@はこちら。
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県道343号線を再び同66号線まで引き返し、少し北東に移動した地点から忍山川沿いに北上する道に入り、次の林道を目指す。ここをまっすぐ進んで行くとやがて道は未舗装となる。
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ここに至るまで、特に林道標識の類は見ていないが、周囲の景色も含め、とても林道らしさに溢れた道が続いている。実はこの辺りで後ろから四駆が迫ってきたため写真もそこそこに通り過ぎてしまったのだが、道沿いの沢がゴルジュっぽくなっている場所などもあった。抜かさせてゆっくり写真撮れば良かったな・・・。
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と、そんなことを思いながら進んでくると、道が未舗装になってから約1.8kmを経た地点に林道の起点標識が立っていた。ここが林道忍山線の起点となる。まあ、正式にはここが起点だとしても、ここまでもじゅうぶん林道クオリティだったけど。
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標識以降も特に路面情況の変化も無く、木漏れ日の落ちるフラットダートを進んで行く。
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そして、忍山線の起点から300mほどで、道が分岐する地点に出た。その脇には林道梅田小平線の起点標識が立っている。梅田小平線って・・・あ!さっき赤柴線の先で見た舗装林道か!
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・・・なんて言ってるけど、実はこの時点ではこの梅田小平線が、さっきの舗装路と同じ道ということには気づいていなかった(さっき見た標識の文字も読めなかったし・・・)。なので、この道のどっちが忍山線の本線で、どっちが梅田小平線なのかすぐには把握できなかったのだが、直進する舗装路(写真手前)が梅田小平線で、カーブで180度折り返していく未舗装路が忍山線の本線のようだ。
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そして、梅田小平線の入り口には、工事を知らせる看板が立っていたのだが、そこに書かれた期間は平成31年となっていたので、さすがに今はもう工事は行われてはいないだろうと思い、ちょっとだけ進んでみることにした。
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起点からはずっと綺麗に舗装された路面が続いていた。なんとなく入ってきてはみたものの、これといって特に用事も無いので早々に引き返すことにした。
・・・のだが、帰宅後に衛生写真を見てみると、この先にトンネルがあったっぽいんだよなあ(そしてその先で、先ほど通れなかった高沢林道の起点と交差する地点に続いている)。うーん、それを知っていたらちょっと進んでみても良かったな・・・。
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まあ、現地ではそんなこと知る由もなかったので、忍山線本線まで引き返してきた。
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忍山線本線も、分岐を過ぎると空の開けた開放感のある区間に入る。
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路面もしっかりと整備がなされ、春の清涼な空気を纏った山間を走り抜けていくのがとても気持ちいい。
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ここは小さな谷を跨いで駆け上がっていくカーブが印象的だった。
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その先で、再び分岐が現れた。ここまでの進行方向から見て直進方向に進む道と、右手に逸れていく道がある。
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右手の道の入り口には、幾つかの看板が立っているが・・・。
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ここには、ここまで走ってきた民有林林道である林道忍山線と、国有林林道である忍山林道の両方の標識があった。んんん、どういうことだ?どちらも分岐からこの右に逸れる道に少し入った地点に立っているが、それじゃあ直進方向の道はなんだ?
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とりあえず、まずは直進方向の道を進んでみよう。ぱっと見た感じでは、こちらが民有林林道忍山線の本線で、あの標識はたまたま(?)あの地点に立ててしまったのではないかと、この時はそんな風に思っていたのだが・・・。
それはともかく、分岐から進んですぐに見たこの地点。道の周囲を迫り出した岩に囲まれたこの風景を見たときに、何だか上手く言えないけど、起きながらにして夢でも見ているような、ちょっと不思議な感触を覚えた。春を迎え入れつつも、未だ彩度を抑えた周囲の色彩が、静かに張りつめた空気と相まって、この景色を見ているこちらの脳に何かしらの誤作動を起こしたのかも知れない(笑)。そしてその印象をとても好いものと感じて、少しの間周囲の光景に見惚れて過ごした。
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そして、先ほどの分岐を境にしばらくはそこそこ斜度のある道が続き、写真も撮らないまま進んでくると、一旦道幅の広くなった終点のような地点に着いた。ここが忍山線の終点なのか・・・な?
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ただ、その広場の奥に、沢を跨いでさらに延びる道が続いている。こういうパターンって、ここを境に作業道になっていることが多いんだけど、ここから見える路面はかなりしっかりとした、普通の林道と変わりの無いコンディションで続いているように見える。とりあえずまだ行けそうだし、ちょっと進んでみるか。
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・・・と思ったものの、その先で道はさらに急斜面となり、走りながら後ろに反り返りそうな角度を感じながらなんとか上って来たものの、これ以上この重たいBAJAで進んで行くことにちょっと怖気づいてしまい、一旦停車してしまった。
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この写真は、カメラをほぼ垂直にして撮ったものなので、この見え方が実際の道の角度を写しているはずなののだが、どれだけの急傾斜か伝わるだろうか・・・。
視線の先に、一旦斜度が収まっているような地点が見えているので、せめてあそこまでは行ってみようかと、ここで少し迷っていたのだが、ソロなのにもしこんなところで何かあったら・・・と考えると、どうしてもこれ以上進む踏ん切りが付かなくて、結局ここで引き返すことにした。
で、いまはっきり分かったけど、さっきの標識の地点は、あそこが民有林林道忍山線の終点で、そのまま道なりに国有林林道に切り替わっているということだったんだろう。つまり、あの分岐から直進方向に進んできたこの道は、分岐から先が全て作業道だったと思われるが、そう考えれば、分岐以降ずっと続いていた急傾斜の道にも納得がいく。ただ、それに気づかずにここまで来てしまったのは、ひと口に作業道と言っても埼玉辺りのそれとは規格が全然違って、普通の林道程度のクオリティに見えてしまうからなんだよな・・・。
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というわけで、分岐まで引き返し、忍山線の先に続く忍山林道(ややこしい!)を進んでみることにしよう。国有林林道とはいえ、ここにはゲートは見当たらない。このエリアの国有林林道には珍しく走ることが出来るのか?
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・・・なんてウマい話があるわけもなく、分岐から200mほど進んだ先で、しっかりとゲートで閉鎖されていた。そりゃそうですよね・・・。
とはいえ、200mといえば我が地元埼玉における最も短い林道よりはまだ長いんだけどね(笑)。
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まあ、ここまでの区間だけでもじゅうぶん満足できたので大人しく引き返そう。忍山線の未舗装区間は、起点手前の未舗装区間も含めるとトータルで3.5kmほどはあったと思う。
周囲の山肌には、所々でヤマザクラがその淡い色彩を新緑の中に溶け込ませて、景色を豊かにしていた。
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続いては、またしても県道66号線まで引き返し、今度はその先で分岐する県道337号線に入り、林道高仁田線へとやって来た。
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ここは、全般的に杉の植林帯に囲まれた林道で、序盤のストレートを上っていると、その先にオフ車とトランポが停まっているのが見えた。そこまで上ってみると、そのオフ車はトラ車で、何台かのグループで遊びに来ているようで、ちょうど沢に降りられる砂防堰堤の袂で休憩をしているところだった。この林道では他にも沢に降りられそうなところが何箇所かあり、あわよくば俺もここでお昼に・・・と思ったのだが、あいにくそういう場所は意外にも全てBBQに来ている人で占有されていた。
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なので、飯は諦めて林道を進んで行く。ここは道の脇を流れる沢を、道の下をパイプに通して流れているのだが。
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ちょうど路上の目線の位置から、パイプを通して向こう側まで見通せていたのが珍しくて思わず写真に撮った(ズームでも撮ってみたんだけどブレちゃった笑)。
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この林道は常に沢に沿って延びているが、その沢上には砂防堰堤が多く、この林道はその管理のために造られたのではないかという気がするほどだった。
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そんな道を進んでくると、小さな谷を跨ぐ急カーブ上の路面が、洗掘で深く抉れた地点があった。
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急傾斜に沿って抉れた路面の先で、さらに急カーブで道が折れていくので、ライン取りをミスるとうっかり溝にスポッ・・・なんてことになりかねない。うーん、ここは大人しく引き返そう。起点から約700mの地点だった。
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続いてやって来たのは、県道337号線をさらに進んだ先にある林道東原線。これは戻りに撮ったものなのでBAJAがこちらを向いているが、林道は写真奥へと進んで行く。
で、こんなところに店のマークが入った軽トラなどが停まっているのが意外な感じがするが、実はこの背後に湯葉料理の店があって、しかも結構賑わっていて、こんな山奥で、と言ってはアレかもしれないが、それがちょっと意外だった。
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それはともかく、さっそく林道を進んで行こう。分岐からほんの20mほどで路面は未舗装に変わり、その地点を写真の撮ろうと思ってBAJAを停めると、なんとその先から立て続けに2台の軽自動車が下って来た。1台は老夫婦、もう1台はおばあさんが運転していて、こんな未舗装林道の奥に何の用事があるんだろう?と思ったが、この先を進んでみると、道沿いに墓地があったので、きっとそこに墓参りにでも行ってきたんだろう・・・。
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途中、左手に作業道らしき道が分岐していたが、ここはスルーして右手にカーブする本線を進む。
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ここは崩れた路肩を補修したのだろうが、ナンバリングされ積み上げられた土嚢がなんとも物々しい・・・。
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その先では、崩れた路肩がそのまま放置されている箇所もあった。とくに通行に支障は無いように見えるのでそのままにしているようだが、その脇を流れる沢には流木が幾重にも折り重なっていた。これももしかしたら一昨年の台風によるものかも知れないが、相当強い勢いで水が流れ落ちていったことを覗わせる。
そんな道をさらに進んで行くと、とうとうBAJAが足止めを食らってしまう地点が現れた。
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俺、林道を走ってきたつもりなのに、何でこんなところに滝が???
路盤はその道幅が全て崩れ落ち、側溝を流れてきた水はその行き先を谷底に変え、そうあるのが自然であるかのように滝壺を形作っていた。
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うああ、この先があとどれくらい続いているのかは分からないが、これはもう諦めざるを得ない・・・。
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仕方ない、ここはこれで引き返そう。起点から僅か500mほどの地点だった。
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さあ、本日最後のつもりで向かうのは根本沢林道。その林道野起点へは、ここをあと少し直進していくようなのだが、道の真ん中にはバリケードが置かれている。さて、どうしたもんかなと思ってBAJAを停めて周りを見回していると・・・。
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お、通行止めなのは四輪だけか。どうやら、この先は幅員も狭く、車両の転回ができる場所がないことによる措置のようだ。それじゃあこの先も遠慮なくBAJAと進ませてもらおう。
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・・・と思ってそこから200mほど進んでくると、またしてもゲートで阻まれてしまった。あー、ここも国有林林道だったかあ。
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んー、残念。とりあえずBAJAを停めて写真を撮っていると、この橋の銘板に気づいたが、そこには「不死熊橋(ふじくまはし)」と記されていた。すげえ名前だな、きっと何か謂れでもあるんだろうな・・・。
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ゲートの先を覗いてみると、陽射しの降り注ぐ明るい道が続いている。そういえば今日は昼飯の場所を見つけられないままここまで走ってきちゃったな・・・。
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よし、今日はここで飯にして締めよう!初春の林道を眺めながらの山ラーなんて最高じゃねぇか!
・・・と思ったものの、お湯を沸かしている間から、あのカーブの先からひっきりなしにハイカーが下山してきた。実はこの少し先に登山口があるようで、先ほどのバリケードの手前にもハイカーの車がたくさん停まっていたのだが、そのハイカーたちと、俺の脇を通過するたびに「こんにちはー」と挨拶を交わすので、あまり落ち着いた飯にはならなかった(笑)。ゲート閉鎖の林道なので誰も来ないだろうと思い込んでいたけど、これは誤算だったな(笑)。
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まあ、そうは言っても眼下に流れる沢の音を聞きながらのんびりするのはやっぱり好いものだよ。
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今日初めて訪れた、この桐生市の梅田エリアの林道は、それぞれの延長はだいぶ短めではあったけど、どれも初めて走る道だったことと、山が春を迎えているさなかの空気感の中を走るのがなによりも最高でとても楽しく満足感があった。
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林道を引き返した後、返り際に立ち寄れる場所に岡田のパンヂュウという屋台があるとツイターで教えてもらっていたので立ち寄ってみた。
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現地についてみると、歩道には結構な人数の行列ができていた。しかも、前の人がまとめて100個くらい買っていったのでかなり待たされてしまった(笑)。
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これがそのパンヂュウ。今川焼きのような生地の半球型の中に、塩気の効いたあんこが入っていて、値段はなんと3個で100円!これは何個でも食べられちゃうやつだ(笑)。ごちそうさまでした!
さて、今日巡ってきた林道はどれも雰囲気が良くて、とても楽しかった印象が焼き付いているんだけど、このエリアから程近い場所に、他にもいくつか林道があるっぽいので、そこはまた近いうちに訪れようと思う。5月連休の辺りにでも行けるかな?
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