その2・森林管理道丸山線支線探索。
2011/06/04 林道岩井沢線・林道丸山線・他 A
 
@はこちら。
 
 
 続いてやって来たのは林道丸山線。奥武蔵グリーンライン経由で秩父市街へ抜けるときにはいつも走っているのだが、実はこの道から分岐する林道丸山支線、更にはその丸山支線から分岐する林道丸山分線、なる道が存在しているらしい。早速その道を探しに行ってみるとしよう。
 

 今まで何度となく走っている道なので、それらしい道があれば既に気付いていてもおかしくはないと思うのだが・・・なんてことを考えながらワインディングを下って行く。しばらくして、県民の森の駐車場に辿り着いたが、その向かい側を見ると・・・。

 
 ・・・それらしい道だ。いや、でも、まさかこれが丸山支線?
 
 
 でも、入口には思いっきり一般車両の進入を制限する旨の看板が立っているし・・・。
 
 
 駐車場に立っていた案内図の線形を確認してみる。やっぱり間違いない、ここが林道丸山支線だ!いままでこの道は県民の森へ至る連絡路だとばかり思っていたのだが、実際この地図を見ても、この丸山支線にあたる道は「管理道」の扱いになっている。つまり、もともとは林道として開設された道だったものの、後に県民の森の管理道へと転用されたということなのだろう。
 
 
 しかし、一般車が入れないのは何とも悔しい・・・かつて林道だった道が、今も現役の道として機能しているというのに・・・。
 
 
 わかったよ!車両じゃなきゃいいんじゃろ?だったら歩いていきます!
 
 
 というわけでBAJA君、ちょっとそこで待っててね。
 
 
 早速歩いて奥へと進んでいくと、道沿いの看板の但し書きには、関係車両以外でも、キャンプ場の利用者であれば車両で入ることが出来ると記されている。
 
 
 そして足元には、現在では使われてはいないようだが、車止めのチェーンゲート用のポールが埋まっていた。しかも3本って・・・どんだけ本気なんだ。
 
 
 それにしても、こんなに眩しい陽射しの中を歩いて行くのって、なんて気分がいいんだろう。晴れた日は、ツーリングに歩きも絡めてみるのも楽しいかもしれないな。
 
 
 なんてことを思いながら歩いていると、突然目の前にトンネルが現れた。
 
 
 丸山トンネルです。ちなみにこのトンネルの上には遊歩道が通っている。トンネル自体も新しい印象だし、この道が県民の森の管理道となってから造られたものかもしれない。
 
 
 全体を覆う煉瓦が、外からの光を反射してとてもいい雰囲気。あー、ここにBAJAを停めて写真を撮りたかった(笑)。
 
 
 トンネルを抜けて、木漏れ日の射す道を更に歩いていくと、やがて右手に分岐する道が現れた。
 
 
 ここが林道丸山分線です。この先を進んでいくとキャンプ場の施設があり、当然ながらここから先も一般車両の進入は禁止されている。この先は定峰線に抜けているようなので、後で定峰線に回って出口を見に行こう。
 
 
 ちなみにこの丸山支線沿いのガードレールは、表面に自然木を張り付けてある。ガードレール本体も茶色に塗られ、恐らくは出来るだけ見栄えを自然に溶け込ませようという配慮なのだろう。
 
 
 それにしても、木漏れ日の中を歩いていくのが本当に気持ちいい。ここ最近の溜まりに溜まったストレスがすーっと抜けていくようだ。
 
 
 やがて、中央広場と名前の付いた開けた場所に出た。ここで昼飯にしても良かったが、目の前のベンチで老夫婦が仲睦まじく休憩をしていたのでお邪魔するのはやめておこう(笑)。
 
 
 その広場の先には、森林学習展示館なる施設が立っている。誰でも自由に入っていいとのことなので、ちょっと見てみましょう。
 
 
 内部には、この周辺に棲む動物の剥製や、森林や林業に関するパネルなどが展示されている。
 
 
 おっと、林道についての解説も。ナノレカワ思わずニンマリ(笑)。
 
 
 それらの展示の中に、「木材の良さ」と題したパネルがあったのだが、その中の「美しさとやさしい肌ざわり」という項目に添えられたイラストが・・・。
 
 
 お、おい!うっとりしすぎだろ!アブナイって!!
 
 
 展示館を出たところで、ここの管理人さんに会ったので、キャンプ場について話を聞き、ついでに県民の森の地図をいただいてしまった。管理人さん、ありがとうございました。
 この地図には、丸山線と定峰線の名称はしっかり書かれているのだが、丸山支線と丸山分線については何も書かれていない。当然っちゃ当然だが、ちょっと残念。
 
 
 県民の森を引き返し、林道定峰線へと入り、丸山分線の出口を探す。しばらく下って行くと、左手にそれらしい分岐が現れた。
 
 
 「業務用道路」と記された、秩父農林振興センター名義の看板が立っている。どうやらここで間違いないな。自動車・オートバイ等の進入は禁止、としっかり書かれ、道には車止めも置かれている。みんな、はいっちゃだめだぞ!
 
 
 さて、この後は埼玉版用の再調査も兼ねて、細かい林道を幾つか回って行くことにしよう。
 まずは林道堂平山線。ここには以前、起点標識が立っていたのだが、いつのまにか撤去されてしまったようだ。以前走った時の総延長の記録がどこかに行ってしまったので、再確認しに行ってみよう。
 
 
 ・・・ん、んん??
 
 
 伐採用の作業道だろうか?むむ、気になる・・・。
 
 
 一気に天文台まで走って来た。ここに来るのもずいぶん久しぶりだな。
 
 
 天文台を引き返し、続いては林道剣ヶ峰七重線。ちょっと前にはゲートで閉鎖されていたこともあったが、栗山七重線の舗装工事が終わったためか、現在は開放されているようだ。ここから栗山七重線の接続地点まで下って行くとしよう。
 
 
 この剣ヶ峰七重線は、舗装化の進んだ栗山七重線と違い、以前と変わらず未舗装のままで一安心。ほんと、これ以上余計なことしなくていいんですからね!
 
 
 この道の中で最も印象的な地点で。ここ、好きなんだよな。
 
 
 陽射しを浴びて眩しく輝く緑の中を進んでいく。んー、最高!
 
 
 栗山七重線との接続地点に到着。それにしても、すっかり綺麗に舗装されちゃって、あーあ・・・。
 
 
 続いては林道奈田良線。林道には似つかわしくない2車線路を、埼玉版用の写真を撮りながら走る。
 
 
 定峰峠から白石峠まで戻って来た。そして、この脇に・・・。
 
 
 ぱっと見では分かり辛いが、厳重に閉鎖された道がある。
 
 
 林道白石笠山線、と名の付いた道だが、残念ながら車両通行止めとなっていて、今ではもう林道の指定も外されているかもしれない。しかし、目の前に林道が見えている以上、やはり気になるな。・・・今度歩くか(笑)。
 
 
 続いて林道大野峠線。ここも、5年前に一度走って以来だな。そのとき、終点標識の写真しか撮っていなかったので、途中の様子でも撮ってみようと起点まで往復してみたのだが、いやー、鬱蒼としてるだけでなんの面白みもねぇなこの道(笑)。
 
 
 と、そんな寄り道をしながら、刈場坂峠に到着。
 
 
峠から見える景色を期待して立ち寄ってみたが、生憎ここでも空気が霞んでいて、遠くの景色はサッパリです・・・。
 
 
 帰りは、林道苅場坂線を下ってR299経由で帰りました。おしまい。


 ・・・なんとも締まりのない終わり方だ(笑)。










 と、R299を走行中、ふと右手に分岐する道の異変に気付いてちょっとUターン。
 
 
 西吾野駅の入口から程近い地点で反対側に分岐する、通年ゲート閉鎖の林道小床線だが、起点から先が真っ白なコンクリート舗装となっている。以前見に来た時は未舗装(2009/11/08撮影)だったのだが・・・。
 
 
 それにしてもこの道、ゲート閉鎖でほったらかしの廃道なのかと思っていたが、それなりに管理の手が入っているようで驚いた。ゲートの先を覗くと、どうやら舗装されたのは起点から僅かな区間だけのようだ。もっとも、ゲートで閉じられているから舗装されたところでどうなるってわけでもないのだが・・・。

 というわけで今日のレポはこれで本当におしまい。バイバーイ、また見てねー。