初の真夏の川俣桧枝岐へ!
2023/07/23-@ 栃木県日光市〜福島県南会津郡檜枝岐村・川俣桧枝岐林道
 
 今日は7月23日の日曜日。前日にはついに関東甲信越でも梅雨明けが発表されたばかり。いよいよ夏だ!今年はその前から真夏のような暑さの日が続いてはいたけど、やっぱり梅雨明け宣言が出ると本当に夏になったんだって、気分も上るよね。
 で、せっかく湯自摸明けたならさっそく林道へ行こう!今日の目的地は川俣桧枝岐林道だ!実は川俣桧枝岐林道は、これまで何度か訪れているものの、真夏のこの季節に訪れるのは初めてだ。いままで見たことのない川俣桧枝岐の景色を堪能してこよう。
 
 今日は自宅を出るときだけは晴れていたものの、高速に乗ったあたりから空模様が怪しくなりだし、ずっと曇り空の下を走ることになってしまった。おかげで全く暑さを感じることなく走ってこれたこと”だけ”は良かったが・・・。さらには日光宇都宮道路を降りて霧降高原道路に入ると、路面はついさっきまで雨でも降っていたのかというくらい、路面がびっしょりと濡れていた。そして進むにつれて辺りは霧に包まれだして、よりにもよって俺が来る日にこんな天気なのかよ・・・と、この時点で大分テンションも下がっていたのだが、霧降高原道路のピークに近づいたころ、突然霧が晴れて爽快な青空に包まれた。
 
 写真は、登山口のパーキングで撮った一枚。見渡す一面に雲海が広がっている。そうか、さっきまでこの雲海の中を走っていたのか。
 
  そこからさらに進んだ展望台からも、見事なまでの雲海が広がっていたので思わず立ち寄り。
 
 そりゃあ、あの雲の中を走ってたんだから天気も悪いわけだよなあ(笑)。それにしても素晴らしい眺めだ!さっきまでの陰鬱とした気分はどこへやら、だ(笑)。
 
 ここは霧降高原道路に来ると毎回写真を撮る場所。ここから見る景色も空はすっかり晴れ渡っているが、右手にさっきの雲海の名残が見切れている(笑)。ここから先はもう天気が崩れなければいいなあ。
 
 霧降高原道路を抜けて、そのまま一気に川俣桧枝岐林道までやってきた。ここへ訪れるのは去年の秋以来だが、こんなに短いスパンでここで来るのは初めてのことだ。しかも、前述のとおり夏にここを走るのも初めてとなる。
 
 ここ数年は毎年台風も狂暴化していて、うっかりすると走らないまま台風被害で通行止めなんてこともままあるし、これだけ長大な林道だと仮に通行止めにでもなると、次俣走れるのがいつになるか分からない、なんてことも起こりかねないので、走れるうちに走っておかないとな。
 
 この橋の上からのこの眺めも毎回写真に撮っているが、あの前方の山はこれまでは紅葉に染まった姿しか見たことがなかった。力強い夏の緑に包まれたこの景色も美しいねえ。
 
 道の周囲を覆い尽くす木々からは、眩しい木漏れ日が降り注ぐ。いやあ、これだよ!これぞ夏!って感じでテンション上がるねえー。
 
 それにしても、馬坂分岐までのこの区間はいつ来ても水溜まりだらけだなあ。バイクもブーツも初っ端から泥だらけですけどー。
 
 まあそんなことは、この夏の森の美しさに比べたら些細なことだけどね!
 
 川俣大橋から13kmほどの道のりを経て馬坂分岐に島着。ここからさらに馬坂峠を目指して進んでいく。
 
 そこから程なくして現れるのがこの場所。
 
 砂防ダムによって堰き止められてできた湖の水面から突き出す立ち枯れた木々。夏の緑の中で見るこの光景もなかなか良いもんだ。
 
 その上流側の川岸に下りて、反対側からも。やっぱりここは川俣桧枝岐に来たら押さえておかないとね。
 
 さあ、どんどん先へ進んでいこう。
 
 それにしても、峠方面の空が雲に覆われだしてるのが気になるな。一応、出発前に見て来た天気予報では、昼頃までは問題なさそうではあったんだけどな。この先で天気が崩れなければいいけど・・・。
 
 お、ここちょっと好きな雰囲気だな。やっぱりいつも見ていた秋の景色とちがう色合いで見ると、何度も走った林道でも新鮮な気持ちになれるな。
 
 この辺りは斜面の上から砂が崩れ落ちてきていたようだけど、乗用車でも通れるくらいに綺麗に土砂を除けられていた。峠に登山口がある為だとも思うけど、きちんと整備してくれることは有難い限りだ。
 
 峠に近づくにつれ、徐々に上空の雲が増えて、周囲が翳ることが多くなってきた。うーん、できればこの先は好転してほしいものだが・・・。
 
 峠まであとほんの少しの保安林管理道の看板の場所までやってきた。ここでちょうど雲の切れ間から陽が差したので一枚撮ったけど、すぐにこの日差しは隠されてしまった。
 
 そこから程なく馬坂峠に到着したものの、ご覧の通りの生憎の空模様になってしまったので、トイレだけ借りてすぐに通過してしまった。
 
 今日はこの川俣桧枝岐を抜けたら、あと少し北上して次の林道へ向かうつもりなんだけど、この峠周辺の天気で、ちょっとどうしようか考え始めてる。これ以上天気が悪くなるようなら次の林道へ向かうのはやめてここを往復に変更するかも・・・。
 
 それでも、時折雲の切れ間からはこうして陽が差すこともあるので、そのタイミングを見計らってちょいちょい写真を撮りながら進んでいる。
 
 そういう写真ばかり並べているから、ずっと青空の下を走っているかのように見えるかもしれないけど(笑)。
 どちらにしろ、そろそろメシにしておくか。っこを下ったらいつもの河原に立ち寄ろう。
 
 その河原のところまでやってきて、路肩にBAJAを停めていると、周囲には、じっとしているとこうしてこちらの身体にも平気で止まってくるくらいにかなりの数のトンボが飛び交っていた。
 
 さあ、メシだ!やっぱり川俣桧枝岐に来たらここなんだよなー。
 
 写真ではわからないかもだけど、この川沿いもトンボだらけで、周囲に転がる岩の表面にも無数のトンボがびっしりと止まっていた。まあ、トンボは嫌じゃないので気にせずメシにできたけど、これがアブやブヨだったらここに下りるのを断念してたな。
 
 うーん、最高だ。川の流れってずっと眺めていられるなあ。
 
 そんなランチタイムを過ごしていたら、空から強い日差しが降り注いできた!おお!これはいけるか!そう思ったらいてもたってもいられず、急いで後片付けをして先へと進むことにした。
 
 トンボ多いなー(笑)。おまえも一緒に行くかい?
 
 いつもの堰堤前。次はここでメシにするのもいいかもなー。
 
 やっぱり同じ林道を走るにしても、日差しがあるのとないのじゃテンションも段違いだぜ!
 
 そしてこちら側の銘板の前で記念撮影をして川俣桧枝岐林道を通り抜けた。
 
 この天気ならきっと大丈夫だ、このまま次の林道へ向かおう!行くぞ、林道七ヶ岳線へ!
 
Aへ続く。