茨城の林道に行きたいンだっ!
2018/08/25 茨城県常陸太田市の林道-@
 
 結局今週は、雨予報に振り回されっぱなしの1週間だったなあ。週のどこかで1泊のキャンプツーリングに行きたかったんだけど、先週末の予報通り、なんだかんだで次の週末となってしまった。とりあえず今日明日は天気も良さそうなので、予定通りキャンプの荷物を積んで出発だ!
 
 今回の目的地は、林道としては初めて走る県となる茨城県だ。予定としては、常陸太田市の林道を幾つか走ったあと、更に北上して福島に入りそこでキャンプ地を探す・・・というものだったのだが、先に白状すると、今日のあまりの暑さにやられてキャンプを断念して日帰りに変更してしまった。今年の暑さはちょっとキツすぎるよ・・・。
 
 というわけで、まずやってきたのがここ。常陸太田市の町屋林道だ(現在地はココ)。
 一応場所は調べてきたんだけど、林道名を示す標識も見当たらないし、本当にここでいいのか?
 
 と思ったら、足元に小さな看板が。お、やっぱりここで合ってるな。よし、早速行ってみるか!
 
 入り口こそ舗装路だったものの、100mもしないうちに路面は未舗装に。これは幸先良いぞ!
 
 ってかね、ここまで既に灼熱の中を走ってきているので、日陰がありがてぇぜ・・・。
 
 鬱蒼とした中を走っていると、道の脇になにかの案内看板が立っていた。どれどれ・・・。
 
 なんと、通り抜け出来ないとな。どのような状態で通り抜け出来ないのかはこの時点では分からないが、とりあえず行ける所まで行ってみよう。
 
 うおっ、こんなところに木製の簡素な鳥居が。びっくりしたー・・・。上がっては見なかったけど、この鳥居の奥には小さな石仏のようなものが置かれていた。
 
 更に進むと、今度はここが国有林であることを示す看板が立っていた。もしかして、この町屋林道は国有林林道なのか。だとすれば、通り抜けが出来ないというのも納得は行くが。
 
 僅かな区間だが、沢沿いを伸びるところがあった。この暑さの中、この見た目だけでも癒されるぜ。まあ、あくまでも見た目だけで沢沿いとはいえちっとも涼しくはないんだけどね。
 
 沢沿いを離れると、今度は杉の植林帯となった。普段は面白みを感じることの少ない杉林だが、この直線的に伸びる幹の間に日差しが入るだけで、一気に印象的な景色に変わる。
 
 やがて、起点から3.2km程来たところで、道が二股に分かれていた。んんん、これはどっちが本線だ?
 
 左手に上る道の少し先にあった看板には、右手に下る道は書かれてはいないようだ。じゃあ、とりあえず右手に下ってみて、その後戻ってきて左手の本線(?)に進んでみよう。
 
 そう思って右手の道を進んでいくと、次第に路面を覆う下草が多くなり、600m程の地点まで来ると、その先にも道筋は見えるのだが、もはや廃林道と言ってもいいような見た目になっていたので、ここで引き返すことにした。
 
 じゃあ今度こそ本線と思わしき左手の道を進んでみよう。
 
 しかし、分岐から僅かに200mの地点で、チェーンゲートにより道を阻まれてしまった!ガーン!
 
 初の茨城の林道1本目でいきなりこれかあ。道が未舗装になった時点で「幸先が良い」なんて思ったワタシがばかでしたわ・・・。んじゃあ、気を取り直して次行こう!
 
 続いてやって来たのは国見林道現在地はココ)。
 この道を直進した先に林道の入り口があるらしい。
 
 ただ、この道自体はこの先で通行止めになるようで、片側の車線にガードレールが置かれてその通行止めを予告している。この物々しい雰囲気は嫌いじゃないよ。
 
 少し進むと、予告通りゲートによって道が閉鎖されていた。地図で見ればこの道は抜けているみたいなんだけど、何の為に閉鎖しているんだろう?
 ってかそれよりも、林道は何処だ?
 
 なんて言っているが、実はこの地点から左手に下るコンクリート舗装の道が延びている。多分ここだろうな・・・。
 
 お、ビンゴ!やっぱりここで合ってるっぽい!
 と思ったものの、道はここからしばらくの間、断続的に砂利道とコンクリ舗装を交互に繰り返している。
 
 そんな区間を越えて、ようやく安定した未舗装区間に入ったようだ。この先はどんな景色が待っているだろう。
 
 その先で空が開けた地点に出ると、路面は一面雑草に覆われていた。ぬおお、この先はちゃんと抜けられるのか?
 
 かと思えば、道は再び走りやすい路面に戻ったりもする。あの雑草区間は一時的なものだといいが・・・。
 
 道の勾配は、高度を上げるというよりは何度もアップダウンを繰り返して延びている。このエリアはそれほど標高の高いところは無いのかな。
 
 この地点には、謎の脚立が3台ほど置き去りにされていたが、既に風化しまくって錆であちこちに孔が開いていて、とても使い物にはならなそうだった・・・。
 
 少しの間フラットな区間で安心していたら、再び下草で荒れ放題の区間に入った。しかも路上にはいたるところに蜘蛛の巣が張ってあるし・・・。なんなんだこの道は?
 
 かと思えばまたしてもこんな感じですっきりした区間が出てきたり。なんで場所によってこんなに差があるんだろうと思って改めて写真を見返してみたんだけど、もしかして周囲の植生によって雑草の生い茂り方が変わったりするのかな?
 
 もう、ヒドイよー!バイクとかも全然通ってる気配もないし、この辺りの林道ってそんなにマイナーなのか??ただでさえこの暑さなのに、そんな中この蜘蛛の巣の張り巡らされた藪だらけの中を通り抜けるのが本当にキツい・・・!
 
 うおっ!急に管理の行き届いた開けた場所に出たぞ!何だここは!?
 
 振り返ると、ここにも通り抜けが出来ないとの看板が。いや、通り抜けは出来たけど、まあ確かにこの看板は立てておいた方が良さそうだな。写真の道の奥で光ってる辺り、あれ全部藪なんだぜ・・・。
 
 その看板の少し先で舗装路に接続した。ここは何処なんだろう・・・。角に立つ看板によれば、ここは十石峠公園というらしいが、ここにも林道の名を示すものは無かった。ここでBAJAを停めて、あまりの暑さにシャツを脱いですこし休憩。うっかりメーターを記録し忘れたが、抜けるまでの距離は確か10kmくらいはあったかな。
 辛うじてここは通り抜けは出来たけど、ところどころ現れた藪が酷くて、やっと抜けられた、というほっとした気持ちしか無かった。もうこの時点で今日のキャンプは止めて日帰りに変更する気持ちが沸いて来ていた(笑)。
 
Aへ続く。