2004/10/01 川俣檜枝岐林道

時は10月1日、少し遅めの夏休み。以前から気になっていた、群馬の丸沼高原側から金精峠超えのルートを通り日光へ。その金精峠を抜けて、目指すは栃木県と福島県を結ぶ2本のロングダート田代山林道&川俣檜枝岐林道。

早朝の関越道を、沼田IC目指してひた走る。まだ10月、とタカをくくっていたが、さすがに群馬の早朝、少々薄着で来てしまったことを後悔しながら高速を降り、R120から片品村を目指す。

丸沼高原スキー場に到着。

朝日のまぶしいゲレンデ。雪のない丸沼に来るのは初めてです。

丸沼沿いにて。ここから先の道は初めて通ります。

金精峠トンネルを越えて、栃木県に入りました。

とりあえず日光、ってことで東照宮の近所でゆばうどんを食う。しかもその後、なぜか一人で東照宮見学(笑)。修学旅行生に混じって鳴き龍とか見てました。なにやってんだか・・・。腹ごしらえも終えて、目指す林道へ向けていざ出発。

まずは霧降高原道路を通過。ここは途中で大笹牧場の牧草地帯を通過するんだけど、このルート、眺めも良くてかなり爽快な気分に浸れます。天気も良くてあまりに気持ちよかったんで写真も撮らずにノンストップで通過しちゃった。ここを超えれば目的の林道はもうすぐ。一気に田代山林道と川俣檜枝岐林道の分岐点まで進み・・・って、あれ?

林道の入り口に通行止めのゲートが・・・うそだろ?ここまで来て!この2本の林道、ツーリングマップルで見ると、ダートの合計距離が48kmにも及ぶってんで、かなり走り応えがあるかもと思っていたのだが・・・。まぁ仕方ないな、川俣檜枝岐林道の方だけでも通って福島まで抜けたら国道で帰るか、なんて思ったんだけど、川俣檜枝岐林道方面への分岐点には、川俣方面も通行止めみたいな書きしるしが。どうしたものかと思っていると、川俣檜枝岐サイドから一台の軽トラがトコトコと。林道工事関係者らしく、ちょうど目の前に停車し降りてきた人のよさそうなおじさんを捕まえて、「こっちの道って福島方面に通り抜けできるの?」と質問したところ、何でもこの先にさらに分岐があって、南下する川俣方面はアウトだけれど、福島方面は抜けれるよ、との事。それじゃあと川俣檜枝岐林道へ向かうことに。

・・・ん〜、なんだこれ?

で、でもさっきのおじさんが大丈夫って言ってたし、こんな看板、行ってみたら大丈夫だったなんてことよくあるよな、と能天気に一人納得しそのままズンズンと奥へ。

途中の砂防ダムにて。湖面に立ち枯れた木が並んでいます。こんなところを一人で走っていると、なんだか心細い気分になってくる・・・。
この場所をさっさと通過して、途中でお猿さんの親子と出くわしたりしながら更に先を進んでいくと・・・。

だ、駄目でした・・・。

土砂の上に上ってみました。写真奥のカーブを抜けて、この光景が見えたときの絶望感といったら・・・。っていうかさっきの看板!「通行止め」っていうより「通行不能」って書いてくれよ!それにさっきの林業のおじさん、一体何処から来たんだよ!!完全に道を覆いつくした土砂の前で呆然としていると、山歩きをしている初老の夫婦がやってきて、おじさんの方が、「おにーさん、ここ超えてくの?」って。俺、「いやー、無理じゃないッスかねぇ・・・」。おじさん、「大丈夫でしょ、バイクでヒョイッと行けば!」。・・・えー、すみません僕には無理です・・・。

これ以上進むことは不可能なので、仕方がないから戻ります。

途中にあった凄く深い水溜り。ホイール1/3くらい沈んだ・・・。

うええ、またここ通るのか・・・。コワイヨー・・・。

もう帰るってば!

結局この日走ったダートは往復で10km弱。ここまで来た割にはちょっと物足りなかったなぁ。まぁ面白かったけどね。

さぁ、ここから東北道を目指します。実はこの標識見つけるまで道に迷ったかと思ってました・・・。

この日走り抜けることが出来なかった2本のロングダート、田代山林道と川俣檜枝岐林道。これより3年後にようやくリベンジを果たすことになるのでした。