飯能アルプス登山!
2015/02/14 埼玉県飯能市・飯能アルプス登山-@
 
 こんにちは、ナノレカワです。
 もうそろそろ2月も終盤ですが、ようやく今年最初のサイト更新と相成りました(笑)。ただ、今日は内容がいつもとちょっと違います。今日は、まあもさん主催の飯能アルプス登山なのだ。
 
 当日は飯能市民会館前で待ち合わせだが、その前にみやさんとその近くのマクドナルドで待ち合わせて軽く朝食。ちょうど店に入ろうとしたとき、店の脇の交差点で信号待ちしているみやさんが見えたので待っていると、その後ろからまあもさんのCRFが通過していったのが見えた。まあもさんは気付かずに行っちゃったけど(笑)。
 
 8:30AM、集合場所に到着。左から、『林道タマチャリン』のタマチャリンさん、『まあものお気楽ツーリング』のまあもさん、ナノレカワ、『XRで行こう』のみやさん、『696(むくろ)のΣ(゚Д゚ノ)ノな日々!』の696さん。なかなかに濃ゆいメンツが集まりました(笑)。
 そして、集合場所には、いつも埼玉のドマイナー林道情報でお世話になっているもへじさんがお見送りに来てくれ、お菓子の差し入れを頂きました。もへじさん、ありがとうございます!休憩時にいただきます。
 
 出発時の我々をもへじさんが撮影してくれていました。それでは飯能アルプス、行ってまいります!
 
 さっそく能仁寺の脇から延びる登山道へと入り、まずは天覧山を目指す。
 飯能アルプスとは、天覧山から多峯主山・天覚山を越えて、大高山〜子の権現へと至るルートを指すらしい。今日は時間やメンバーの体力具合なども考えながら、どこまで進めるか決めて行くことになると思う。
 
 それにしても今日は本当にいい天気だ。これ以上ないくらいの青空で、山登りをするには最高のコンディションだな。ここまで環境が整えば、あとはもう自分の体力次第だな(笑)。
 
 少し歩くと、道が二股に分かれている地点に着く。どちらへ行っても天覧山の山頂には向かうようだが、左手に進めば岩場と十六羅漢なるものがあるようだ。せっかくだからそっちへ進んでみよう。
 
 ふむふむ、これが十六羅漢か。岩の壁沿いに幾つかの羅漢像が設置されているが、本当に十六体あるのかは数えなかったが・・・。
 
 その十六羅漢を越えるとすぐに視界が開け、その先の岩場の上に、よく整備の行きとどいた石の階段がある。岩場って言うからもうちょっと難所的なところを想像してたんだけど、こういうものなのね(笑)。
 
 その石段を登りつめると、歩き始めて僅か20分程だが、まずは天覧山に到着。
 
 その山頂の展望台では、予想外の展望が開けていた。標高僅か195mの低山とは思えない素晴らしい眺めだ。
 
 右手には、真っ白に輝く富士山も見えている。おおお!これはテンション上がるぜ!
 
 さあ、まだまだ先は長い。どんどん先へ進むよ。ここからは一旦上った分を下っていくようだ。
 
 ひとしきり下りきると、T字路となる分岐に出た。道標によればこれから向かう多峯主山は右手に進むようだ。周囲はほんの少し開けた平場に囲まれ、なんとも長閑で良い雰囲気。この道は犬を連れた散歩の人なども歩いていて、近所の人のいい散歩コースになっているんだろうな。
 
 少し進むと、右手の開けた方向に道が分岐している。あの先の明るい雰囲気に誘われてうっかりそっちへ進んでしまいそうになるが、これから進む多峯主山方面はここを直進だ。
 
 そんな長閑な道を進んでくると、再び上りとなる道が現れたが、ここからは丸太の階段となるようだ。
 
 うおっ、なかなか距離のある階段だな。こういうマルタ会談・・・マルタ会談ってなんだよ!一括変換したらどっちも間違えて出てきたよ!
 で、こういう丸太階段って馬鹿正直に歩くと結構疲れるんだよな。まあ、脇の坂道を交互に歩いて行けばいいか。
 
 見上げれば、冬枯れた木々の枝が雲一つ無い青空に貼り付くように延びている。
 
 こういう冬ならではの空気感ってホント好きなんだけど、今年は冬の間は殆んど林道に走りに行けなかったな。あとひと月もすればもう春の足音が聞こえてくる頃だし、もちろん暖かくなるのは歓迎なんだけど、この澄んだ空気の季節が終わるのは、それはそれでちょっと寂しい気がするな。
 
 丸太階段を過ぎ、道は稜線の上を延びて行くようになる。普段のツーリングで、稜線上を延びる林道ってなかなか無いので、ちょっと新鮮な感覚。
 
 今度は石段だ。このときは結構な勾配に見えたが、この先の道を思えば、こんなのは屁でも無い道だったんだけどね(笑)。
 
 ここは鎖も用意されているのだが、正直コレを掴むと却って歩き辛い気はした(笑)。
 
 そしてその坂を登りきると、一気に視界が開けた。おおお!
 
 標高271m、多峯主山に到着!
 歩き始めてまだ1時間足らずだが、それでこれだけの景色が見られるのは本当に楽しいな!
 
 今日は空気が澄みきっているので、都心方面もその姿をくっきりと浮かび上がらせている。ここで出会ったじいさまによれば、この写真の中央地平線上に薄っすらと写っている影、あれは房総半島なのだそうだ。じいさま曰く、ここまで房総がはっきりと見えるのも珍しいそうなのだが、確かにこんなところから房総まで見えるなんてちょっと感動的だな。
 このじいさまは周囲の山にもやたら詳しく、杖で山々を指しては、あれは何々山、そこからこっちに繋がるのが何々山、といった具合に次々と名前を教えてくれた。
 
 さらにじいさま曰く、ここから久須美坂に掛けての道が少々分かり辛いとのことで、途中まで道案内してくれることとなった。
 
 おお、この階段の脇には霜柱が溶けずに残っているぞ。うっかり滑らないように気を付けないと。
 
 そんなこんなで分岐までじいさまに連れてきていただきました。じいさま、ありがとう!
 
 分岐からの道は、先ほどまでの良く整備された道とは異なり、道幅も一気に細くなってきた。
 
 
 結構な勾配で下っていく。ズルッと行かないように気を付けないと・・・。
 
 急勾配の道を下りきると、道は一瞬穏やかさを取り戻すが、この写真、なんというか、裏山感がすごいな(笑)。
 
 なんて思っていたら、今度は急な上りの丸太階段が!しかもひと一人がやっと通れる程の幅しかないうえに、なんか崩れかかっているようにも見えなくも無いような・・・。
 
 かと思えば、今度はぱっと見どこに道があるのか分からないような密集した杉林の中を急勾配で登っていく。この辺りから道のアップダウンが激しくなってきやがりましたよ・・・。
 
 道の脇に金網のフェンスがあったのだが、その外を見ると一面にソーラーパネルが並べられているのが見えた。一体何の為の施設だろう?
 
 そして、さっきまで上って来た分をまた一気に下っていくのでアリマス・・・。
 
 斜面の木々の間に、だんだんとシダが目立つようになってきた。そういえば、この辺りのピストン林道の終点とかでもこんな光景をよく見るっけな(笑)。
 
 ぬお?これは沢なのか何なのか分からないが、地面の溝にぼろぼろの丸太で渡した橋がある。恐る恐る体重を掛けてみると、とりあえずひと一人が渡るだけの強度は残っているようだが、バキッと行く前に掛け替えたほうがいいんじゃないのかなあ?
 
 その先で、道が穏やかになった区間があったので、浮かれて早足で歩いていたら、左足がズルッと斜面に落ちそうになった。落ちてもさすがに怪我はしなさそうな場所だが、ちょっと油断した(笑)。
 
 そんな道を下ってくると、先が明るく見えてきた。おおっ、あれは!?
 
 舗装路だ!
 
 ここで一旦舗装路に突き当り、少し進んだ先で再び登山道へ分岐するようだ。ここが何処なのかGPSで現在地を見てみたんだけど、いまひとつドコなのかピンと来なかった・・・(たぶんこの辺り)。
 
 そこから舗装路沿いに少し歩くと、反対側に登山道の続きとなる入口を見つけた。ここが飯能アルプス永田入口らしいです。
 
 調整池の脇を通る、あまり登山道らしさの無い道を進んでいくと、そんな油断を打ち砕くかのように、突然右手にまたしても丸太階段が。
 
 丸太階段を過ぎ、やや穏やかになった道を登っていくと、右手にすぐ近くまで迫った街が見えた。
 
 恐らくつい最近になって開発されたのだとは思うが、こんな登山道のすぐ近くまで住宅地が広がってきているんだな。
 
 家のすぐ近くにこんな裏山的な遊び場があるなんて、この辺に住んでる人達が羨ましいな・・・なんて思って歩いていたら、いきなり登山道が民家のすぐ脇をかすめる場所に出た。
 
 家の前を歩いていると、自然と家の中が見えてしまうのだが、この手前の家では部屋の掃除をしている奥さまの姿を確認してしまいました・・・。別に敷地の中に入り込んでいるわけではないのだが、何だか「お邪魔しました」という気分・・・。これ、住んでる人もここが登山道なんて知らずに買ったんじゃないのかなあ(笑)?
 
 そこを過ぎると、分岐地点に・・・きゃー!標識!
 
 意味も無く慌てて標識の表側に回り込むと、半分は市街化区域と書かれ、もう半分は錆びてしまってよく分からなかった。
 で、この標識を見て思い出したのだが、今自分がいるここは埼玉県、しかも飯能市なんだよな。山歩きという、普段とは違うことをしている所為か、何だか全く知らない土地を歩いているような錯覚に陥ってたことに気付いた(笑)。
 
 その分岐のすぐ先で、道は住宅地に合流している。じぶんたちが今まで歩いてきた道からすぐ先にこんな景色が見えているのがちょっと不思議な感じ。
 
 その先で道は登りとなるが、登り切った場所にベンチがあったので、ここで今日最初の休憩を取ることにした。
 
 その場所からは、これから更に住宅が立てられていくであろう平場が見下ろせた。
 (現在地:たぶんこの辺り。)
 
 あ、あれって・・・さっきフェンス越しに見えたソーラーパネルか!まさかあの周囲の住宅の電力を賄うためのもの・・・ってワケでも無いだろうけど(笑)。
 ここでもへじさんに頂いたお菓子を食べながらしばしクールダウン。出発からここまで3時間弱。まだまだ先は長い、休憩が済んだらどんどん進むよ!
 
Aへ続く。