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突然ですが、ここは山掴トンネルの中でござんす。
先週のレポで、「トンネルの内径が広がっている地点があって」と書いたものの、写真を撮らなかったのでその様子を伝えられなかったのが残念だと思い、せっかくまたここまで来たので、今回こそ写真に収めてきた。ただ、上の写真では今一つ分かり辛いと思うので、明るさを補正してみたのが下の写真。
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暗闇の中、こんな感じで20m程の区間だけ断面が広がっているのも、ちょっと面白いと思わない?ただ、実際に見えている景色は最初の写真のような暗闇なので、シャッターだけ押したら急いで走り抜けてきたんだぜ・・・。
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トンネルを抜けて、県道から林道栗山線に入り、秩父さくら湖の左岸にやってきた。ちょうどここは林道大久保線との分岐地点のすぐ手前だが、ここから下流側の区間は、現在はこのようにバリケードで閉鎖されている。
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貼り紙によれば、台風18号の被害による通行止めのようだ。その張り紙に添えられた写真には、かなりの規模の土砂崩れの様子が写っているが、この土砂崩れ自体はもう復旧しているっぽいんだよなあ。この通行止めも、近いうちに解除されたりするのかな?
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そのバリケードに背を向けて、大久保橋から左手に延びる道を見る。ここが、先週勘違いにより取りこぼしてしまった林道荻の久保線だ。
(ちなみに、現状では正確な起点の位置が不明なことと、これより下流側が通行止めのため、今回は暫定的にこの地点から先を踏破の対象としておきます。)
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ここを進むとネイチャーランド浦山に行きつくのだが、その道はと言えば、見ての通りしっかりとセンターラインも引かれた、広々とした舗装路となっている。道の用途から考えても、既に市道に編入されている気配が濃厚だが、ほんの数年前まで、前回紹介した看板上に林道として記載されていた事実がある以上、やはりナノレカワとしては記録しておかないと気が済まないのだよ明智君!
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大久保橋との接続地点から800m程進むとネイチャーランドに至るが、そのすぐ先でチェーンゲートによって閉鎖されている。道そのものはこの先も同じ幅を保ったまま延びているが、その脇に立つ看板を見ると・・・。
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どうやらここから先の区間は、浦山ダムの管理用道路という扱いになっているようだ。この先も気にならなくもないが、たまたまネイチャーランドの管理棟に人がいたことと、そもそもゲートに全く隙が無かったこともあって、とりあえず今日はこの先へと入るのは控えておいた。今回はあくまでも一般車両が通行出来るこの地点までの確認に留めておこう。もっとも、地図でも確認できるように、この先は途中で見えていた堰に行きついて終わりだとは思うが、そのうち歩いてでも行ってみよう。
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ネイチャーランドを引き返し、続いては林道大久保線。ここも先週来たばかりだが、前回は、開いていたゲートの先でたまたま居合わせた管理者に追い返されて、目的としていたトンネルを見ることが出来なかった。今日はゲートも閉められているだろうから、そこから先は歩いてトンネルまで行ってみるつもりだ。
起点から200m程を進むと、そのゲートの地点に着くのだが・・・。
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おンや?今日もゲート開いてるではないの!
ええ〜、まさか今日も管理のおじさんが来てるのかなあ?せっかくここまで来たのに、また追い返されるのはいやだよう・・・。
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しかし、その姿を見てもいないのにただ引き返すのも癪なので、行けるところまでは行ってみる。まあ、管理者と鉢合せになるのもそれはそれで気まずいんだけどね・・・。
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眼下にはネイチャーランドの脇を流れる沢が見えている。さほど距離を走っていないのに、もうこんな高い位置まで上ってきてしまった。
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それにしても、前回おじさんに会った地点はとうに過ぎているはずだが、まだ人に会う気配は無いな・・・。
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・・・と思っていると、道の延長線上にひときわ黒い空間が見え始めた。お、おお!
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ここが今回この大久保線での目的地、荻の久保トンネルだ!先ほど通って来た山掴トンネル同様、その内部には照明は無く、バイクでも入るのを躊躇する程の闇となっている。
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施工銘板によると、その延長は252m。この暗闇が山掴トンネルの倍以上も続くのか・・・。
それにしても、もともと荻の久保線というのが別にあったにも関わらず、この大久保線にあるのが荻の久保トンネルとはこれいかに?
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この写真はたまたま明るく撮れてしまったが、入口に立って見えるのは、2枚上の写真の光景のほうがより実際の見た目に近い。更に、この先で内部がカーブしているために、この地点から出口を見通すことは出来ない。ここに入るのはかなり気合が要るが・・・さあ、それじゃBAJA君、行くよ!
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越えた・・・ついに荻の久保トンネルを越えたぞ!BAJAのデュアルライトでガンガンに照らしても、恐ろしい程の深い闇だった・・・。今日はここを歩いて越えるつもりだったので、念のためランタンを持って来たのだが、それでもこんな暗闇をたった一人で歩いて越えられたかどうか・・・。
ちなみに、このトンネルの内部も、山掴トンネルと同様の待避区間が設けられていた。さすがに山掴より遥かに長いこのトンネル内部で停まる気にはなれなかったが・・・。
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正直、こんなところまでBAJAで来れるとは思わなかったが、今日は管理者は来ていないのか?それとも最近はずっと開けっぱなしにしてるとか?いや、たまたまゲートを開け放したまま林道から出ていただけだとしたら・・・こんなことをしている間に、戻って来た管理者にゲートを閉じられてしまったらどうしよう・・・。そんなことを考えたら、おちおち写真も撮っていられないよ(撮ってるじゃねえか)。
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そんなことを考えながら進んでくると、突然道が未舗装に変わった。起点から約1.2km。おおお!まさかここにきてダート区間が残っているとは!
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カーブの先にはコンクリートの擁壁も見え、まだしばらくは道が続いているような雰囲気がある。車道として通ることが出来る区間は、一体あとどれくらい続いているんだろう。
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いやあ、まさかこの大久保線の奥でこんなに林道らしい景色が広がっているとは思わなかった。ただ、ゲートのこともあるので、あまり落ち着いて堪能してもいられないんだけど。
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そんな道を急ぎ足で進んでくると、突然路肩に小屋が建っている。な、なんでこんなところに??
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その小屋は資材置き場か何かのようだったが、奥には何故か荷台に鍬を括りつけたスーパーカブが停めてある。なんなんだここは?謎過ぎるだろ・・・。
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と、その小屋を越えたところで、突然道がシングルトラックに変わってしまった。こ、このままここを進んでいくのはもうマズい気がする・・・。この狭い路上で何とかBAJAを切り返し、ここを引き返した。
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そうして引き返してきたのがこの写真の場所。ここで急に道が狭くなっていて、もちろん走りながらそのことには気付いていたのだが、まだ行けると思って走っていってしまったのだ。
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・・・だって、いくら狭くなっているとはいえ、この先にも一応4輪の轍が見えているでしょ?ただ、あの先のカーブの向こうに、さっきの小屋の屋根が見えているが、その向こうはもうシングルトラックになっている。起点から約1.4km、幅員の変わるこの地点が、林道大久保線としての実質的な終点で、この先は作業道の扱いで延びているのだろう。
そして、この道こそが、地理院地図で大ドッケ林道へと続く唯一の道として描かれた破線区間なのだ。この奥には、果たしてどんな景色が待っているのだろう。この先へはそう遠くないうちに行ってみるつもりだが、その時はここまでBAJAで来られるとは思わない方が良いだろう。・・・ってことは、やっぱりあのトンネルは歩いて通り抜けなきゃならないってことだよな。ひいぃ〜・・・。
・・・あれ?ちょっと待てよ?そういえばいつものゲートの手前にあった看板には、「土砂崩れにつき全面通行止め」って書かれてるんだけど、土砂崩れなんてどこにも無かったような?ま、まあいいかあ・・・。
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今日は思いがけず、普段はゲートで閉鎖された大久保線の終点までBAJAで来ることが出来てしまったが、こうしている間にもゲートが閉められてしまうかもしれないと思うとホント落ち着かないんだぜ!さっさと引き返さなきゃ!(だったら入ってくんなよ!)
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