晩秋のマイナー林道探索
2011/11/28 埼玉県皆野町〜秩父市の林道 - A
 
@はこちら。
 
 
 昼飯を終え、県284から再び県37へと入り、続いてやって来たのは林道竹の久保線
 
 
 こちらも終始舗装路ながら、道沿いの木々は秋の風情を漂わせなかなかいい雰囲気。
 
 
 そして起点から700m程で終点に。
 
 
 続いては県道との分岐から少し入ったところに起点のある林道粟野山線
 
 
 ここの起点標識は、「森林管理道」表記となってからの割と新しいタイプの木製の標識なのだが、見ての通り、もうこんなに表面が風化している。はっきり言ってこの木製タイプを作ったのは失敗だったんじゃないのかなあ?これは表面に文字をプリントしているタイプだが、文字を彫り込んでいるタイプなんてもっと見辛くなっているものもあるし・・・。いっそのこと、旧タイプのデザインを復刻するといい・・・いや、なんでもありません・・・。
 
 
 その粟野山線、どんな道なのかと進んでいくと、意外なことに起点から400m程で未舗装となった。
 
 
 しかもその先には、かなり眺めのいい地点も現れた。今日はダート林道はほとんど期待していなかったので、これは嬉しい!ここを見てくれている人達も、舗装林道ばかりじゃつまらないでしょ?俺はそうでもないけど(笑)。
 
 
 ごらん、武甲山も見えているよ。こんなに眺めのいい場所があるなら、あー、晴れた日に来たかったなあ。
 
 
 道は穏やかなフラットダートが続き、紅葉した山肌の間を縫うように延びている。おお、これはなかなかいい林道じゃない!
 
 
 更に高度を上げると、先ほどとは別方向を望むことが出来る地点も。あー、晴れた日に来たかったなあ。っていうか、ここは本当に改めて晴れた日に訪れてみたい。これから寒くなってどんどん空気も澄んでくるし、冬の間に再訪してみようかな。
 
 
 更に進んでいくと、突然工事中を示す看板が立っていた。え、この先で工事なんてしてるの?
 
 
 看板の通り、そこから少し進むと、起点から約3kmの地点で工事中の地点に出くわした。
 
 
 今日は平日という事もあって、今まさに道をモリモリと開削している真っ最中で、静かな山の中に重機の音が響いていた。こんな、さほど新しいとも思えない林道の奥を更に延ばそうとしているなんて、もしかしてどこかに抜けさせるつもりなのだろうか。可能性としては、再び県37に戻すのか、それとも県71まで到達させるのか・・・。
 
 
 少なくとも今回の工期では、どちらにしても完抜けさせることは難しいとは思うが、将来的にはどこかに抜けるかもと、ちょっと期待して待っててみようかな。
 

 粟野沢線を引き返し、この後どっち方面に向かおうかと思ったが、今日はあまり天気も良くないので、このまま県37を引き返し、戻りがてら県道沿いの残りの林道を回って行くことにした。
 
 
 続いてやって来たのは、林道諏訪入線。ここの標識もいい感じに遣れてきちゃって・・・。
 
 
 ここも終点まで舗装路が続くが、ここでも周囲はいい感じに紅葉に包まれている。あー、晴れた日に来たかったなあ。
 
 
 やがて道は900m程で終点となった。
 ここから一旦起点方向へと引き返し、途中から分岐しているもう一本の林道へと向かう。
 
 
 ここが諏訪入線の支線となる、林道諏訪の入支線です。
 
 
 本線の「諏訪入」に対して、こちらは「諏訪の入」なんだな。というか、いい!いいぞこの標識!何がいいかって、表記が「諏訪の入支線線」になっちゃってますよ!線と線で線がダブってしまった。・・・双沢線にひとつ分けてあげてください(笑)。
 
 
 この諏訪の入支線は、今日巡って来た林道では初めて起点から全線未舗装路となっている。恐らく総延長もそれほど長くはないと思うが、やはりダートは良い。
 
 
 路面には落ち葉が降り積もり、周囲の鮮やかな紅葉と相まって、これ以上ないくらいの晩秋の装い。今日、もう何度言ったかわからないけど・・・あー、晴れた日に来たかったよおお!
 
 
 そのまま奥へと進んでいくと、意外なことに道沿いには別荘と思われる建物が建っている。今の時期なんかに来れば最高だろうなあ。
 
 
 そして起点から400m程で、最後も別荘の建つ地点で終点となった。
 
 
 これで、本日のこのエリアのマイナー林道探索は終了。寒くならないうちに引き返そうっと。
 
 
 県37からR140へと引き返していると、おお・・・!
 
 
 出た!皆野町道1号線のヘキサ!ここ、今まで何度も通っていたのに今までこの標識に気付かなかった・・・。ともかく、これでこの町道1号線、以前撮った標識と合わせて両端の標識をゲットだぜ!ちなみにこの皆野町道1号線、延長約0.3km、全線舗装、でした(笑)。
 
 
 さて、R140からR254へと入り帰路へと着く途中、どうせ帰り道だからと、先日訪れたばかりの林道勝呂入山線へと立ち寄ってみることにした。もへじさんのブログのコメントによると、なんと峠付近の路面にピンクリボンが打ち付けられていた、というのだ。自分が走った時は、まったく気付くことなく通り過ぎてしまったのだが・・・。
 
 
 ダート林道でのピンクリボンと言えば、舗装工事の前兆としてオフ車乗りに忌み嫌われている(?)が、一体どの辺りにそれがあったのかと、急ぎ足で峠付近まで駆け上がって来た。路面の様子を見ると、どうもこの辺りの区間が最後に開通したであろうことが分かるのだが・・・。
 
 
 うおっ、あったよ・・・こんなのとか。
 
 
 こんなのとか・・・。
 
 
 しかし、改めて見れば、綺麗に均された路面には、連続して鮮やかな蛍光ピンクのリボンが並んでいる。これに気付かないなんて、あん時の俺はどんだけハイだったんだよって言う・・・。
 
 
 その先の、この林道のハイライトとなる地点に来た。今日は生憎の空模様だが、遠くの平野の上空には白く靄が掛かり、なかなか幻想的な眺め。こんな景色は晴れの日には見られないだろうし、これはこれで良しとするか。
 
 
 それにしてもあのピンクリボン、本当に舗装化の前兆なのだろうか。開通のタイミングで舗装化も進めるなら、道沿いに工事の予告看板や、路肩に何かしらの工事の準備の様子があっても良さそうなものだし・・・。思うに、そもそもこの区間はこの道で最後に開削された地点なので、あくまでも開通後の測量の際の測点、というだけのことで、必ずしも近日中に舗装化に着手するということは無いのではないだろうか・・・?

 ・・・なんてのは、あくまでも林道オタクの希望的観測なだけであって、本当のところはどうなのか分かりません。当面はこまめに状況を確認するとしよう。また、どなたか詳しい人がいらっしゃいましたら、是非こちらまで情報をお願いします!