@はこちら。
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稲含高倉線から20分を経て、県道46号線沿い、御荷鉾スーパー林道のダート区間の入り口までやって来た。
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さっそく走りだすが、周囲の景色を見ると、こちらでも紅葉はほぼ終わりかけのようだ。
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しかーし!見てくれ、先ほどの稲含高倉線とは比べ物にならないほどの、この明るい日差しを!これだけでもうテンションが何倍にも跳ね上がる!最高だ!
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ダートに入って程なく、山の神の丘の展望台を通過する。そうだ、ここからこのエリアの上空がどんな感じになっているか見てみよう。
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ああー、なるほど、さっき稲含山の上空を覆っていたのは、あの一体に広がっている雲か。本当にピンポイントであの上空だけだったみたいだな・・・。
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とにかく!こちらの御荷鉾はもう雲に隠される心配はなさそうだ!黄葉したカラマツも実に美しいぜ!
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晩秋の色彩に染まる林道を明るく照らす青空。この対比がたまらんですなあ・・・。
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そう、紅葉は終わっても、これからの季節はこの冬枯れた景色の中を駆け抜ける楽しみがあるのだ。
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カラマツも、やはり青空の下で見るとやはりその美しさは段違いだ。
・・・やっぱり来年は絶対に秋の稲含高倉線のリベンジをしよう(笑)。
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いつもは叶山鉱山が見えるこの場所、逆光のせいもあるのか、鉱山ははっきりと見えなかったが、淡く霞む山々がなんだか神秘的な雰囲気を醸している。
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落葉しきった白樺が青空に映える。これから来る冬の始まりをほんのりと感じながらのんびりと走っていく。
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この稜線上を延びる区間も好きでねえ。特にこんな晴れた日の爽快感は格別だよ。
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そして、この季節の林道で特に楽しみなのが、冬枯れた幹が路上にストライプの影を落とすこの情景だ。本当に美しいよねえ・・・。
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カラマツも場所によってはもうだいぶ落葉しているが、広葉樹の落ち葉と違い、雪のように音もなくはらはらと舞い落ちるカラマツの落ち葉の中を走り抜けていくのも、この季節ならではの楽しみだ。
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橙に染まるカラマツの並木も。どれを取ってもこの季節ならではの美しさに溢れている。
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やっぱり、今年の冬季閉鎖前にもういちど走りに来ようかなあ・・・。
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そして、一旦アスファルトになる区間に出ると、その外に見える一面カラマツの斜面も鮮やかに色付いていた。
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ここから見える、橙のカラマツと、地面を覆う熊笹の緑の色彩が本当に綺麗で、これを見るのもこの季節の楽しみだった。今年もまたこうして見ることができて良かった。
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再びダート区間へ。冒頭にも言ったけど、こうして青空があるだけでテンションが段違いなんだよね。本当に嬉しいぜ(笑)。
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常に稜線近くを伸びる明るい雰囲気も素晴らしいし、この蛇行する白い路面が美しくてとても癒される。
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このエリアが晴れてくれていて本当に良かった!今日来て良かったなあー。
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ダート区間を抜けて八倉峠に立ち寄ろうとしたところ、崩落地点での撮影待ちで何台かのバイクが停まっていたので一旦スルーして、このまま展望台へ向かおう。それにしても、この辺りは舗装区間沿いの景色も綺麗だなー。
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幸い、今日も思ったほどバイクがいなかったので、展望台の真ん前にBAJAを停めて撮影。遠くへ続く、淡く霞む山々の稜線を見ていると、この先はもうどこまでも山だけが続いているような錯覚を覚える。
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秋色に染まる山肌が、遠くへ行くに連れて空の色に溶け込んでいく様がとても美しい。いつまででも眺めていられる気がする・・・。
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先ほどははっきりと見えていなかった二子山と叶山鉱山も、いまはくっきりとその姿を描き出している。
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で、展望台も他に誰もいないし、今のうちにコーヒーでも飲むかと思ってお湯を沸かし始めると、下からバイクが上がってくる音が聞こえてきた。その人たちがもしここで写真とか撮ろうとすると邪魔になるかなとも思ったけど、その人たちも展望台の上でラーメンを作り始めたので、こっちもこのままのんびりさせてもらおう(笑)。
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こんなに爽快な景色を前にしていただくコーヒーが旨すぎて、いやあ、もう言うことないな。つくづくさっきの稲含高倉線の天気は何だったんだって思うわ(笑)。
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展望台を後にして、今日は塩沢峠以西には行かずに八倉峠に戻って来た。幸い今度は誰もいなかったのでいつものようにここで写真を撮っていると、ユーチューバーと思わしきマスツーのグループが来たので早々に立ち去る。
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で、今日はこのままここから八倉林道を経由して国道へ下っていく。最後にこの先で見ていきたい場所があるのだ。
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この先は延々と舗装路が続くのだが、それでもところどころで目を惹く景色に足止めされてしまう。
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こういう真っ赤なもみじって、意外と林道では見る機会が少ないんだよね。
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だいぶ国道に近いところまで下って来たところで、道沿いの沢の中に、旧道のものと思わしき橋脚が見えた。
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いつ頃まで使われていたものなんだろう、こういうのって当時の写真とかも絶対残ってないよなあ。どんな姿の橋だったのかを想像するのも楽しいけど。
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その橋脚のすぐ先に、本日最後の目的地がある。それが・・・。
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堤体の上に設置された銘板には、「橋倉川第三砂防堰堤」と記されている。完成年月は令和4年3月、今年の春に竣工したばかりだ。
ただ、この砂防堰堤は、現在のこの姿になる前にいちど見たことがあった。
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↑これは去年の5月に、この橋倉川第三砂防堰堤を撮ったものだが、その時は鋼製フレームの両側のコンクリートの堤体はまだ存在していなかった(当然、「橋倉川第三砂防堰堤」という名称もこの時点では分からなかった)。ただ、この状態でも鋼製フレームが流木を補足していた様子が見えていたので、これはこういう構造の堰堤なのかと思っていたのだが、この時点ではまだ建造中の状態だったようだ。
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銘板の接地された堤体上部は路肩と面一となっていて、そのまま歩いて行けてしまう。
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・・・恐らくそんなことを考える輩を排除するためだと思うが、堰堤上面の端には、金網の扉が設置されていた。まあ、あの先へ進んでも川面に落下するだけだし・・・。
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ちなみに、この堰堤のすぐ上流側で、斜面がこんな感じに崩れている場所があった。これがいつ起こったものかは分からないが、堰堤が完成したことで、いまここに残る倒木や岩が下流側に流されていくことは防げるだろう。
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道沿いに、河原に下りられるようになっている場所があったのでちょっと行ってみよう。
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堰堤を真正面に望む。おお、両サイドのいかついコンクリート堤体に囲まれたスリットダム、かっこよすぎる・・・。
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写真だと対比物がないのでスケール感が分かりづらいかもしれないが、結構デカいんスよこれ。
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この質実剛健といった鋼製フレーム、かっこいいねぇ〜!
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おお、遠目には気づかなかったが、横方向に延びるフレームはこんな隙間があったのか。なるほど、複数のパーツを組み合わせで構成されているからこういう感じになっているんだな。
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堤体から続くコンlクリートブロックの法面もしっかりと組まれ、たとえ台風などで濁流が来ても、この上にある道路はしっかりと守ってくれるであろうことが伝わってくる。
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谷合にひっそりと佇む鋼製スリットダム。万が一の災害時にも被害を最小限に留めてくれるだろう。いやあ、良いものが見れた。
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さあ、暗くなる前に帰るか。最初に走った稲含高倉線では生憎の雲に覆われ残念な感じだったけど、御荷鉾では最高の天気に恵まれて、最後にはこんなカッコイイ砂防堰堤も間近に見ることができて結果オーライだったな。
御荷鉾スーパー林道ももうすぐ冬季閉鎖になるけど、冬枯れた景色を見るために、閉鎖前にもういちど御荷鉾に来てみようかな。
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