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三山地区の、国道299号から分岐して民家の間を縫う短い道に入ると、沢に沿った歩道が伸びています。
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入り口には土石流危険渓流の看板があり、石神沢と書かれています。沢の名前は「石神沢」のようですが、国土地理院の地図ではこの地点が「石上」と表記され、鋼製砂防データベースでも構造物名称は「石上沢」と記載されています。
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沢は両岸に石垣が組まれ、入り口の雰囲気からは伺い知れないほどしっかりと施工されているのが分かります。
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舗装路から100mほどの地点で橋を渡り左岸に移りますが、歩道は次第に心許なくなり、それと反比例するように沢の両岸の石垣の規模が大きくなっていきます。
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舗装路から200mほどで、結構な高さのある堤体に行きつき、その中央上部の切り欠き状の窪みの上に、鋼管フレームが設置されています。
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巨大な堰堤の上に設置されたスリットダム。鋼管フレーム自体のサイズは小ぶりなものの、巨大なコンクリート堤体との対比が、まるで神棚に祀られたご神体のようにも思えます。
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神棚のご神体と喩えてもみましたが、こうして少し離れたところから全体を眺めると、まるでジャングルに埋もれたマヤの遺跡のようでもあり、何とも言えない厳かな空気が周囲を満たしているような、そんなことを感じてしまいました。とても美しい姿で、是非訪れてみて欲しい物件です。
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