ちょっと御岳山まで
2009/11/08
林道御岳山線・他

先週のツーリングの夜から降りだした雨で、翌々日の3日には、中津川林道も川上牧丘林道も積雪し、日影では凍結もしてしまったらしい。これからはちょっと冷えた日に雨でも降れば、山ではもう雪になってしまうだろう。
今日は日中ぽっかりと予定が空いている。予報では午前中はそこそこ天気もよさそうだし、散歩気分で軽く走りにでも行くとするか。どこへ行こうかな・・・そうだな、本格的な冬がくる前に御岳山線を走っておくか。久々に御岳山からの絶景も眺めたいし。

やってきました林道御岳山線。毎度ワンパターンですが県道側入口の風景です。たわわに実った柿の実が深い秋を感じさせます。食ったら・・・渋いんだろうなやっぱ。

早速走り出すと、中津川ほどではないにせよ、陽に照らされた秋色の木々の葉がいい感じ。

しかし、高度を上げていくとともに、徐々に紅葉が見られなくなってきた。辛うじてところどころに赤味を帯びた木が点在している程度。御岳山線って実はあまり紅葉の景色は期待出来ないのかな。

こちらも毎度ワンパターンですがパノラマにしてみました。
やはりここからの見晴らしは絶品。今日の景色はというと、陽はまだ出ているものの、遠くのほうは景色が霞んでいる。
法面の階段によじ登り、オフ車でも通りかからないかなー、としばらく眺めていたのだが、誰も通りかかる気配もしないので再び先へと進むことに。

う・・・ん、何だか空がどんよりしてきたぞ。大丈夫か?

これ以上天気が悪くならないうちに、サクッと走りきってしまうか。

林道御岳山2号線に入る。相変わらず空は薄曇だが、こうやって見ると、こんな空模様でもそれはそれで悪くない景色のような気もしてくるな。

かと思えば再び陽が射し始めてみたり。ただ、空を見てみるとこの辺りの天気もこれ以上良くなる気配もなさそうだし、そろそろここを引き上げるとするか。

御岳山2号線から、今来た道を引き返してきた。御岳山線はR140に通り抜け出来るのに、トンネル付近からの景色がいいので、たいてい2号線まで行って県道側に引き返してきちゃうんだよな。完抜林道なのに、実にピストン林道的な走り方です。

さて、今日はここから引き返しながら、飯能辺りのマイナー林道でも幾つかまわって帰るとしよう。

まずは、秩父さくら湖の西岸を走る道から分岐する林道大久保線

舗装路を200m程上って行った所で、土砂崩れの為だということで通行止めに。ゲートも南京錠でがっちり閉められている。

続いてR140からR299に入り飯能方面へ向かう。その前に、走り出して程なくR299の旧道らしき道へ寄り道。

先週みやさんと中津川へ向かう途中に気がついた白看をパチリ。いい味出てるぜ。

続いて、R299から西吾野駅方面へ入る道から分岐する林道芝原線。ここには林道標識が立っているって聞いてるんだけど、以前来たときにも見つけられなかったんだよなぁ。もしかして既に撤去されちゃってるのかなぁ?

うお、あった!道脇の斜面にもたれかかるように立っている。こりゃ気付かねぇよ。
ともかく、今までずっと気になっていた起点標識をようやく見つけ、気分よく先へと進んで行く。

舗装の起点からそのまま進んでいくと、200m程ですぐに未舗装になったが、廃道っぽさの漂う未舗装路を更に200m程進んで行き止まりに。

続いてR299に戻り、西吾野駅の入口から200m程南下した地点で分岐する林道小床線は、せっかくのダート林道だが残念ながらゲート閉鎖。右脇に隙間があるように見えるけど、ちょっとライン取りを誤れば、橋の下を流れる川にダイブしてしまうことになるのでオイタはいたしません。

続いて同じくR299沿いの下平地区から分岐する林道下平線

こちらも雑草に覆われ、ぬかるんだ急坂の廃道臭漂う道を600m進んだ地点で終点に。

続いてR299沿いの白子地区で分岐する林道ヘバラ線

ここも以前から気になっていた道なのだが、最近になってようやく路線名が判明。まぁ道自体は起点からすぐにゲートで閉じられているんだけれど。

そしてヘバラ線からR299を少し引き返し、平戸地区で分岐する道を進んで行くと、林道深沢線があります。

しばらく進むと未舗装になるが、この辺りが起点と思われる。この先を数百m進んだところで小さな橋を渡るのだが、そこを過ぎるとなにやら道が怪しくなってきた。

うーん、どうやら林道としてはさっきの橋の辺りが終点だったようだ。ちょうど丸太で通せんぼされてることだし、ここらで引き返すとするか。

Uターンをして引き返すと、木々の隙間から射す光が美しい。行きには気付かなかった景色に気付くことができる、これが行き止まり林道の良さだよ(笑)。

と、深沢線をR299まで引き返したところで気付いた立看板。「飲食物」って・・・周りには屋台すら見当たらないんだけど。

そして、最後に日高市に入ったところで、9月にこの辺りを探索したときに結局見つけられず終いだった林道高岩線へ。

目印のゴルフ場へと向かう道をひたすら突き進んで行くと、やがて未舗装に変わる。くっそー、前回このすぐ手前まで来てたのになぁ。不覚。
さて、どこまで延びているのかと進んで行くと、100m程進んだところで、右手にチェーンゲートで閉じられた支線?がある。そちらへは行かずにとりあえず直進をすると、おや、誰かいる?

・・・なかなか凝った道案内っすね。怖ぇよ。
この先を進んで行くと、だんだん道幅も狭くなり、道沿いにはベンチや、車道とはあきらかに雰囲気の違う柵が設置されている。んー、なんか怪しいぞ。

なんて思いながらも先を進んで行くと、東屋の建つ滝の手前で行き止まりになった。どうやら滝沢の滝というらしい。

BAJAを降りて、滝のせせらぎを聞きながら少しの休憩をとり、これで今日の林道探索は終了。腹も減ってきたことだし、サクッと帰るとしよう。

引き返しがてら、さっき見かけたゲート閉鎖の道を覗いてみる。

幅員のある路面に、しっかりガードレールに側溝まで整備されている・・・これ、こっちが本線じゃねぇか。さっき行って来た道はどうやらハイキングコースだったようだ。どうも様子がオカシイとは思ってたんだけど。あちゃ〜、誰も歩いてなくて良かったよ。

それにしても、こっちの本線もチェーンゲートこそ掛けてあるものの、脇が甘すぎでしょ。こんどお邪魔しちゃおうかな(笑)。