赤BAJA3台、富士を行く!
2017/11/03 山梨県 道志〜富士山周辺の林道-A
 
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 一旦富士山から離れるように、国道358号方面に進み、次の目的地へと向かう我ら赤BAJA軍団。
 
 続いてやって来たのは、山梨県道113号甲府精進湖線。一部区間が中道往還と重なるダート県道だが、ここは通行止めとなっていることが多く、今日も通れるかどうかはっきりしないままここまでやってきたのだが、いざ現地へ着いてみると、やはりと言っていいのか、ゲートが閉められていた。その通行止めの理由は、これだけの快晴にも関わらず「雨量規制(大雨のため)」とのことだが・・・。
 
 3人でゲートの前にBAJAを停め、さてどうしたものかと思案していると、ふと上のほうからエンジンの音が響いてきて、ゲートの向こうから1台の軽トラが下ってきた。ゲート手前で軽トラから降りてきた、どうやらこの道の関係者らしいドライバーがゲートを開けるところをただ眺めていると、その人がこちらに向かって「・・・この先行くの?」と聞いてきた。考え過ぎかもしれないが、どうもこちらを試しているようにも思えたその聞き方に一瞬躊躇するも、「行こうと思ってるんですけど、行けますか?」と返すと、意外なことに「・・・行けるよ」との返事が!
 
 おおお!やった!ゲートが開放されたぞ!その人が言うには、入ったらちゃんとゲートを閉めておいて欲しいのと、ただ、中にまだ残っている車が居るので施錠はしないで欲しいとのことだった。とにかく、公に通行していいとの許可が出たってことでいいんだよなこれ!
 
 これで後ろめたさを感じることなく、この先を走れるぞ!軽トラの人、ありがとうございます!
 
 という訳で、堂々と入ってきました(笑)。序盤の舗装路を少し進むと、道はすぐにダートへと変化する。これ以上無いくらいに澄んだ青空が気持ち良い!
 
 この県道113号線、俺自身やって来るのは実に8年半振りとなる。どう見ても林道ライクなこの道、県道とはいえ、すぐ脇を右左口隧道で貫く国道358号が通っているので、今後もこれ以上整備(舗装化とか)されることは無いような気がする。
 
 ここでも、ピークには至っていないものの、紅葉に染まり始めた木々が周囲の景色を彩っている。やはり紅葉は青空の下で見るに限るな!
 
 走行中の姿をペ☆ヤングさんに撮っていただきました。
 
 先行する2人が、堰堤の手前で停車していたので一緒に立ち寄り。
 
 見ると、堰堤のコンクリートの表面には木の板が貼られている。自然の景観に馴染むようにとの処置なのだろう。ただ、一番手前のものだけコンクリートが剥き出しなんだよなー。惜しい(笑)!
 
 更に進むと、何とここでも洗い越しが現れた!ただ、今日はたまたまなのか、水は流れてはいなかった。そして、この路面のコンクリートには、恐らく滑り止めの為なのだろうが、表面に丸石がびっしりと埋め込まれている。こんなガードレールも無い場所でうっかりツルンコなんて、考えただけでも恐ろしいもんなあ・・・。
 
 これは、先行していたみやさんが撮影中だったので、順番待ちをしているナノレカワの図・・・(笑)。
 
 上2枚も、ペ☆ヤングさんに撮っていただきました。たまに自分が走ってるところを撮ってもらうと結構嬉しい(笑)。
 
 青空の下のダートはやっぱり最高だなあ。ここ最近、天気の悪い週末が多かったから余計にそう思う。他に何も無くとも、それだけで気分が上がるよ。
 
 そんな道を進んでくると、右左口峠に到着。現在は甲府市となっているこの場所、2006年の合併以前は町村の境界だった。現在でもここには旧中道町の境界標識が残っている。
 
 そして、この地点を反対側から見ると・・・。
 
 合併前のもうひとつの自治体、旧上九一色村の境界標識も残ってる。これ、見たかったんだよなあ。多分、この先も撤去されること無くこの場所に残り続けるんだろうな。
 
 右左口峠を過ぎると、道は下りに転じるが、ここから先は視界の開ける地点が多くなってくる。
 
 あれは中央市〜南アルプス市方面の平地だろうか。市街地が薄っすらと霞んで見えている。
 
 ここからの景色には思わず目を奪われた。日陰の中から見る明るい平野が実に美しい。
 
 道が終盤に差し掛かると、路面は舗装に変わってくるが、その路面のアスファルトはバッキバキにひび割れ、至る所で剥がれてしまっている。更に、残ったアスファルトの上には砂利が撒かれたような状態になってしまっていて、これなら未舗装のままのほうがまだマシだよ・・・。
 
 やがて、通行止め区間の端までやって来たが・・・ゲエッ!ゲート閉まってんじゃん!
 って、当たり前だよ、あっちだって閉まってたんだから・・・。という訳で、久々にスーパーイリュージョンを発動して無事脱出。さあ、だいぶ腹も減ってきたし、そろそろお昼ご飯に向かうとしよう。
 
 県道113号線を抜けて再び富士山方面に向かい、ペ☆ヤングさんの案内でやって来たのは朝霧高原イーハトーブの森。既に本来の営業時間は過ぎてしまっていたのだが、ペ☆ヤングさんが事前に連絡してくれたおかげで、何とか飯にありつくことが出来ました(笑)。
 
 ここからは、目の前に聳える富士山をこんなに広々と見晴らすことが出来る。思わずBAJAを並べて記念撮影。
 
 富士山の周囲には、僅かの雲が掛かることもなく、こんなにはっきりとその姿を見せている。最高の眺めだ!
 
 そんな富士山を眺めながら頂くポークジンジャー定食、めっちゃ美味かった!
 ご飯を食べながら、次に向かう場所の相談をしていて、初めは結構アタック系の林道も候補に上がっていたのだが、時計を見ると、既に結構いい時間になってしまっている。この時間からそういう道に進むのはヤバいかも知れない・・・ということで、みやさんからある舗装林道へ行こうとの提案が。
 
 食事を終えて、富士山の麓へ向けて走っていく。沈み始めた太陽に照らされて、周囲の景色は次第に赤味を帯びてきた。
 
 30分程掛けて、先ずは林道鳴沢線に到着。ここから更に奥へと入っていく。
 
 鳴沢線から林道軽水線に接続し、更に先を進む。
 ここで、右手に見える黄色いゲートの奥の未舗装林道から、森林パトロールの車がやってきた。ここで停車している俺たちを見て、このゲートを越えて行くことを企んでいると思われたのか、結構強めな口調で「こっちに行くんじゃないだろうね?」的なことを聞かれてしまった。ち、違いますよ!俺たち、今日はそっちへは行きませんから!(今日は?)
 
今日はそっちへは行かないので、そのまま軽水線を進んでいく。周囲には紅葉したカラマツが立ち並んでいるが、今日この景色を見られることは全く想定していなかった。嬉しいなあ。
 
 徐々に標高を上げていく中、次第に陽は沈んで行き、クリアな空は夕焼けに染まってきた。
 
 そんな景色を撮っていたら、後方からみやさん登場!夕焼けの下、赤いBAJAが画になるぜ!
 実はこの辺りを走っている時、目の前にある筈の富士山が、突如湧いて来た雲に覆われ、全くその姿を見ることが出来なくなっていた。せっかくここまで登って来たのに・・・。「終わった・・・」と思いつつも、とにかく陽が落ちきる前に景色の良い場所まで進もうと、急ぎ足で進んで行った。
 
 その先で、2人が停まっていたので俺も一旦BAJAから降りてみる。すると・・・。
 
 おお、これは綺麗だ・・・。木々の途切れた隙間から見えている、靄の掛かった麓の上に連なる稜線と、その向こうで橙に染まる空が実に美しい。
 
 そして、進む先を見ると、さっきまで雲に覆われていた富士山が、再びその姿を現した!おおっ!これはこの先の景色も期待出来そうだぞ!
 
 そこから更に進んで行くと、別の舗装路に突き当たった。ここからは林道富士線となる。みやさんは、ここにまだダートが残っていた頃にも走りに来ていたようだが、今ではすっかり綺麗に舗装されてしまっている。
 
 ちなみに、この接続地点から右手方向にあるゲートの先には今も未舗装路が残っているが、すぐに行き止まりとなっているらしい。
 
 その接続地点の斜面を登ってみる。うおお!これは素晴らしい!もうすぐ陽が沈むというこのタイミングでのこの光景!テンション上がって来たぞ!ここから先でどんな景色が見られるかと、期待に胸を膨らませて進んでいくと・・・。
 
 
 
 この景色を表現する上手い言葉なんて見つからないよ・・・。予想を遥かに超えるここからの景色の美しさに、ちょっと泣きそうにさえなってしまった。
 
 ペ☆ヤングさんは、雲が無いときの景色も凄く綺麗、とは言っていたが、いやいやどうして、この薄靄に覆われた景色も幻想的で物凄く綺麗っすよ!
 
 夕暮れの中で立ち並ぶ赤BAJA。薄暗い景色の中で3台のデュアルライトが点灯すると、物凄い迫力だ(笑)。
 
 後方に富士山の聳えるストレート。最高なのかな。
 この場所の景色の素晴らしさに、3人ともテンションMAXで、思い思いに写真を撮りまくっていた。しばらくして、このもう少し先に路肩の広がった場所があるので、そこまで下ってみようということに。
 
 薄闇に浮かぶ富士山を背景に、ずらっと並ぶ赤BAJA軍団。フォトジェニックすぎてもうご満悦(笑)。
 
 もう日が暮れるというこの時間になっての、これだけの景色が見られたことが本当に嬉しくて。しかもそれが同じBAJA3台で見られたことが本当に楽しくて。今日1日、最後の最後までみっちり楽しかったなあ。
 
 ひとしきり写真を撮り終えて、この場を後にしようとしているところを、ペ☆ヤングさんが撮ってくれていた。夜の帳が下りる中、浮かび上がる富士山のシルエットが素晴らしく美しい・・・。
 
 夕暮れの林道富士線、ただただ美しかった。舗装であるとか、もうそんなことはどうでも良いくらい、本当に楽しいひと時だった。
 
 富士線での景色を満喫し、麓へ向けて行ったのだが、その頃にはすっかり夜となり、空に月だけが浮かび上がる真っ暗な林道を走ることとなった。林道大田和線の起点まで下り、この先でようやく市街地へと出た。
 
 帰り道、2人が給油するというのでガソリンスタンドに立ち寄り(21Lのパリダカタンクはまだ給油の必要なし笑)、途中でいつ分かれてもいいように、ここで挨拶を済ませて帰路に着いた。
 ナノレカワ的には道志の林道を訪れるのは初めてだったが、次々と現れる洗い越しには本当に感動したし、富士線を初めとする、富士山を眺めながらの絶景ツーリングも実に感動的だった。今回通り抜け出来なかった越路線もいずれ再チャレンジしたいし、このエリアにはまた近いうちに訪れたいと思う。
 そして、みやさん、ぺ☆ヤングさん、ありがとうございました!めっちゃ楽しい1日でした!また赤BAJA3台で集まって林道へ行きましょう!