見落とした林道標識を求めて
2013/04/14 埼玉県東秩父村 林道白石線・他 -@

前回のレポの最後に、ナノレカワさんは書きました。


「見落とした標識とかまだどこかに残ってねーかなー。」















・・・・・・・・・・・・。












ありました。












 
 あったんですよ奥さん!見落としていた標識が!
 しかもそれは、もちろん未踏のエリアなどでは無く、もう何度も走った東秩父村に!
 
 先週末、ちょうど土日に狙いを定めたような爆弾低気圧に襲われ、外出を控えて家で林道系のブログなどを漁っていたときのことだった。去年の夏前頃のものであったが、とある記事に、東秩父村の辺りで道に迷って辿り着いたという林道の標識の画像を見つけた。その標識に記されていた林道名は「林道白石線」といったが、埼玉県内で白石線という林道は聞いたことが無い。しかもその標識は旧タイプなどではなく、埼玉ではもっともポピュラーなグリーンのおにぎりだった。そして林道名の下には確かに”東秩父村”の文字が・・・。まさか東秩父村に見落としていた標識があったなんて!
 その記事によるとその白石線とは、どうやら林道栗山七重線を走った後で定峰峠方面にショートカットしようとした先で迷い込んだ道だったようで、記事には他に林道名と標識の画像以外、詳細な情報は書かれてはいなかったが、その位置的な情報と「白石」という地名から考えると、思い当たる場所は一つしかない・・・。
 
 というわけで、その目星を付けた場所へと向かうべく、早速東秩父村へとやって来た。
 
 
 場所は、県道11号熊谷小川秩父線から白石バス停の先の林道白山線へと入り、林道桂木線との分岐を通過・・・。
 

 
 そして林道笠山線との分岐も通過し更に直進すると・・・。
 
 
 やがて、右手に分岐する一本の道が現れる。この道は6年前に一度入ってみたことがあるが、途中でガレた急坂の道となりそれ以上進むのを断念していた。今回得られた情報から考えて、まず思い当たったのがこの道だった。あの時は起点に標識が無かったので林道として認識せずに、結局それ以降訪れることもなかったが、今回分岐の周囲を見回してもやはりそれらしいものは見当たらない。ただ、件のブログで見ていた画像から察するに、あるとしてももう少し奥に進んだところではないかと思う。
 
 
 そして道の入口に立つ案内板は、進む方向を「白石峠」と標している。間違いない!ここが白石線だ!・・・と思う。
 
 
 更にその脇には、「路肩崩落」と書かれた看板も。確かに前回の記憶では進むのを諦めた辺りで路肩が崩れていたような場所もあったが、あの辺りはすでにシングルトラックとなっていたような・・・。
 
 
 さて、それじゃ標識を探しに行ってみようか。前回途中で引き返した記憶があるのでちょっと緊張する・・・。
 
 
 コンクリート舗装の道を進むと、すぐにかなりの急勾配となる。そんな中を、標識が潜んでいないかどうか脇の斜面を注視しながらゆっくりと上って行く。
 
 
 その急坂を上りきってもコンクリ舗装は続いている。前回の記憶がほとんど薄れているため、この道に入ってすぐに未舗装のガレた道になるような気になっていたが、車道として進むことが出来る区間は思いの外長かったようだ。
 
 
 再び急勾配となったウネウネと延びる道を進む。道の脇は大きな岩が法面となってそびえているが、こんなところに道を付けるのは難儀しただろうな・・・。
 
 
 そして起点から200m程進んで来た地点で、前方に軽トラックが停まっていた。ん、こんなところで何か作業でもしているのか?と思ったが、周囲に人の気配は無いようだった。
 
 
 そして、よく見るとその軽トラの前方で一本の倒木が道を塞いでいる。
 
 
 折れた倒木の断面はまだ真新しく、倒れたのはまだつい最近のようにも見える。
 ともかく、まだ目的の標識は見つけていないが、ここをBAJAで越えていくのはちょっと無理っぽいので、ここから先は歩いていくとしよう。BAJA君、ちょっとここで待っててね。
 
 
 その先にも急坂は続いている。歩いて上るのも結構大変なんだぜ・・・。
 

 歩き始めて100m程だったろうか、路面のコンクリート舗装が途切れた地点に着いた。
 
 
 (↑画像にカーソルを重ねて下さい。)
 
うおっ・・・!
 
 
 いた!本当にいやがったよ林道白石線の標識が!!
 
 
 間違いない!これがあのブログで見た標識だ!やったぜ、バッチリ狙い通りだ!よかったー、もしこの道が違ってたとしたら、次はどこを探すか目途を立ててなかったんだよね(笑)。
 それにしても、前回来た時もこの地点までは到達してたはずなんだが、この標識に気付かなかったってことは、もうずっとこうして倒れたままだったんだろうな。
 しかし、こんなところに標識が立っているなんて、まさかここが白石線の起点?いや、これはむしろ終点標識だろう。このコンクリ舗装を境としてここで白石線が終わっているということのようだ。
 
 それが証拠に、コンクリ舗装の途切れた先へと進むと、すぐに道幅は狭くなり路面が荒れてくる。
 
 
 画像でどれだけ急坂かわかるだろうか。カメラを垂直にして撮ったので、この見たままの角度が道として延びている。歩きでもかなりキツイ・・・。そして、前回来た時に諦めて引き返したのもちょうどこの辺りだったが、改めて見てみると、少なくともこの辺りはもう所謂”森林管理道”ではないよな・・・。
 
 
 その少し先では路肩の崩れている場所もある。確かにこの道の入口に路肩崩壊を告げる看板はあったが、まさかここのことじゃないよな。車両通行止めったって、普通の車じゃまずここまで上ってこれないって。
 
 
 そして、道が砂防ダムの堤体をかすめた先で、その道は完全に歩道と化していた。
 
 
 周囲は結構いい雰囲気に包まれているが、道がはっきりと歩道となった以上、今はこの先を進む理由が無くなったのでこれで引き返すことにしよう。
 
 
 振り返ってみても、これまた良い感じの景色だったので思わず撮影。起点の看板にも注意書きがあったが、確かにこれなら熊とか出ても不思議はないかな。
 
 
 無事目的の標識を確認し、白石線を戻ってきた。まさか初めて訪れてから6年も経って、ここが林道であると判明するなんてね。
 とりあえず本日第一の目的は果たしたので、次の目的地を目指すとしよう。
 
 
 次の目的地へは県11の定峰峠から奥武蔵グリーンラインを経由していくつもりだったのだが、そうだ、定峰峠まで行くんじゃこっち走ったほうがいいじゃん、と思い林道高篠峠線へ。入口へと着くと、ちょうど5〜6台程のオフ車のグループが入って行くところだった。ちょうど入口に立っていた人が、バリケードを戻す前に、どうぞ、と手招きをしてくれたが、俺はちょいちょい停車して写真を撮ったりするので、途中で彼らの邪魔になってもヤだなと思い、少し遅れてスタートすることにした。
 
 
 高篠峠線を走るのは去年の夏以来だ。今回は前回と逆に定峰側から進んでいくが、前回とは違った景色を見ることになるのが楽しみだ。
 
 
 去年の夏に道の両脇を覆っていた藪はすっかり枯れて、見通しはかなり良くなっているが、生憎空気は霞んでいて、だんだんと空も曇ってきてしまってあまり遠くまで見渡すことは出来ない。
 
 っと、あれ?バルブが片方切れちゃってら。さっきまで何ともなかったのに。帰りに注文してくか・・・。
 
 
 向こうに見えるあの山々も、今はまだ寒々しい肌をしているが、あとひと月もしないうちに生命力溢れる緑を纏う様になるんだろうな。今年は久しぶりに新緑のグリーンラインでも走ってみようかな。
 
Aへ続く。