先週、祝日を利用して秋鹿〜万沢〜三ッ丸大平線と走り継いで紅葉林道ツーリングをしてきたが、晴天にも恵まれて期待以上の景色の中を走ることができ、今年の紅葉についてはかなり満足することができた。ただ、可能であればもう1回くらい紅葉の林道を走りたい・・・。
|
|
|
そう思って目星をつけた林道はここ!林道稲含高倉線だ!ここは今年の春に初めて走ったとき、きっと秋になれば綺麗な紅葉の景色が見られるのではないかと思っていた。
|
|
|
起点からしばらく続く舗装路を進むと、目の前に広がる広葉樹の山肌は、紅葉もほぼ終わりかけに見えた。ちょっと遅かったか、ここは秋に来るのが初めてだったから、ベストなタイミングが分からないな・・・。
|
|
|
そう思いながらさらに進むと、目の前の山を包む植生が一面のカラマツに変わった。
|
|
|
おお、これは見事だ!この林道で、秋になったら綺麗な紅葉が見られるのではないかと思った理由が、まさにこのカラマツの植生だった。
ただ・・・上空を覆うこの雲だけが惜しすぎる!実はここへ来るまでは、青空の広がる結構いい天気で、林道での景色にも期待をしていたのだが、林道に近づくにつれて雲が増えてきてしまい、今現在こんな感じ・・・というわけだ。確かに天気予報でも、このエリアに昼頃まで濃霧注意報が出ていたのは見ていたが、何も目的の林道の上空だけ日差しを隠さなくたっていいじゃないかよぉ・・・。
|
|
|
それはそうと今回、春に来た時と比べて、ダートの開始地点が200mほど後退していた。写真の通り、この路面の切り替わりの地点の脇に何かの小屋が建っているので、ここへのアプローチのためだと思いたいが、今後さらに舗装化が進むことも覚悟しておいたほうがいいのかもしれない・・・。
ちなみに、ここで写真を撮っていると、峠方面から1台のタクシーが下って来た。まさか、登山客を峠まで届けた帰りとか?こんなダート林道をご苦労さまです・・・。
|
|
|
その先で、一見支線のように見えるかつての終点だった地点から延びる左側の本線に進む。
|
|
|
広葉樹に包まれた区間では、やはり紅葉はほぼ終わった景色が続いているが、路面に敷き詰められた落ち葉を車輪でカサカサと踏みしめて進むのが、これはこれで秋の風情を感じられて良いんだよねえ。
|
|
|
少しずつ標高を上げていくと、景色の広がる地点が現れ始める。ここから北西方向に広がる景色は、雲が切れて青空も見えているのだが・・・。
|
|
|
なぜ!なぜ稲含山の上空だけこうなのだ!?
ここへ来るまでの道のりも、この先の景色も青空が見えているのに、なんで期待していたこのエリアだけ曇ってるんだよぉ〜〜〜!そりゃああんまりってもんじゃねぇかよぉ〜〜〜!!!
|
|
|
|
|
|
|
道沿いのカラマツが申し分のない発色をしているだけに、この雲だけが本当に恨めしいッ!
|
|
|
|
|
ああ、青空の下でこのカラマツを見ながらラーメンをすすりたかったぜ。
|
|
|
なんだか、あの雲の切れ間を見る限り、もう少しすればこの上空の雲も流れていきそうな気はするんだけどなあ。
|
|
|
こんな感じの、葉を落とし切る直前の晩秋の景色もすごく良いよねえ。
|
|
|
そういえば、春に来た時は路面が所々で砂利深く感じた箇所もあった気がしてたけど、久しぶりに来たら前に比べて落ち着いたような気がする。ここは意外と山菜採りの車も多かったし、峠から延びる登山道目当てて上がってくる車もそれなりにいそうだし、ダート林道のわりには交通量が多い印象だから、そういった車に路面を均されたのかもしれない。
|
|
|
そして、この林道で一番の展望区間に来た・・・んだが、やはり生憎の雲のせいで景色は全く望めず。ここからは、天気さえ良ければ浅間山の姿がはっきりと見えるのだが・・・。
|
|
|
もちろん、方角によってはこんな景色も見えてはいるのだが・・・ああ、あとちょっと雲がずれていてくれたら・・・。
|
|
|
せっかく綺麗に色付いたこのカラマツを、青空の下で見てみたいんだよ俺は!
|
|
|
|
|
そう思って、だったらちょっと待っていればこの雲もそのうちどこかに流れていくかなと思って、少しここに留まってみたけど・・・。
|
|
|
でも、周囲を吹くような風もなく、そんなに短時間ではこの上空の天気の回復は望めそうな感じはしなかった。
|
|
|
だったら、ちょうど小腹も空いてきたことだし、もうここでお昼にしちゃうんだもんね。ここで飯でも食っていれば、さすがに晴れてくるだろ!
|
|
|
・・・しかし残念なことに、飯を終えても空模様は一向に変わる気配がなかったので、今日はもうここでの日差しは諦めたよ・・・。さすがに次の林道へ向かうころにはもうちょっとマシになってるだろ・・・。
|
|
|
|
|
しつこいようだけど、青空から降り注ぐ光に照らされたこの景色を見てみたかった。
|
|
|
でも・・・この区間の、冬を迎える準備万端といった寂寞たるこの景色、これはこれで良いな、とても気分が落ち着く。これはこの天候のおかげといえるかもな・・・。
|
|
|
まあ、まあ、この林道の紅葉のタイミングもなんとなく掴めたし、また来年リベンジだな。
|
|
|
そして、道のピークとなる茂垣峠までやってくると、その直前にコーンが置かれていたが、そこに渡されたトラバーに付けられた貼紙の文字が反転している・・・つまり、いま通って来た区間に向けての警告か?
|
|
|
その貼紙には、この先(いま上ってきた側)に路面洗堀があるため通行はお控えください、といったことが書かれていた。でも、起点付近には通行を制限するような表示も何もなかったし、そもそもいま走った感じでは、通行に支障が出るような洗堀は無かったと思ったけどなあ。というか、さっきタクシーが下ってったじゃん??あのタクシーはこの貼紙を超えて行ったのか?まあ、この貼紙の手前を往復したのかもしれないけど・・・。
|
|
|
その峠地点には、甘楽町側の終点標識が立っていて、その支柱にはひとつの看板が立てかけられていた。
|
|
|
その看板には、この先で工事の為片側通行止めと書かれていた。でも、確かにこの先で工事の気配はあったものの、今日はたまたま休工だったのか、特に問題も無く通過することができた。まあ、片側なので、工事していても通過することはできたのだろうが。
|
|
|
そして、峠を少し超えたところで、急に路面に日差しが降り注いできた。おお、これはさっきの展望区間も日差しが期待できるのでは!?そう思って、急いであの地点まで引き返しましたよボクは!でも、残念ながら峠から向こうは相変わらず雲に覆われたままだった。もう本当に諦めて先へ進むよ・・・。
|
|
|
で、峠を越えた甘楽町側は、先ほどの雲天が嘘のように日差しに照らされていた。あんな天気だったのは本当にピンポイントで下仁田町側区間だけだったみたいだな・・・。
|
|
|
そのまま舗装路を下り、稲含高倉線の甘楽町側起点に着いた。秋の稲含高倉線はまた来年リベンジするよ(笑)。
ここから次の目的地までは約20分。このまま行けばきっと今度こそ天気は期待できるだろう。
|
|
Aへ続く。
|