@はこちら。
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さあ、どんどん先へと進んでいこう。
・・・っと、ここにも支線への分岐があるぞ? 起点の脇にある杭を見ると、砥沢支線というらしいが・・・。
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わはははは!!なんだこりゃ!?
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これ、もう道じゃねぇよ!雨裂が掘られ過ぎて枯れ沢みたくなってるじゃねーか!
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この溝、写真でどの程度伝わるか怪しいけど本当に広く深く掘られてしまっていて、一番深いところは人の腰にまで達しようかってくらい抉れてしまっている。恐らく、この道が開削されてから林道として機能していた期間は、そう長くはなかったんじゃないかな?
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折角なんで(?)ステレオグラムを作ってみた。裸眼立体視(平行法)で見てね!
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その先の橋の上では、泥んこの水溜りが路上一面を覆っている。うわあ、入りたくねぇ・・・。
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ま、たまにはそんなところもあるけど、総じて路面はコンディションも良く非常に走りやすい。この青空と相まって最高に清々しい気分だ。
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この「林道交通安全」の幟、埼玉だとあまり目にしないけど、群馬や栃木のほうまでで出来ると結構よく見るんだよな。これ、ちょっと欲しいかも(笑)。
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時折斜面の木々が途切れる場所からは、遠くの山々の霞む稜線が良く見える。これだけ広大な空間にひたすら山々が連なる景色、最高だ。
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ああ、このストレートの感じも凄く良いなあ。周囲の木々が葉を落としきっていることもあり、圧迫感も無く実に広々とした印象だ。
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おっと、出た!栗原川を走ったら誰しもがきっと記憶に残るであろうこの堰堤!
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「あどで〜?ぼくね〜?」
という声が聞こえてきそうなこのユルーい顔!(?)何度見てもこっちの顔がニヤけるわ(笑)。
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そんなこんなで、ようやく皇海山の登山口まで辿り着いた。これだけのロングダートが、路面状態を良好に保ち、特に通行規制も無く走れるのは、やはりこの登山口があることが大きいんだと思う。
そういえば、ここって栗原川林道全体の中でどの辺りの位置なんだろう?さすがにもう半分は過ぎてると思うけど・・・。
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まあ、そうやって確実に道を進んでいるのが、楽しくもあり、いずれ抜けてしまう寂しさもあり・・・。
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この辺りは景色ももうすっかり冬の装いだけど、真っ青な空に向かって延びる白い幹が、ため息が出るほど美しいな・・・。
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かなり見晴らしのいい場所に出たが、やはりピークの地点からはだいぶ下って来たのだろう、周囲の山の稜線が視線よりもかなり高い位置に見えるようになってきた。
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山肌に辛うじて残る黄葉したカラマツが、陽を浴びて鮮やかな色彩を放つ。こういう場所でしか見られない景色って、やはり何物にも代え難いものがあるよなあ。
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カラマツのそれとはまた違う、赤や黄色の鮮やかな紅葉に包まれる。この長い距離を進むにつれて様々に周囲の景色を変えていくのも、この季節の栗原川林道の魅力だと思う。
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来たぞ!栗原川林道名物(?)、素掘り隧道だ!
傾き始めた陽の光が隧道内部を仄かに照らし、その向こうに見える紅葉と相まったこの景色に、しばし見とれてしまった。
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ちなみに全景はこんな感じ。この隧道が貫く岩場がどれほど極端に突き出しているのかが良く分かると思う。これは確かに穴を掘るしか無いよなあ。
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その隧道を超えて更に下って行くと、路肩に軌条を再利用したガードレールが現れる。
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わざわざガードレールも立てていない区間の多いこの栗原川林道だが、この場所は道の外側がかなり急峻な崖となっているだけに、さすがに屈強なガードレールを用意したと思われるが、何故か規格の異なる2種類の軌条が使われている。この周辺の山域にも嘗ては森林鉄道が延びていたらしく、細いほうの軌条はその林鉄の再利用と見ることもできるかもしれないが、もう片方の太いほうのは、どこから持って来たんだろう?
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おっと、出た!「落ちてくる石に注意!」の標識!これ、別にこの栗原川特有のものって訳では無いんだけれど、初めて見たのがここだったので、自分の中では栗原川というとこの標識という印象がとても強い(笑)。
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この辺りまでくると、道は麓へ向けてほぼ下りのみとなり、いよいよ林道も後半に差し掛かってきたことを実感する。
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あ、そういえば、栗原川に来たら絶対写真に撮りたい場所があったんだけど、かなり下ってきちゃったし、もしかして気付かずに通り過ぎちゃったのかな?あんな場所を気付かないことも無いはずなんだが・・・。
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おおおーっ!そうそう、ここだよ!この険しい谷合に穿たれた道から見るこの景色!ピークの地点からはもうだいぶ下って来たと思っていたのに、それでもまだこれだけ山深い景色を見せるなんて、本当に凄い林道だな。
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ちなみにこの場所を新緑の時期に撮ったのが↑の写真。今回撮った写真は道がすっかり日陰に隠れてしまっているが、こちらのほうがより山深さを実感できるのではないかと思う。
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どれだけ走ってもダートは続く。今回、初めて秋の栗原川に来たが、周囲の木々が様々な色彩を見せ、走りながらその変化を味わえるこの季節のほうが、よりこの林道を楽しめるのではないかと思った。
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再び周囲に鮮やかなカラマツ林が広がって来た。いよいよ長かった栗原川林道も終盤に差し掛かってきたようだ。
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今日この林道で、これだけ見事なカラマツを見られるなんて全く思いもしなかったが、やはり青空の下で見るこの色彩は本当に素晴らしい。
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さあ、残るダート区間も本当にあと少しだ。噛み締めるように走りぬけていこう。
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西日に霞む、黄金色の森が信じられないくらい綺麗だ。ああ、ずっとこの中で過ごしたいなあ(笑)。
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そして、とうとう路面が舗装へと切り替わった。でも、以前来た時にはこの辺りはまだ舗装されていなかったはずだ・・・。
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ああっ、そうそう、ここは良く覚えてる!以前はまだこの辺りもダートだったんだよなあ。
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と思ったら、その後再び路面はダートへと変わった。何故いきなりあんな途中の区間を舗装したんだろう?
その後もあと何度か舗装とダートを繰り返した後・・・。
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遂に長かった栗原川林道の出口に到着!最初の小中西山線の入り口に着いてからここまで、実に4時間20分が経過していた。いやー、長かった(笑)。でも久しぶりの栗原川林道、本当に楽しかった!
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それにしても、この季節の栗原川が、あれだけ見事なカラマツの紅葉を見せてくれるとは本当に予想外で、実に嬉しい驚きだった。もちろんそれ以外の紅葉も美しさにおいては何ら引けを取らないし、今日は林道の中盤では既に冬枯れた景色も多かったので、あともう少しだけ来る時期を早めれば、林道全般に渡って鮮やかな秋の景色を楽しめるかもしれない。新緑の季節ももちろん素晴らしいが、また来年も、この時期を目当てに訪れてみるとしようか。
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それじゃあBAJA君、帰ろうか。やはり県外に出ると、埼玉とは違った風景を観ることが出来て本当に楽しい。帰りの薗原湖沿いで見た、夕陽に照らされた山肌があまりに美しくて、ちょっと泣きそうになりながら帰路に着くナノレカワなのでした(笑)。
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