冬の初めの林道へ
2010/12/12
奥多摩の林道-パート1

 今日は奥多摩エリアの林道へ向かうことにした。バイクブロス・マガジンズの林道ツーリングレポートで紹介されていた林道を走るためだ。棚沢大成線という林道では、レポートでも紹介されていた視界の開けた地点があるということで、非常に楽しみだ。

 朝8時に自宅を出発。空を見上げれば、雲一つない快晴だ。前回のツーリングから早一ヶ月、季節は既に冬へと移り変わり、澄んだ空の下、未踏の林道を楽しみにR411を奥多摩へ向けて進んでいく。青梅の市街地ではそれほど寒さを感じなかったが、奥多摩の山間部へ入り、次第に冷たさを増してきた空気に体を撫でられながらR139へと走り継ぎ、出発からほぼ2時間で本日最初の林道へと到着。

 林道棚沢今川線です。標識によると、こちら側が起点のようだ。それじゃ、本日一発目、早速進んでいくとしよう!

       

 起点からしばらくは、急勾配のコンクリート舗装が続く。真青に澄んだ空へと向かって飛び出していくようなこの開放感、たまりませんね。

 起点から1km程進んできたところで、右手に分岐する林道が現れた。林道棚沢大成線です。バイクブロスのツーレポの地図では、行き止まりのように書かれているので、まずはこの棚沢大成線を往復してくることにしよう。

 起点付近の路面はコンクリートで舗装されていたが、すぐに未舗装へと変わる。

 脇を見ると、沢沿いに小振りなわさび田が作られている。奥多摩の林道沿いでは割とよく目にする光景ですね。

 やがて、右手の木々が途切れ、視界の開けた地点に出た。ツーレポの写真で紹介されていた地点はここか。
 実は、現地での初見の感動を大事にしたいので、あえてツーレポの内容は詳しく読まずに来ているのです(笑)。

       

 脇の斜面に、歩いて登れる轍があったので、ある程度の高さまで上ってみた。おお、これはなかなかの眺めじゃないっすか。起点からそれほど上ってきた気はしていなかったけれど、眼下の県道を見下ろすと、いつの間にか結構高度を稼いでいたんだな。

 いやー、それにしてもいい天気だ。初っ端からこんな快晴の中を走ることが出来てゴキゲンです。陽の当たる場所でのんびりしていると、ここまでの道のりですっかり冷え切った体も、次第にぽかぽかと温まってくる。
 この先はもうすぐ行き止まりになるらしいので、とりあえず行き止まり地点まで行ったらこの道を引き返すとしよう。

       

 しかし、先ほどの展望地点の先のカーブを抜けると道はコンクリ舗装へと変わり、その先は下りとなる道が続いていた。どこまで続いていくんだろうと思いつつ、かなりの斜度のある道を下り続けていくと、やがて墓地の脇を通り過ぎ、続いてぽつぽつと民家の並ぶ集落へと出た。クネクネと曲がりくねった道を、民家の軒先へ出てしまうんじゃないかというドキドキ感を味わいながら抜けていくと、何と元のR139へと抜けてしまった。行き止まりじゃなかったのね、ここ・・・。

 というわけで、そのままR139から再び棚沢今川線の起点まで戻り、今度は本線を進んでいく。しばらくは苔生した舗装路が続き、普段はあまり交通量がないことが窺える。さっきの棚沢大成線の先ならともかく、特に民家もないこんなところ、あえて舗装する必要性をまるで感じないんだけどな。

 しばらく進むと、ようやく路面が未舗装へと変わった。落ち葉に覆われたダート林道の景色って、やはり素敵です。

 冬枯れた木々の向こうに広がる、澄んだ青空。路面に長く落ちる幹の影。冬の景色を存分に堪能しながらのんびりと進んでいく。
 どの季節、どの林道を走っても、その時々ならではの景色に出会うことが出来る。だからどれだけ走っても飽きることがないんだろうな。

 ちょうどここで停車して写真を撮っていると、脇の斜面の上から人の話し声が聞こえてきた。見上げると、どうやら斜面に生える草を伐採しているようだ。

 少し進んだ先で、刈り取った草を束ねて道の脇にまとめてあった。これはススキかな?恐らくさっきの人たちの作業だと思うけど、捨てずにこうやって束ねておくからには、何らかの目的があるんだろうな。

 先を進んでいくと、ふと前方に、視界の開けた先に広がる青空が目を引く。日陰から見渡す明るい光のコントラストって好きだな。

 やがて、ダート区間が終わり、舗装路の脇にヘリポートのある地点に出た。ずいぶんと立派な造りだけど、ここが使われることなんてめったにないんだろう。あの真ん中で昼寝でもしたら気持ちよさそうだ(笑)。

 そのまま舗装路を下って行くと、やがて棚沢今川線の終点に至り、主要地方道18号線に合流する。この県道を少し北上し、次の林道へと向かう。

 続いてやってきたのは橋立林道。こちら側には標識の類は見当たらなかったが、県道沿いの入り口から未舗装路となっています。BAJAを停めて入口の写真を撮っていると、恐らくさっきの棚沢今川線で見た草の刈取作業と同じ関係の人だと思うが、道の脇で休憩している方が、「車どかそうか?」と声を掛けてきた。大丈夫です、と返す。念のため、この先は進んでも大丈夫ですか、と尋ねると、この先を進むと途中で分岐があって、右手は行き止まりだけど、道なりに進めば県道に出てぐるっと戻ってこられるよ、と丁寧に教えてくれた。林道で作業をしている人には、バイクで入って行くのは煙たがられるかとも思ったけど、こうやって親切に対応していただけるのは非常にありがたいです。お礼を言って、早速先へと進んでいこう。

 林道の中へと入って行くと、谷側の道沿いには延々と獣除けの網が張られている。しかも、網に掛けられたプレートを見ると、電流を流すタイプのようだ。

 ・・・ソーラーパワー?

 「強力」と書かれてはいるが、ソーラーパネルで獣を撃退するほどの電力を供給できるものなのか、すごいな。さすがに触って試す気にはならないけど・・・。

 で、その地点の山側には、コンクリートの法面に階段が造られている。こういうのを見ると、ついつい登ってみたくなります。

       

 青く広がる空の下にそびえる山の稜線を眺める。いやあ、実に爽快な気分だ。

 落葉する木々はもうすっかり葉を落とし切り、周囲を淡いベージュに染め上げている。新緑や紅葉の山もいいが、こういう冬枯れた色彩の山もまた最高なのである。

 1.5km程走ってきたあたり、道が舗装に切り替わる地点で、右手に分岐する道が現れた。分岐する道の脇を見ると、橋立林道の銘盤が設置されているが、こっちの支線の名前も、同じ橋立林道なのだろうか?

 その支線に入ってみると、何故か初めだけ舗装されているが、すぐに未舗装へと変わり、800m程であっさり終点に行きついた。

 支線を引き返し、本線の舗装路を下って行くと、すぐに県道508号線と合流し、橋立林道は終了となる。合流地点から先は未舗装路となっていて、この先が次の目的地、林道小菅線となるようだ。

パート2へ続く。