白岩の廃村

ハイキングコースを外れ、最初に見えてくる廃屋。

       

こんなところにも水道が来ていたのだろうか。

       

山深い中での生活にとって、山火事はもっとも恐ろしいものの一つであったろう。

       

       

かつてはこの地の住人が歩いた道も、今では人知れず山の斜面のなかに眠っている。

ハイキングコースへと戻り、更に先へと進む。

急斜面に這うように敷かれた鉱山のモノレール。

更に進む。

       

トロッコの残骸。

結構ガレていて、歩くのも結構大変。かつての住人達は、ここを生活道路としていたのか・・・。

突然、周りが開けた場所に出た。

こんなところに土産物屋が・・・。

こんな土地では、自転車に乗るのも大変だっただろう。

水谷豊と・・・大場久美子か?

この辺りでは、ほんの少しだけ紅葉が始まっていた。

そろそろ引き返すことにしよう。

帰りに見つけた遺構。坑道か何かか?

「立入禁止」とは書かれているが、坑内は土砂で埋まり、とうに立入不可能。

       

こんな山奥の急斜面に、何十年も暮らしてきた人たちには、現代に生きる我々には計り知れない苦労があったことだろう。しかし、ほんの十数年前まで、ここに暮らす人は確かに居たのだ・・・。

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