2023年 御荷鉾スーパー林道シーズンイン!
2023/04/20-A 群馬県藤岡市〜下仁田町・御荷鉾スーパー林道 〜 藤岡市・林道東御荷鉾線
 
@はこちら。
 
 久しぶりの一番のタンメンと餃子に満足して店を出た。腹ごなしがてら、少し周辺を歩いてみよう。
 
 この一角、好きなんだよなあ。
 
 大好きなこの看板も現存を確認出来て良かった!
 それじゃあそろそろ御荷鉾へ引き返そう。
 
 塩ノ沢峠から展望台へと向かう舗装区間は、すでに柔らかな緑が芽吹き始めていた。ダート区間も、あとひと月もすれば鮮やかな緑に包まれるだろうな。
 
天空のロングダート!
 
 ・・・っぽさを出しているけど、実は舗装路から分岐する作業道の入り口に停めただけ(笑)。
 
 この舗装区間は、ダート区間以上に見晴らしの良い場所が多く、走りながらもついつい目を奪われてしまう。
 
 ここでも山の斜面に斑に咲くヤマザクラが、慎ましい美しさを見せていた。この季節の僅かな期間だけ見られる味わい深い景色だ。
 その中に、この先に続く道のガードレールが薄っすらと見えているのも推しポイントだ!
 
 再び展望台に立ち寄り。この時も、俺のほかにはそろそろ立ち去ろうとしているバイクが1台いただけだったので、展望台の上でコーヒーを飲もうと思ってお湯を沸かし始めると、その後から徐々にバイクが何台かやってきて、あからさまに撮影待ちのオーラを出している人もいて、そのプレッシャーに負けてせっかく淹れたコーヒーをゴクゴクと飲み干して早々に店仕舞い(笑)。ここはもうゆっくりと飯ができる場所ではない感じだなー。
 
 この後は管理棟側ダート区間を引き返して、次の目的地へ向かおう。
 
 いまはダイレクトに日光を浴びるこの道も、あとほんのひと月ほどで、眩しい木漏れ日の落ちる道へと様変わりするだろう。
 
 道沿いでは何箇所か桜の残っている場所があった。御荷鉾はツツジが咲いている頃かと思っていたけど、今日はまだちょっと早かったようだ。
 
 ここは午前中にも写真を撮ったけど、傾きだした日差しに照らされると、それだけでだいぶ印象が変わるな。
 
 というわけで県道46号線まで戻ってきた。2023年初御荷鉾、楽しませてもらったよ!西側ダート区間はまた新緑の時期にでも走りに行くとしよう。
 この後は東に移動して、もう1本林道を走って行こう。
 
 続いてやって来たのは林道東御荷鉾線。ここは前回2019年に来た時に、法面の崩落した土砂で道が寸断されていて通り抜けが出来なかった。去年、その場所が復旧されたとの情報を目にしていたので、その地点を確認しつつ、久しぶりにここを通り抜けて帰るとしよう。
 
 終点から入ると、麓の起点に抜けるまでひたすら下り勾配となる。路面はときおり洗堀も現れるので、特に下りで走る場合は気を付けたほうがいいかも。
 
 この冬に崩れたものだろうか、ところどころで斜面から崩れた土砂が路上に迫り出していたが、バイクで通る分には何も問題のないレベルのものだし、この程度ではとくに規制をかけないのが群馬の林道の良いところだ(笑)。
 
 路肩の心許ない箇所もあるが、こちらも特に通行の障害となるものではない。
 
 御荷鉾では木々の芽吹きはまだまだだったけど、少し標高を落としたこの東御荷鉾線では、少しずつ緑が広がり始めていた。
 
 それはそうと、東御荷鉾線といえばやっぱりこれだよね!少数第二位まで表記された勾配標識!
 
 もう少しキツめな勾配もご用意してございます(笑)。
 
 そして、いよいよ崩落が復旧された地点に来た。
 
 前回来た時は、法面から崩れ落ちた吹付コンクリートの瓦礫が路上に堆積し、徒歩でも通り抜けが難しそうな状態だったが、そんな状態を微塵も感じさせないほど綺麗に復旧している。改めて以前の写真と比較すると、土砂が堆積してた部分から少し外側に道をずらしたようにも見える。ひとつ上の写真に写るガードレールも、以前は直線的に伸びていたのが、谷側にカーブしているのが分かる。
 
 そうそう、あの時はここに堆積していた瓦礫の上に乗って、この先を見下ろしたっけなあ。道が結構な勾配で下っているので、瓦礫の上から路上との間が結構な落差があったんだよな。とにかくこうして再び通り抜けができるようになったのは嬉しい限りだ。
 
 その地点を過ぎると、単調な杉林の区間となり、あとはほぼ写真を撮ることもなく下って行った。
 
 道が一旦アスファルトに切替わる地点(この後右少しだけダートが続く)で、道の脇に青い林道標識が立っていた。
 
 標識には林道東御荷鉾線と書かれていたが、その「東御荷鉾」の文字は、「御荷鉾」という文字の上に上書きされているのが分かる。かつてここは「林道御荷鉾線」だったのか・・・。
 この後、残りほんの僅かなダート区間を経て、起点まで至る舗装区間に入るが、その先で谷側に視界の開けた地点が現れた。
 
 おお!これは凄い!以前ここを通り抜けたときには、こんな景色は記憶になかったので、最近になって伐採されて見晴らしが良くなったのだろう。
 
 うーん、これは良いなあ!ここでキャンプとかしてみたいなあ。夕日が谷側に沈んでいくので、ご来光は山の影になっちゃいそうだけど。
 ともかく、今日の最後にこんな見晴らしのよい景色が見られて嬉しかったな。
 
 そんな地点を過ぎて、東御荷鉾線の起点まで下ってきた。一応ここは林道の起点になっているのだが・・・。
 
 ここに架かる橋の親柱には、「縣道會場鬼石線」と書かれているんだよね。かなり古そうな橋だけど、この道は以前は県道だったけど、その後林道に降格したとかなのかな?
 
 そしてダメ押しはこれ!
 
 
会場鬼石線 この道路は通り抜けできません
 
 
 ってか、たったいま通り抜けて来ましたけど!?「会場鬼石線」ってさっきの橋の親柱に書かれていた路線名だけど、こちらの看板はそれなりに新しいものに見えるし、その「会場鬼石線」が、県道時代は通り抜けができなかったのが、最近になって現在の林道東御荷鉾線になり、通り抜けができるようになった、ということなのだろうか?以前も思ったけど、だれかこの道の経緯に詳しい人いないかしら・・・。
 
 まあ、それはそれ。2023年一発目の御荷鉾スーパー林道に、久々の一番のタンメンと餃子、再び通り抜けができるようになった林道東御荷鉾線と、目いっぱい堪能した1日だった。御荷鉾へはまた新緑が鮮やかになった頃にでも走りに来よう。今年もよろしくな、御荷鉾!