上神社。
鳥居の前には、獅子型の狛犬が置かれています。
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鳥居をくぐり拝殿の前まで進むと、そこに1対のお犬さまがいます。
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こちらは阿形。
造形はとても素朴な印象で、寄居町の釜山神社の奥の院にあるお犬さまを彷彿とさせます。
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阿形の足元には子供の姿が彫られ、母子像となっています。
母子の姿に造形されているものとしては、やはり釜山神社の奥の院の祠にレリーフ状に掘られたものがありましたが、母子像ということに関してこの武野上神社と何か関連はあるのでしょうか。
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阿形の足元の子供。
そのサイズの小ささもあってか、長年の風雨にさらされてきたせいでディテールもだいぶ曖昧になってしまっていますが、それでも母オオカミの足元にすがりつくその姿は非常に愛らしいです。
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このお顔も、母親と思って見ていると、この素朴な造形と相まってとても優しい表情に見えてきます。
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吽行のお顔のアップ。
素朴な造形に加え、口を閉じた表情もあってとても柔らかな印象を受けます。
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台座には昭和17年と記されています。
明治に奉納されたお犬さまもある中、「昭和」と聞くだけでだいぶ新しい印象を受けますが、実はもう80年近くも前のことですね・・・。
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