日影沢砂防堰堤
撮影地:埼玉県寄居町(2024/05/03)
 
 県道294号線から中間平に向かう道を1.3kmほど進み、道が沢を渡る地点の左手に、藪の中に鋼管フレームの上端がちらっと見えていて、ここからでもその大きさが伝わります。
 
 藪を潜って進むとスリットダムが見えてきます。
 
 これは格子形砂防えん堤になります。すぐ前まで来ると、周囲を木々に覆い尽くされた圧迫感のある空間ということもあり、その大きさがさらに強調されるようです。
 
 生い茂る木々のため、最初に道沿いから見えていたフレームの上部は枝に隠されてしまい、どの位置からもこの鋼製フレームの全体を見渡すことはできません。鋼製砂防データベースには、この堰堤の竣工当時の写真が載っているのですが、同じ場所とは思えないほどギャップがあります。
 
 上流側では鋼管フレームが流木を補足しているのが見えています。今のところ幸いにして災害を起こすような土砂などは流れてきていないようです。