午後の林道散歩 2009/06/13 奥武蔵グリーンライン周辺の林道 |
ここひと月ほど、週末になると雨が降り、降らないと他の予定が入るといったことが続いていた。そろそろ林道に行きたいな・・・。
今日も午前中の予定の後、午後から別の予定があったものの、その用事が思いの外あっさりと片付き、空模様も、雨が降るとしても夕方以降らしく、それまではなんとか持ちそうだったので、空いた時間で山へ行くことにした。ただ、夕方までには家に戻らなければならないので、そうだな、今日は近場のグリーンライン周辺の舗装林道でも回ることにしよう。
県道15号線を進み、まずはR299を目指す途中、日高の炭釜線にまだ走っていない支線があったことをふと思い出し、まずはその炭釜線へと向かうことにした。
到着しました、林道炭釜線です。ダート林道としての自宅からの距離の近さでは一二を争うこの林道、起点標識から数十m程の区間のみ国道に分断され、こんな変なところに標識が建ってます。よく見ると、標識の風化が以前よりも進んでいるような・・・。
(2007/12/30の炭釜線はこちら)
国道を渡り、若干の舗装の後で始まるダート路を進んでいく。今日は休みのようだが、ちょうど今、木材の伐採中らしく、所々で道の脇に伐られた木が積まれている。更に、路面は重機のタイヤで捏ねられて、ややぬかるんだ状態に。
しばらく進むと、左手に分岐する支線に辿り着いた。路線名は分からないけれど、恐らくそのまんま「炭釜支線」ってとこだろう。
(追記:ビンゴ!「炭釜支線」で正解でした。)
さっそく進んでみると、はじめの数百mはクレバスのえぐれた路面が続き、クレバスがなくなったと思うと今度は道いっぱいに草や苔の生えた状態に変わる。この支線に入ってから、ときたま晴れ間が顔を出し木々の間から陽が射すようになってきた。ホント、梅雨時の天気予報なんてあてにならねーなあ。
終始鬱蒼とした路を進んでいき、最後の100m程は、湿った轍にタイヤをとられ、ケツを左右に振りながら終点に到着。今日は元々舗装林道を回るつもりだったために、街乗りレベルの格好で来てしまったことを少々後悔・・・。
引き返すときに気が付いたのだが、こんな立看板が立っていた。今日はいいよね。
炭釜線を引き返し、続いて武蔵横手駅前から分岐する林道関の入線へ。ここを上って行くと最後は奥武蔵グリーンラインの権現堂線に接続します。ここを走るのはかれこれ2〜3年振りだと思うが、埼玉版に載せるための再調査も兼ねて行ってみよう。
沢沿いに延びる非常に雰囲気のいい路を上って行くと、途中、何人ものハイカーとすれ違う。この関の入線、グリーンライン周辺の林道の中でも特にハイカーを多く見かけるが、ここを下ればすぐに駅ってのもその理由なんだろうな。
しばらく進んで行くと、急斜面のコンクリ舗装となり、その先の切通を抜けた地点で、林道中野線に切り替わる。ここでBAJAを停めてメモをとっていると、上から下ってきたおばさんハイカーのグループが、「こんにちは〜」と声を掛けてきた。こっちもとっさにメット越しに「こんにちは」と返す。ライダーにまで声を掛けてくれるなんて、うーん、なんていい人たちなんだ。
さらに先へ進むと、見晴らしのいい場所に出た。写真を撮ろうとバイクを停めると、たまたま後からきた軽トラが、BAJAのすぐ後ろに停めてしまった。仕方がないので、軽トラから降りてきたおじさんもろとも撮影してやります。
再び走り出そうとバイクに戻ると、そのおじさんが、「どこまで行くの?」と話しかけてきた。どこまで・・・ってのは特にないんだけど。
「特ににアテはないんで、この辺りをぐるっと回ろうかと」と答えると、
「グリーンラインを走ってくればいいよ」と言うので、「そ、そうッスね・・・」と答えてはみたものの、どのみちここはすぐに引き返すつもりなんだけどね。
再びBAJAに跨がり、この先をあと少しの距離を上って、権現堂線に接続する中野線の終点まで行き着いたところで、今来た道を国道へ向けて引き返す。さっきの場所には、まだあのおじさんが休憩していた。何だかちょっと気恥ずかしいので、さっさと通り抜けてしまおう。
戻りの途中、中野線から分岐する舗装の林道土山線を往復し、さらに下って行くと、ダートの支線が口を開けている。
少しだけ進んでみると、すぐに道が二股に分かれている。分岐のところに建っている保安林の看板を見ると、どちらも「道路」と書かれている。さしずめ、中野支線と中野分線、ってとこかな。ただ、先へと延びる路を見ると、ちょっとだけ手強そうな雰囲気・・・オフブーツでも履いてきたときに改めて入るとするか。
再び国道へと戻り、時間的にはまだ少し余裕があるので、今度は長沢大橋から高山不動尊へと向かう道へと入る。途中、分岐を志田地区方向へ進むと、右手に林道本田沢線の起点が現れる。
ここへ来るのは、3年前にグリーンライン周辺を探索したとき以来だが、久しぶりに入ってみよう。民家の脇を通る舗装路を上って100m程行くと、
あれ?ここってダートだったっけ!?うわ、すっかり忘れてた。
この辺りのピストン林道にありがちな、やや急勾配の路を上って行く。杉林に射す夕陽の光がいい雰囲気。
1km程進んだ地点で、道が二股に分かれる地点に着いた。ぱっと見、どちらが本線か分からないが、まずは左手の沢沿いに延びるほうへ進んでみる。
が、100m程で行き止まりに。草ぼうぼうの路面を見て、こりゃハズレたかと思い、一旦さっきの分岐まで戻り、今度は右手の道へと進むが、こちらも同じく100m程で行き止まりに。
こんなとこ、めったに人なんて入ってこないんだろうな、路面全体に花が伸びてたよ。
本田沢線を引き返し、再びグリーンライン方面へ上って、続いて全線舗装の林道志田線へ。
久々に見たわ、この看板。落石?どうみてもどろとかにしか見えません・・・。
紫陽花の咲く、600m程の舗装路を往復し、そろそろ時間もおしてきたのでここで本日のツーリングは終了。
帰りは奥武蔵2号線まで上り、八徳線経由でR299へ抜けて帰宅。短時間だったけど、久々の林道を満喫してきました。
それにしても、今日は天気がいいほうに転んだから良かったけど、梅雨時の天気予報なんてホントあてにならないな。明日もツーリングの予定だが、大丈夫だろうか・・・?