紅葉本番!三ッ丸大平線!
2020/11/08-@ 群馬県高崎市・林道三ッ丸大平線
 
 先週、ナノレカワはこう言いました。
 
 「林道三ッ丸大平線、来週もここに来ることに決めた。」
 
 と。
 
 その言葉通り、2週連続でやって来たぜこの場所へ!
 ここの奥へと上る道を進んで林道三ッ丸大平線へと向かう。先週からの1週間で、どれだけ紅葉の色づきが進んだか楽しみだぜ!
 
 おお、いいじゃないか!ここはまだ林道区間へ向かう途中だが、それでもこの先の景色をじゅうぶん期待させてくれる色彩が広がっている。
 
 先週ここに来たときは生憎雲が陰ってきてしまっていたのだが、今日は見ての通りバッチリの快晴!光と影のコントラストが美しい!
 
 そうして、いよいよ林道三ッ丸大平線の起点までやって来た!
 
 今年の8月に初めて訪れたときに、この林道の景色の美しさにノックアウトされたのだが、こんなに短期間で3度も訪れることになるとは正直思わなかったな。それだけお気に入りの場所になったってことなんだけど。
 
 ってか、ちょっとまって!これ、起点標識から数メートル進んだだけの地点から振り返って見た景色なんだけど、しょっぱなからこの色彩ですか!素晴らしいぞ三ッ丸大平線!
 
 起点標識を越えてすぐの小さな橋を渡ると、この平場が広がる地点に出る。明るい日差しの中、落ち葉がはらはらと舞い落ちる中を進んで行く。うわあ、何て美しいんだ・・・。
 
 先週から着実に紅葉具合が進んでいることももちろんだが、そこに太陽の光が差し込むと、やはりその美しさは何倍にも増幅する。
 
 そして、先ほどの平場地点を過ぎると通行量もほとんどなくなるため、路面はその一面を落ち葉に覆い尽くされている。秋の色彩が溶け込んだ空気で満たされた至福の空間だ・・・。
 
 日影の区間に入ると、その先に見える、光を受けて輝く紅葉がより際立って見えるのがまた堪らないではないですか。
 
 この三ッ丸大平線、林道区間の総延長はそれほど長くはないんだけれど、他に誰も居ないこんな静かな景色の中をのんびり走っていけることが本当に楽しい。
 そして、その先を更に進んで行くと・・・。
 
 そう!この林道のハイライトとも言える、峡谷区間のお出ましだ!
 
 木々の色付きも、先週より確実に進んでいる。やはりここの景色は素晴らしいものだ!
ただ、前回来たときは曇り空だったせいか気づかなかったのだが、見ての通りの深い渓谷地形に加え、まだ時間が早かったせいか、この季節のこの時刻では、この路面まで太陽の光が届かないようだ。
 
 というわけで、一旦あの区間を通り抜けて終点まで向かってみることにしよう。
 
 赤、黄色、緑と様々な色彩が複雑に混ざり合って、深く温かみのある景色を作り上げている。
 ただ、この地点は写真では分からないと思うが、路上の落ち葉の下には結構大きめな石くれがゴロゴロしているので、足を取られないように少し気を付けて進んで行こう。
 
 1年のうちの、ほんの僅かな期間にしか見られない色彩の中を走る喜び。こんな青空の下で走ることが出来て本当に良かった。
 
 なんて思いながら走っていたら、あっという間に終点に到着してしまった。
 
 ここから見える、川岸の岩に落ち葉の降り積もった秋の相間川の景色も素晴らしいな・・・。
 
 と、そんな景色も堪能し、今日はこの後まだ行きたいところもあるので、早々に終点を引き返してきた。
 この地点の、紅葉に囲まれた古びた橋のある景色も素敵だねぇ。
 
 この地点を反対側から見るとこんな感じ。切通しの向こう延びていく明るい区間につい見惚れてしまう。こんな景色ばかりが続くもんだから、ついつい停車してシャッターを切ってしまうので、こんなに短い林道なのになかなか進んでいかないのだ(笑)。
 
 そして、俺の大好きな峡谷地点まで戻って来た。先ほどよりは太陽の位置も高くなり、周囲も明るくなって来たようだ。
 
 ただ、やはりこの季節ということもあって、これ以上この地点に太陽に光が差し込むの難しいのかな?あと1時間もここにいればどうなるかは分からないが・・・。
 
 ただ、この岩壁の上部にのみ光が射している光も、なかなかどうしてこの景色のいいアクセントにはなっていると思う。明るい日差しの中の紅葉もいいけど、これはこれでわびさびを感じられてとても良いものではないだろうか。
 
 思わず川岸に下りたりもして、しばらくの間この周囲の景色をじっくりと眺めて過ごした。
 
 見上げれば陽を受けて輝く黄金色の木々。最高じゃないか。
 
 あまりにこの場所が好きすぎて動画も撮ってみた。舞い散る落ち葉が素敵じゃないですか・・・。
 
 当初、今日はこの三ッ丸大平線だけど目的に走りに来ようかとも思っていたので、そうであればまだしばらくこの場所に留まって、ここの景色を愉しむのも良かったが、先にも触れたとおり、今日はこの後でもう1本林道を走る予定を立ててしまったので、名残惜しいがそろそろここを発つことにした。
 
 ここも大好きな切通し地点。こんな岩の中を削り取って道を通すなんて大変だったろうなあ。そうまでして造ったこの道のあの先も気になるが、いつか歩いてでも辿ってみようかな・・・?
 
 おおっ・・・ここの景色もなかなか素晴らしいではないですか・・・!
 山の稜線近くから遥か遠くまで見渡せるような絶景も素敵だけど、俺、こういう周囲を山や岩にギュッと囲まれた景色も好きなんだよなあ。なんというか、妙に落ち着く感覚を覚えるんだよね。
 
 それにしても今日は本当に暖かくて良い。それなりに暖かい装備でやってきたけど、ゆっくり林道を走っているとすぐに暑くなってくるので、ジャケットのジッパーを開けて走るとすごく気持ち良い。
 
 落ち葉で埋め尽くされ、まるで登山道のようにも見える轍の隠れた林道。このひっそりとした感じがすごく好きなんだ。
 
 夏に訪れたときに、ここは秋に来たら絶対に素晴らしい景色が見られるぞ、と想像していた三ッ丸大平線。やはり期待通りの美しい紅葉で迎え入れてくれた。ありがとう、三ッ丸大平線。来年もまた新緑の季節になったら走りに来るよ。
 
 さあ、この次へ向かう林道までは少し時間が掛かるので、この林道を出る前に飯にしておこうか。
 
 という訳で、夏に来たときも昼飯にした河原に下りてきた。柔らかい日差しに包まれて、きらきらと輝く川面を見ながら食べるラーメンは最高だぜ!
 
Aへ続く。